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【世界遺産】抜群の滞在しやすさ。のんびりすごしたいニンビン

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タムコックのチャンアンは一気に回れる。宿泊はタムコックが便利

ニンビン駅は北のチャンアン、南のタムコックのちょうど中央に位置しています。見どころが多いのはチャンアン、簡単なホテルが多く滞在し易いのはタムコックでしょう。
私たちはタムコックの湖周辺のホテルに宿泊したので、ニンビン駅からまずはホテルへ向かい荷物を預かってもらいました。
滞在したGolden Rice。スタッフも英語が流暢でとても丁寧でよいところでした。

ニンビンをざっと説明

ニンビンの情報が少ないので、軽くまとめておきます。
ニンビンに来たら見どころ大きく2つ。いずれもボートツアーで景観を楽しめる「チャンアン」「タムコック」です。この2つの距離はは車で15分ほど。チャンアンから北に行ったところにベトナム王朝の史跡「ホアルー遺跡」、さらに西へ行くと「バイディン寺」があります。
チャンアンとタムコックの間には山頂の龍や蓮の花が有名な「ムア洞窟」があります。
タムコックは特に欧米人(というか白人)が非常に多く、のんびりと自然を楽しみながら滞在するスタイルが多そうです。
ロッジのようなホテルもたくさん建設中でした。これからも発展していきそうな町です。

二人乗りバイクで自分で巡る

ホテルで原付バイクをレンタルしてくれます。2人だと、1台のバイクを二人乗りすることになります。
わたしは免許は持っているものの、バイクには乗ったことがなく、後ろに乗るのも初めて・・・最初は緊張してガチガチに固まっていましたが、2日間乗り回すと慣れました。ドライバーさんを頼んでのツアーやタクシーもありますが、ハノイと比較してニンビンは交通量も少なく運転もし安いので、免許がある&乗れる人にはぜひバイクをレンタルして各自で移動するのがおすすめです。

まずは、一番遠い見どころの「バイディン寺」を目指します。
バイクでゆっくり1時間弱くらいで到着です。
ここは良く知らずに訪れたのですが、かなり大規模な複合施設で、10世紀に建設された寺院を礎に、拡大・再建をしてテーマパークのようになっています。
見晴らしのいい近代的な寺もあるので、歴史を楽しむというよりは、アミューズメント的な楽しみ方をするといいと思います。
数年後更に発展していそうなので、ぜひ行ってみた方はレポートして欲しいです。笑

映え写真スポットにもなりそう


次に訪れたのがホアルー遺跡。
こちらも10世紀の都があった遺跡ですが、バイディンと対象的に、行ってしまえば地味なタイプ。この時代に使われていたのは中国語なので、なんとなく書いてあることがわかったり、分からなかったり・・・
広く気持ちのいい場所ではあるので、バイクの休憩にも訪れていいとおもいます。

ホアルー遺跡の前のレストランで食べた、山羊肉フライドヌードル。
そんなにクセはなく、青菜たっぷり。枝豆醤油が味変になって美味しい。

チャンアンボートツアーの予定が・・・

チャンアンのボートツアーはニンビンの目玉の一つです。
施設自体は新しくきれいです。
カウンターの方は英語もできますし、事前予約なども必要ありません。夏場は並ぶということですが、1月は待機の列はありませんでした。
チケットを購入し、にぎやかな音楽と映像が流れる中をボート乗り場まで進みます。
が・・・このタイミングで雨が降り出してしまいました。
結果的にこの雨は1時間程度で止んだのですが、このチャンアンのツアーは3時間ほどかかるのです。雨に濡れて寒い思いをして3時間ボートに乗るのはつらいな・・・ということで、作戦変更。タムコックへ戻ることにしました。
入場料は払い戻しできるが、5%か15%手数料を取られるとのことでした。
が、結局全額返金してくれました。間違えたのかな?ラッキーです。

チャンアンで流れている映像の撮影地はバイディン。

タムコックのボートツアー!

