6月にNetflixで公開された福島第一原発事故をテーマにしたドラマ『THE DAYS』を観終えた。

何なんだろう、この気持ちは。

怒りでも感謝でもない。

ただただ、【目を逸らしてはいけない】というある種使命感のような気持ちだけで観ていた気がする。

私は震災当時は19歳だったから、真にこの事故のことを理解出来ていなかったけれど、31歳にしてようやくこの問題と対峙したような気がした。
今は母であり、仕事上責任ある立場でもあるから、『このことをどんな風に子どもたちに伝えていこう？』『自分がこの人の立場だったら？』と自分に問い続けながら観た。

その答えはまだ出てこない。

きっと、これは長い時間かけて言葉になっていくのかもしれない。

私のように原発事故を専門用語で理解できない人にも是非オススメしたい。
なぜかと言うと、このドラマではそれぞれの立場の【人】が、その時、どんな感情で向き合っていたのかがよく分かるから。

現場で作業している東電職員さんの底知れぬ恐怖と葛藤と、全力を尽くしても解決しないやるせなさ。
自分より若い職員を犠牲にしてしまった本部長の悔しさ、悲しさ。
当時の安倍首相の焦り、苛立ち。

そして、このドラマでは描かれていなかった、今も尚ふるさとを追われている原発周辺の住民の方のお気持ちはいかばかりか。

想像しただけで胸が締め付けられる。
こんなことが10数年前の、しかも日本で起きていたんだ…

2023年現在でもこの問題は解決していなくて、汚染水の海洋放出をめぐって地元と折り合いがつかないんだって。
そりゃそうだ。
岸田首相が直接地元の人にお願いしに行くんだって。

自分なら何としてでも止めたいって思うよなぁ。

『THE DAYS』のおかげで、
あの日何が起きたかをぼんやりと理解出来た。
そして被爆によって体がどうなってしまうのかも、
現場での作業の難しさも、
原発の前では生身の人間がいかに脆く歯が立たないものかも理解出来た。
ニュースでやっている原発問題の争点がよりクリアになった。

それぞれの立場で【正しいこと】をした結果がこれだから。

だから考えなくちゃいけない。
私たちがこれから作りたいモノ・仕組みは、未来にとっても良いものか？
持続可能な仕組みか？
目の前の利益だけに飛びついていないか？

原発問題は私の立場からどうする事も出来ないけれど、自分の行動を選択することは出来る😊
ここから生まれた問を、重要な判断の時に引き出していきたい。

最後に、Netflixでみんなが観始める前に、これだけは伝えたい。

【めっちゃコワイ】よ。笑

私は『THE DAYS』みた後本当に寝られなくなってる(笑)
だからお笑い動画やらで、クールダウンしてから寝ないといけない😂💦

リングや貞子を手がけた中田秀夫監督が作っているから、もう本っっ当にコワイ！！😱
それでも大丈夫な人は観て！笑

私は怖いから2回目は観ない！笑
以上。寝る。

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