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WEBサイトリニューアルは家づくり。会社案内をみて考える。

はじめに

企業のWEBサイトリニューアルで一番大切なのは、デザインではなく、設計です。つまりどのような会社づくり(ホームページづくり)をするかです。

なぜなら、設計はWEBサイトの成功に大きな影響を与えるからです。設計段階でしっかりと考え、計画を立てなければ、後から修正するのは困難で、また時間とコストがかかります。デザインビジュアルならまだ表面を直すだけで済む可能性もありますが、骨格は一度作ると立て直すのが困難です。

これは家づくり(自社ビル建築)と全く同じで、良い設計は、家の機能性と快適さ、そして住む人のニーズを満たします。逆に、見た目だけに重きを置いた設計では、住む人の生活を快適にすることができません。

家づくりと企業サイト

家の設計は、人生の設計なので、隅々まで考えるはずです。WEBサイトは企業のネット上の家なので、簡単に済ますべきものでなく、企業存続のためには、しっかりと考察する必要があります。時間がたてば、少しずつリフォームを検討することも、家づくりに近いです。

どこをみてほしいか、と考えることは、これはアピールポイントですので設計にはあまり関わりありません。それに、見る方によって、みたい部分やニーズ、ページは違います。

たくさんのアピールポイントがあったとしても、来る人が、すべてをみるわけではありません。

サービスのたくさんある企業様ほど、シンプルに整理されたWEBサイトであるべきです。付け加えれば、サービス毎のWEBサイトは、企業サイトとは別にするべきです。

会社パンフとWEBサイト

貴社に会社案内・パンフレットはありますか?

会社案内は、表紙からはじまり、目次があって、社長挨拶、沿革、業務内容、などと続きます。そのページ順は非常に大事なはずです。顧客や就活生も、ほとんど、順番に読んでいくはずです。

WEBサイトも基本は同じです。読ませたい順に構築すべきです。ただ、WEBサイトはどこからでもみれるようになっているので、見る人によって読む順番は違います。

どこのページからみるのか、というのは、ユーザに委ねられます。検索によって、途中から見る場合もあります。

WEBサイトの骨組みづくりに大事なこと

サイトマップの設計にあたっては、どこが一番見られているだろう、という分析、研究とともに、ページの情報をいかにして正しく構成し、掲載していくか、という工法作業が必要です。

それは家づくりに例えれば、どの部屋が最も使うかを分析し、研究した上で、各部屋の配置や機能をどのように最適に配置するかという作業に似ています。この作業は、結果的にどの家も似た形をとりますが、一部に理想やこだわりがでるものです。

企業のWEBサイトは簡単に作ってはいけない

現代では、WEBサイトをつくってから会社案内をつくる(あるいは紙のパンフは作らない)ことが多くなっています。

このことは、WEBサイトはパンフに比べて簡単につくれるから、という錯覚を生み、さらにこのことにより、俯瞰で企業のあり方をみることができなくなってきています。

会社案内をしっかり作ってきた企業は過去にたくさんあります。パンフレットならアピールポイントも含め計算されたデザインが多く、手に取る人に一瞬で分かるようにつくられているからです。

WEBサイトをものづくりとして考え、骨組み・設計を十分に考えることは、見た目のデザインを考える前に、サイトリニューアルに非常に大事なのです。

まとめ

企業のWEBサイトリニューアルは単なるデザインの変更ではなく、家づくりとしてとても重要なプロジェクトです。設計段階から多くの関係者とともにしっかりと考え、計画を立てることが必要です。そして設計は、見た目だけでなく、使いやすさと顧客ニーズに焦点を当てるべきです。

WEBサイトリニューアルは、企業変革の大きなきっかけであり、新たなビジョンをもとに設計するべきです。

Canva


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