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『実直』

かれこれ12年…になるのか?心の中で「ボス」と呼び、ストーカーよろしく付き纏っているぼくのダンスの師匠、星原泉さん。
泉さんのもと、新しいチームが生まれました。
その名も『E.honest』。
泉さんが指導されていた特別支援学校永福学園の卒業生たちによるパフォーマンスチームです。


わたしは昨年の発表会で初めて彼らのパフォーマンスを観たのですが
その熱量に、ただただ圧倒されてしまいました。
踊ることが、表現することが大好き!ほんとうに楽しい!という、まっすぐな想いが全身から溢れていて。
言葉のないダンスの中でそれぞれの性格まで見えてくるようで、質の高い芝居を観た心地になり
端的に申し上げて大感動したのです。ファンになっちゃった。


で。
お芝居やダンスのパフォーマンス公演をすることを目標に活動しているこのチームに、
お手伝い?スタッフ?として、参加することになりました!
ブルタク座長青田さんも、演技講師・公演の作演として加わってくれることに。
青田さんも発表会で彼らの姿を観て、興奮気味に感想を語ってくれていたのです。
「小劇場俳優みんな観た方がいいよ…!」とまで言っておられ、熱いな!とちょっと笑いつつ、いやでも強ち間違ってないよな。などと思ったことを覚えている。
そんなわけで、今回みんなとの創作を快く引き受けてくださり。
有り難い限りです。


先日、はじめてみんなのダンスレッスンの見学に行ってきました。
同じく泉さんのもとで一緒に踊っている、ぼくの心のお姉ちゃんみつるん様も参加。
みつるんは自分も踊る気満々で準備してきてて、きゅんでした。あたくしもちゃっかり私服のままストレッチに紛れてみたり。
劇団の公演なんかで20代の方とご一緒することもあるけれど、
こんなにたくさんの若い人と触れ合うのもなかなかない機会で、途中から微妙に緊張してしまった。


この日はなんと
我々見学者のためにと練習してくれていたウェルカムダンスも披露してくれました!
地を踏み締め天に向かって腕を伸ばし、懸命に舞うみんなは、とても格好良かった。
ひとりひとりにスポットライトが当たっているよう、というか、それぞれが発光しているような輝きを感じて。
贅沢な瞬間でした。
終わったあとの「緊張したー!」というジタバタとのギャップも愛しかったよ。


メンバーのひとりが集合写真撮りたいです、と言ってくれて

思い出の写真が出来ました。
みんないい顔。
お菓子くれたり話しかけてくれたり、
人見知りのわたしも思わず心がほぐれてしまった!
ありがとうございました。


障害とか関係なく
やりたいこと、好きなことに全力で取り組むことは尊いことだし
そういう場に身を置けることは、しあわせだと思う。
みんな「上手くなりたい」という気持ちを持っていて、それが素直に身体に表れているところが素敵。
「上手くなりたい」と「上手く見られたい」はまったく違うもので、
わたしは後者の感覚を捨てきれていないのではないかと常に疑っているのですが
彼らと共に過ごすことで、わたし自身も変化のきっかけが掴めたら、という期待もある。
みんなから教えてもらえることがきっとたくさんあると、実感した日になりました。
わたしにないものを持つ人たちに、わたしが出来るサポートをして、チームの一員になりたいなあ。


人と人が関わることだし、壁にぶつかることは多々あるだろうと思う。
ひとつ公演をつくりあげるってほんとに大変なことだし。
だけど、実際に会ってお話しして、みんなのことが好きになったので。あとやっぱり、ボスが大好きなので♡
一歩ずつ前へ、ちょっとずつ大きく。
成長していって、そして、ステージへ。
わたしも同じ目標を持たせてもらいたいなと。思いました。
まずはみんなと仲良くなりたい!
次はちゃんと稽古着持って行って参加するー。
皆様に彼らのパフォーマンスを観ていただけるように、たのしく元気にがんばります。
E.honestの皆さん、これからどうぞよろしくお願いいたします。
実直な彼らの挑戦を、是非、応援してください*

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