クラウドファンディングとリターンについて
クラウドファンディングにはリターンが鉄則です
クラウドファンディングのリターンとは、プロジェクトを行った人が、支援してくれた人へ送る御礼です。
支援者にとっては、共感や応援する気持ちへの御礼が形になって届くものです。クラウドファンディングにはリターンが鉄則であり、プロジェクトが成功するための重要なカギがリターンです。
リターンの重要性
リターンは、支援者にとっても共感の証になると同時に、できれば支援によって自分たちにもメリットがあると感じられるものが望まれます。
自分たちがクラウドファンディングをするようになって分かったのですが、プロジェクトを進めながら気づいたことは、リターンの内容や価格設定はもちろん大切なのですが、支援額をすべてクラウドファンディングで行いたいプロジェクトの費用とするか、リターンも含めた費用にするかで設定額も変わってきます。リターンの経費は意外に大きいためです。支援の呼びかけとは別に、このリターンに対する考え方が達成に向けて大切だと思いました。
リターンの種類と価値
リターンの主な内容は以下のようなものがあります(見出しは造語です)
モノ・リターン
成果物や既製品を支援者に送るものです。プロジェクトで製作する商品やサービス、プロジェクトに関連するグッズやプロジェクト主が携わる商品・製品などが一般的です。
コト・リターン
体験価値を提供するもので、支援者へのアクティビティプランを送ります。プレミアイベントへの招待、商品モニター、施設やサービスの利用割引、ワークショップへの招待、プロジェクトチームとの交流会など、特別な時間や機会を提供するものです。
ヒト・リターン
支援者への精神的な価値をお礼として送るものです。お礼のメッセージ、製品への名前の印字、作品クレジットの掲載、パブリックコメントの受付、感謝状の送付、動画メッセージなど支援者への感謝を主とします。ただし、リターン品が、支援者へのお礼や活動報告だけであっては、心のこもったメールであっても、支援者にとってメリットが大きいとはいえないため、このリターンは比較的少額であることが多いです。
寄付との違い
募金・寄付には基本リターンはありません。たとえば災害支援であれば寄付は復興が希望ですのでリターンはありません。クラウドファンディングは、プロジェクトのための資金調達を目的としているので、寄付で終わりではなく、共感し成功を生み出す、支援者とプロジェクト主との約束を交わします。その証がリターンです。
まとめ
クラウドファンディングのリターンを考えることは、プロジェクトの魅力をストーリーにすることと同じく、支援者への共感をより大きくするための大切なアイテムです。感謝の気持ちを伝えることのできるリターンを考えるようにしましょう。
クラウドファンディングのリターンの内容や価格についてはこの記事などを参考にしてください。
※画像生成:Canva
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