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2024年第100回箱根駅伝青山学院大学優勝と原監督&エリックの共感

2024年の箱根駅伝、青山学院大学が2年ぶり7回目の総合優勝を見事に果たしました。往路は、青山学院大学が2区では私の所属する地球社会共生学の黒田朝日さんが区間新記録をマークするなど、各区で好走し、1時間06分13秒でトップに立ちました。復路では、青山学院大学が各区でさらにリードを広げ、10時間41分25秒の大会新記録でフィニッシュ。今大会は、箱根駅伝100回目の記念大会として開催され、多くの観客が沿道で応援しました。また、テレビの平均視聴率は、往路が15.7%、復路が17.5%と、過去最高を記録しています。

青山学院大学は7回目の総合優勝を果たしましたが、この快挙の立役者として原監督の采配が大きく貢献したことは間違いありません。原監督は選手のメンタル面にも細心の注意を払い、レース前には「準優勝でいいよ」と冗談を言って選手の緊張をほぐすなど、チームの一体感を高める工夫もしたそうです。まさに青合山学院が目指すリーダーシップを実践しています。

実は原監督は私が学部長としてリードする青山学院大学地球社会共生学部の教授としても教鞭を振るっており、教授就任の2019年の同期で、しかも同じ1967年3月生まれです。原監督はアスリート、私はミュージシャン出身と全く違うキャリアを歩み、この地球社会共生学部で出会いました。青山学院大学を愛する同志であり、同世代の馬鹿話をする友人でもあります。全く違うキャリアでありながら、共感することが多いことにはいつも驚かされています。また、私も外資系コンサルティング会社で役員としてリーダーシップの経験がありますが、原監督のリーダーシップ、チームのモチベーション管理から目標を達成するマネジメント手法にはいつも勉強させてもらっています。

私自身、青山学院大学の出身ですが、私の学生時代には駅伝に青学が存在感を示すことは全くなく、いつも父親がTVで箱根駅伝を観ているのを冷めた目で見ていたことを覚えています。原監督は、2010年に青山学院大学の監督に就任して以来、チームを7度の総合優勝に導いてきた事実は、学生時代を思い出すと信じられない光景です。

私が特に原監督にリーダシップ、マネジメント面で尊敬している点は、まず、彼は選手の能力を最大限に引き出す手腕で、エース選手だけでなく2、3番手以下も結集させ、総合優勝を果たしています。この成功には、選手の特徴や体調を考慮し、柔軟に展開に合わせた起用が寄与していると言えるでしょう。原監督はまた、選手のモチベーションを向上させる采配も行い、選手のメンタルケアにも重点を置いています。具体的には、コミュニケーションを強化し、目標共有や悩み解決に取り組み、チーム一体感を高めています。最後に、選手の自主性を尊重し、トレーニングや食事メニューにおいても選手の意見を尊重しています。これらの特徴が原監督の采配の成功を支え、青学大学の戦績向上に寄与しています。

原監督の素晴らしい采配は、スポーツを超えて、ビジネス、そして大学での私のリーダーシップに大きな影響を与えており、”共感”という感情的なつながりを強く感じています。原監督との出会いが自分自身の成長につながっていることを実感しており、私たち2人の出逢いに感謝しています。2024年は青山学院大学150周年、そして地球社会共生学部10周年になります。この記念すべき年に原監督率いるチームが100回目の箱根駅伝を制したことの意味は途轍もなく大きい、そう感じた2024年の幕開けでした。

Peace out,

Eric

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