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セミナー開催 来場とオンラインの集客比率を変える方法

オンラインの集客割合を増やしたい!

セミナー開催の方法のうち、ハイブリッド型は、現地会場でセミナーを開催し、同時にオンライン配信での参加も受け付ける形式です。

通常、現地参加での人数を募った時に、会場の制限人数を設け、オンライン参加は、上限を設けずに募集することが多いですが、地方開催や企業主催のビジネスセミナーであれば、結果的に、オンライン参加は来場者よりも少なくなることが多いように思います。

これは、本当は会場で受講したいのだが、都合により行けないため、オンライン参加だけでもしたい、という方たちの選択です。

このことは、もちろん問題はないのですが、オンライン配信で参加することが、不参加を避けるための二次的手段になっていることもあります。また、会場に参加した場合とでは、体験が異なり、若干もの足りない印象になるかもしれません。

会場の参加者よりも、オンライン配信の参加者の方を多くするビジネスセミナーの手段はないでしょうか。ここでは5つ考えてみました。

オンラインパネルディスカッションを行う

オンラインコメントやアンケートを活用し、それらを会場でレビューしてパネルディスカッションを行うと、オンライン参加者の積極的な参加をうながし、彼らがセミナーにより深く関与する機会を提供します。

この方法であれば、オンライン参加者の声が直接会場にも届けられ、開催中の積極的なフィードバックが可能になります。これにより、オンライン参加者も、会場の参加者と同じように参画していると感じ、より満足を得られる体験ができるでしょう。

オンライン限定で個別相談会を行う

セミナーの会場では基調講演のみを実施し、個別相談会はオンライン限定で行うことで、オンライン参加者の増加を促すことができます。

講演はそれなりに聴きたいが、個別相談をしたい方に向いています。会場で終了まで待つのは若干長いからです。

これにより、参加者は自分の都合に合わせて個別相談会に参加することができ、問題解決の機会を得ることができます。また、これは会場での準備を簡略化するとともに、オンラインの利便性を活用した、主催者と参加者との接触を可能にします。

アドバイザーがオンライン参加する

オンライン配信にアドバイザーが副音声やコメンテーターとして参加します。会場には聞こえないようにします。場合によって同時通訳でも良いでしょう。

これは、オンライン参加者に対し理解促進する付加価値を提供するだけでなく、会場参加者には提供されない独自の体験を作り出します。

アドバイザーはセミナーの内容を補完し、追加の情報や解説を提供することができます。これにより、オンライン参加者はより深い独自体験と理解を得ることができ、セミナーへの満足度を高めることができます。

会場を有料制にする

会場での参加を有料制にすることは、オンライン参加者を増やす一つの方法でもあります。

これは、会場での体験はプレミアムサービスと捉え、会場では進呈グッズ等があり、それに対してオンラインは無料にすることで、オンライン参加をより選択してもらいます。

これにより、会場の利用費や運営にかかるコストを補うことも可能になります。ただ、この方法は、会場参加者の減少を招く可能性もあるため、全体のバランスを考慮しながら計画する必要があります。

オンライン参加をポイント制にする

オンライン参加をポイント制にすることで、参加者に刺激を与え、参加意欲を高めることができます。たとえば、セミナーへのオンライン参加やアンケート回答などの行動にポイントを付与し、集めたポイントを次回の特典や割引に交換できるシステムを導入するなどです。この方式を採用すると、参加者は積極的にオンラインでの活動を行うようになり、セミナーへの関与度を高めることができます。また、この方法は長期的な連続セミナーへの参加や、新規見込み客の獲得にも有効です。前段の有料セミナーを、ポイント達成で割り引くなどもあるでしょう。

まとめ

会場よりもオンライン配信の参加者の方が多いという想定で、ビジネスセミナーを企画すれば、会場スペースも小さくすみ、準備等が効率よく、経費も抑えつつできる可能性があります。

会場でクローズするセミナーよりも、リモートで受け取れる情報を充実させ、参加者が自由な行動をとりながら受講できるオンライン形式を優先し、会場での来場は、プレミアムと位置づけ、有料化も視野にいれた高付加価値の企画を検討されてはいかがでしょうか。


canva


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