5年に1度の国際芸術祭ドクメンタのアテネ会場を見てきました。いくつか作品を紹介します。史跡展示は、普段足を踏み入れない場所に興味を持つことができた、というのが一つのゴールだと思いたい。汗だくで辿り着いた先の展示が、今回もまた囁き声でした。

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documenta 14
Athens

Venue Number [34]　｜　First Cemetery of Athens
Artist　｜　Pope.L
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紀元前4世紀からの歴史を持つオリンピックスタジアムにもdocumenta14の作品が展示されていました。First Cemetery of Athensから歩いて行ける距離だったのでPope.Lの作品の余韻を引きずりなら向かいました。近いとはいえ日中、汗ばむ陽気です。途中の売店で購入したお水を飲みながら、細い道を下り、大通りに出て少し歩き、観光バスがたくさん押し寄せる駐車場にやってきました。入場料を払って、いざスタジアムへ。

その広さに圧倒されます。

馬蹄型のスタジアムになったのはハドリアヌス帝（ローマ時代）の頃。それまではまた違った形をしていました。1896年の最初の近代オリンピック時にも改築されましたが、ローマ式のデザインは変わらず使われることになりました。

スタジアム内、競技場スペースへ自由に入ることができます。暑い中ではありましたが、何人かジョギングをしたり、（おそらく観光客でしょう）本気の競争をしている集団も見られます。観客席の最上段にのぼって休憩している人たちも見られます。

さて展示はスタジアム奥の入り口を抜けた先にあるオリンピック委員会のスペースにありました。第1回目から現在までのオリンピックで使われた聖火や広告ポスターなどが展示されています。

ここで展示されている作品もまた、なんとPope.Lでした。事前に調べていけよ、と言われそうですが。暑い中、スタジアムを縦断し、やっとたどり着いた先の囁き声。なかなか趣のある経験です。もちろんギリシャ語（だったと思います）なので内容を知ることは叶いませんでしたが…。

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