『本当の仕事ワークショップ』に参加して、現在地の解像度がUPしたお話

コロナ禍で出会いに対してのハードルがグッと下がった。
実は、もともとひとみしりで、多くの人が集まる場での初対面の挨拶があまり得意ではなかった。でも、オンラインのそれは比較的抵抗がないことに気づき(一番は、声が小さいというネックをマイクが解消してくれるからだと思っている)誘われたらまずは乗ってみるようになった。

オンラインで繋がるのは、簡単だ。とっても早い。しかも、誰かの紹介は、さらにスムーズ。「松岡さんと話があいそう」という理由で紹介してもらえることが増えた。とてもとてもありがたい、一方で断り下手が悪化していて、真っ黒に埋まるカレンダーを苦しく思う日もある。正直にいうと。
前置きが長くなってしまったけれど、そんな風に紹介で知り合ったのせよしこさんからのお誘いで、「どんな仕事をするか?」ではなく「なぜ仕事をするのか?」にスポットライトをあてる『本当の仕事ワークショップ』に参加させてもらうことになった。

『本当の仕事ワークショップ』とは?

天職創造にとって必要な気づきーー自分の価値観を知り、もろもろの鎧を外して、「本当はどうしたいか?」に向き合うことができるワークショップだ。一人で黙々と向き合うのではなく、チームで行うのもポイント。
榎本英剛さんの『天職創造セミナー』と『トレーニング』を受けた人が『本当の仕事ワークショップ』として展開できるようで、今回の主催者・よしこさん自身も、東京で16年働いて感じた、苦しみ、不安、「好きなことをやっているのに、これじゃない感」から上海で榎本英剛さんの「天職創造セミナー」を受けたことをきっかけにしているそう。

私は、申し込み用のPeatixを見ても、よしこさんのお話を聞いても、どんなワークショップになるのかイメージがつかないまま(ごめんなさい)、とりあえず参加することを決めて当日を迎えた。

穏やかな空気が流れる心理的安全性の高い空間

土曜日の朝、初めてのワークショップがスタートした。
参加したのは合計7名。20〜40代のたまたま出会った男女の顔が、Zoomの一覧に並ぶ。
私は前述の通り、オンラインでの交流会やセミナーに比較的多く参加している。それは業務に関わることもあれば、個人的な興味で参加することもある。自己紹介は大体空気が硬く、3人程度のブレイクアウトセッションなどを挟まないと、ずっと硬いままのこともある。
それが、今回のワークショップは不思議と、はじめから穏やかな空気が流れていた。
理由の一つはよしこさんが掲げてくれた約束にあると思うけれど、それでも初対面とは思えない、柔らかい雰囲気だった。

お約束
セルフケア
正解も不正解もないことにYes->フラットな視点
すぐに解決しようとしないでOK
違和感は宝物。モヤモヤは脱皮のはじまり
この場で出たことはこの場から持ち出さない

不思議と「きっとどんな話をしても大丈夫」「誰も否定してこないだろう」そういう風に思え、するすると言葉が出て、お互いの話を聴くこともできた。


純粋意欲を引き出し、存在意義の仮説を立てる

フラットな空間を作ってもらえると、考えも自ずとフラットになるのだと思う。
「メガネ」の話、「大嘘つき大会」、「ゴシップゲーム」、「ハイ・ローを振り返るワーク」を経て、「私は〜したい」「私は〜するのが好きだ」と言い表される純粋意欲を書き出していった。

「何が好きか?」物、場所、活動、状態それぞれを書き出してみるーーこうした単純な想いや気持ちを書き出すことって、いままでなかった。

書き上げた文字列を見て、意外と「好き」に囲まれて(選んで)生きているのだなあと感じ、なんだか嬉しくなった。自分を肯定するのは、自分を正確に捉えられた時なのかもしれない。

これらのワークも、一人で考え、作業したのち、シェアする時間があるのがありがたかった。さらに、メンバーから感想をもらえるのも、気づきが多く嬉しかった。

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#私の純粋意欲と存在意義の仮説

よしこさんが、「純粋意欲はたくさんの星、そしてそれらを繋げ星座のように意味づけしていくのが存在意義」と話していて、綺麗な例えでいいなあと思った。一方で、私の純粋意欲と存在意義には、そういう関係性が築けず、無理やり繕っているように感じる。

この後、天職創造ポートフォリオをつくるワークに移っていったのだけれど、私は未着手のまま。言い訳はあまりしたくないが、今目の前の仕事にいっぱいいっぱいになるタイミングと重なってしまったからだ。

鎧はまだ被ったまま、現在地を見つめる

ワークショップ参加は4日のうち2日と中途半端なものになってしまった。せっかくの機会をいただいたのに、ごめんなさい。
私は、手に入りそうな選択肢からしか、決断をしていなかったなという気づきにもなった。でも、その状態から「抜け出す」まで至らなかった。(「抜け出す」選択が正しいかどうかの検証もできなかった)それでも、天職創造こそ至らなかったものの、現在地をより客観的に、解像度高く知ることができたのは、とってもよかった。

私は2回転職しているが、「とりあえず決めること」を優先して、あまり深く自分と向き合ってこなかった。それがなんだか自分に染み付いてしまっていて、普段の仕事でも「心をかけない」ことが多い。いろいろやっているけれど、こだわりがないし、強い想いがない。
資本主義社会で生き抜くための抗体みたいなものをなくして行かないと、こうした機会がいくらあっても、変われないような気さえする。次、何かを選択をする場合は、こうした立ち止まって考える・ありのままを受け入れる時間を持ちたいと思う。

仕事に迷われている方、心をなくしかけている方は、ぜひ私みたいになる前に、「本当の仕事ワークショップ」に参加することをおすすめしたい。


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