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むずかしい、だからおいしい。

ごきげんよう、ぺる秘書です。
わたしは、オンラインでバックオフィス業務をしています。

もうすぐ一日が終わるけれど、本日のひとり朝茶会の投稿をします。

今朝はひんやりとした空気。
頭と体は起き上がっているけれど、いまいちエンジンがかからない。
ぼんやりと今日のお茶は何を飲もうと考えていました。

ふと、ほうじ茶を飲もう!と思いつきました。

実は、ほうじ茶って自宅で作れるのです。



まる魯大塚製茶園さまのくき茶を使います


今日はくき茶(茶葉の茎の部分)を使いました。
まる魯大塚製茶園さまのくき茶は、茎と葉の部分が同じ割合くらいの印象です。
茎より葉の方が焦げやすい。
だから、浅煎りにしました。


くき茶を焙烙に投入!


うちは焙烙がありますが、蓋つき鍋でも代用可能です。
食品のアブラがつくのを防ぐために、茶葉専用の新しい鍋を準備すると良いです。


ここで、軍手をはめて焙烙を絶えずくるくると回している動画を入れたかったのですが、動画が入れられないようです。ショック!!!


焦げているかどうかの判断は、煙ではなく香りです。
火をかけてしばらくすると、甘くて顔が無意識にニヤけるような香りがするのです。
火からおろして、また火にかけてを繰り返して、満遍なく焦がさないように少しずつ茶葉に熱を加えると……。


いきなり完成!



ええ香り!


腕をつりそうになりながら絶えず焙烙を動かして焙じた甲斐があります。
久しぶりのほうじ茶をいただきます。


蓋置と茶則は埼玉県所沢市のシキさんの作品
湯冷ましと宝碗は熊本県八代市の上野(あがの)さんの作品


台所中がしあわせの香りに包まれます。
宝碗を温めて、茶葉をそっとのせて。


湯気の白さ・茶葉の緑・宝碗の茶色がどれも映えます


今回はやらなかったけれど、興奮する淹れ方があります。
煎りたての茶葉を急須に直接投入して熱湯をかける。
すると「ジュッ、ジュッ!」という音を鳴るのです!!!
焙じた人にしか聞けない究極の音、あなたも聞いてみませんか?


茶葉はまだまだ緑っぽいけれど、焙じると茶の色は変化します


甘いから香ばしい匂いへ。
焚き火のような香りもするほうじ茶で、心に火を灯す朝でした。



そして、ほうじ茶を自作することの良い点がこちらです。
同じ茶葉で淹れる2回目になんと……!

これは、あれですよね!


茶柱が立つのです!!!

ほうじ茶を作ると9割くらいの確率で茶柱を拝めます。
自然と口角が上がって飲み干したくなくて、ずっと眺めていたい。


何度も練習して焦がしたり、手をヤケドしそうになったりしたけれど、家でたのしむお茶の提案をいつかできればと考えて焙烙を使っていました。
本日、夢が一つ叶って美味しいお茶もいただけてとてもしあわせです。


むずかしい、だからおいしい。
自分でほうじ茶を作ってみませんか。

まる魯さん、うつくしいくき茶をありがとうございます!

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