代わりにタムコック湖のボートツアーに乗ることに。
こちらはホテルが並ぶ眼の前にボート乗り場があり、所要時間は約1時間。
2人乗りボートを小柄なおばちゃんが漕ぎ続けてくれます。時には足を使って・・・腹筋バキバキだろうなあ。
この頃には陽も差し、霞がかかった渓谷の景色を楽しめます。
曇っていたのも雰囲気があってよかった!水墨画の世界です。

屈強なおばちゃん。

夜の過ごし方

タムコックは湖の手前のメインの通りにお店がまとまっていくつか並んでいます。
アヒルがぐるぐる回っているこちらのお店に。脂も程よく乗って皮もぱりぱり。美味しかったです。(なんで北京ダックは肉を食べないんだろう)
ベトナム伝統のエッグコーヒーもトライ。
甘い。甘いプリンにちょっとコーヒーがかかっているような感じです。味としては日本人にも受けそうなので、数年後にエッグコーヒーが原宿で流行ることを予言しておきます。

アヒル。甘辛いタレにつけて。
エッグコーヒー。あんまい!!

マッサージ店はハノイより金額も安くサービスが良い気がします。スイカやお菓子も出してくれ、お土産にマッサージオイルもくれました。連泊が多いから連日来てもらうための工夫でしょうね。

滞在者に合わせて、夜までやっているスポーツバーやクラフトビールバー風のお店が多くあります。
シーシャを出しているお店も。そこそこ美味しかったそうです。

2日目はチャンアンとムアへ。

本日の目玉はチャンアン。
昨日下見ができていたおかげで乗り場までスムーズに進みます。
3つルートがあるのですが良く分からず、「一番ポピュラーなので」と伝えたところ、2番ルートになりました。
洞窟や寺院の立ち寄りスポットも適宜あり、楽しかったです。

タムコックが小さな山間を進むイメージなら、チャンアンさらに雄大な自然を感じます。風景は似ていますが、さらに山の中に入ったような印象。
途中で洞窟をくぐったり、寺院を訪れたりします。
うろ覚えなのですが、このあたりで祀られているのは、国を守った英雄。

庭の前には水仙の景色があることは分かる

ちょっと面白かったのが、多くの寺院は中国語(漢字)なのですが、ベトナム文字の寺院があったこと。新しい時代のものはこういった形になるのですね。


ムアへの入り口前、パーキングと書いてあり、バイクや自転車を呼び止める人がたくさんいますが、これはひっかけ!!
ムア洞窟の施設の中に実際の駐車スペースがあるので、門をくぐるまでそのまま突っ切ってしまいましょう。私達はさすがに駐車場っぽかった門の手前に留めたのですが、4倍くらいの値段でした。物価が安いとはいえ悔しい・!

ムアは花の時期は蓮の花がきれいなことでも有名ですが、残念ながらこの時は咲いていませんでした。
山頂までは20分ほどで登れます。暑い時期は大変だろうな・・・この時期でも半袖でしっかり汗をかきました。
途中で左右にルートが分かれるところがありますが、左が山頂・龍の像がある方です。

タムコックから漕いでくるボートが見える

山頂は龍と写真を撮ろうとする人で混み合っています。
景色は抜群。ひたすら続く山と川、昨日乗ったタムコックのボートが見えます。

山の麓にある洞窟が本来のここの由来でもあるはずですが、山散策がメインになっている観光地ですね。

寝台車は快適

この日はニンビンからハノイへの最終便、16時台の電車を予約していました。行きはソフトシートという席でしたが、今回は6名の寝台コンパートメントしか空いておらずだったのですが、ちょうどよく貸し切り。
仮眠したりのんびりと過ごすことができました。
途中で何度も売り子のおばちゃんが勝手にドアを開けて売り込んでくるのは苦笑いでしたが・・・
窓の外の風景を見ていると、ここはどんな町で、ここで暮らす人はどんな人たちなんだろうと想像します。どんなご飯をたべて、仕事は何をしているのかなとか。旅行だと電車の旅も楽しいですね。乗りてっちゃんの気持ちがちょっとだけ分かるきがする。

ハノイに帰った後、美味しい晩ごはんを食べ、にぎやかな町を散策して夜まで楽しんだのだけれど、キリがいいのでここまで。
ニンビンは本当におすすめ。また行きたいなあ・・・


golden rice 二人で1泊4300円ほど。