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アフターコロナのビジネスパーソンの仕事での服装は、どこまでカジュアルでいいのか

屋外でのマスク着用ルールの緩和や外国人受け入れに先立ち、出社の再開や対面での打合せが復活してきたと感じる今日この頃。
リモートで上半身だけを意識すれば良かったコロナ禍と比べ、服装選びに気を使うことが増えてきました。
カジュアル度が増したとはいえ、久々のリアルでの打合せに着る服を迷う方もいるのではないでしょうか。

この投稿では、リモート勤務から出社を再開したり、対面での打合せが増えたビジネスパーソンがアフターコロナに気をつけたい服装についてのポイントをまとめました。

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こんにちは、小林恵梨子です。
お手持ちの服を軸としたコーディネート提案であなたの毎日を豊かにする
ファッションプラットフォームアプリ「ミニスタ®」を運営中です。

http://minute-style.com
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コロナ禍でも外見戦略の必要な方に向けトータルコーディネートを提案中ですが、やはり職種などによりかなり差があるなと感じています。
外資・日系・スタートアップなど多岐に渡る職種のクライアント様とあるべき理想の姿のゴールを共有しながら進めまますが、その先の相手を考えて、そしてそこから返ってくる印象を考えてのスタイリングになります。
それはコロナ禍でどのように代わり、今後出社や対面での打合せが増えてくる時、社会人として服装を決める際に何に気をつけたら良いのでしょうか。

目次

オンライン会議は対面よりもカジュアルなのか
ビジネスパーソンの「スマートカジュアル」って?
対面・リアルになりビジネスパーソンが服装で気をつけることは?
服は着なくても劣化するので久しぶりに着る時は要確認
実際に人に会うようになったら気をつけたいトータルバランス

オンライン会議は対面よりもカジュアルなのか

リモートでの打合せだと、ジャケットの着用は入社年数の短い方以外は激減したと思います。
もちろんオンライン会議でも、例えば銀行や証券会社の方は性別に関わりなくジャケットを着ていらっしゃったので業種によるとは思います。
ただ男性だとネクタイがなくなったり、女性だとジャケットの代わりにカーデガンを羽織られていたりと、打合せの内容(もっというと相手)によりカジュアルダウンをなさっているのだと思います。
自宅からの参加だと印象としてはややカジュアル寄り、出社して職場からのオンライン会議だとほぼこれまでと変わらないのでは?と思います。
つまりオンラインでも対面でも、相手や場の雰囲気を考えて私たちは服装を選んでいるということになります。

ビジネスパーソンの「スマートカジュアル」って?

カジュアル化が進んだと思われるビジネスパーソンの服装ですが、2020年に軒並み自宅勤務になりリモート会議が始まった時に聞いたコメントが面白かったのを思い出しました。
その方(女性)によると、憧れだった男性上司がおそらくゴルフ着で内部の会議に参加されがっかりしてしまったのだと。
なるほど、普段はスーツにネクタイが当たり前だった職場でさすがに自宅からその出で立ちも・・・ということでドレスシャツ以外で人前に出られるスタイルということでゴルフウェアを選ばれたのかもしれません。
人前に・・・という配慮はあってのことだとは思いますが、やはり会議という場にはそぐわなかったのでしょう。

別の話ですがこんな話も聞きました。オンラインの画面の向こうのお相手が営業の方で明らかにご自宅からつないでいるのにスーツにネクタイという服装だったそうで、こちらも自宅からでカジュアル目の装いだったのでそのギャップ居心地が悪かったと。
これはお相手と自分の服装のギャップもそうですが、視界に入ってくるその方のご自宅の様子とスーツ&ネクタイというギャップも違和感につながったのでしょう。

これらの話からまとめると、自宅からリモート参加のカジュアル度はオフィスの6−8割、自宅風景Xビジネスルックは合わないのでバーチャルでオフィス風にするかオフィスに行ってしまうか、でしょうか。
「スマートカジュアル」という、いわゆる上下スーツのセットアップではないがビジネスの場に対応できるスタイルがありますが、オンラインでのスタイルがこれに当たるのかなと思います。上半身だけですが。笑

ちなみに我が家は夫がずっとリモートワーク中ですが、ある日チームとの打合せに丸首のトップスを着ていたんですね。
速攻、私と娘から「カジュアルすぎる!」と注意されました。
似合う似合わないとか気心の知れたチームメンバーとかだから、ではなくやはり人前に出るのに(それがオンラインであっても)せめて「襟」は欲しい。
寒い時期には首元の立ち上がったニットジャケットやカーデガンを着ていたのですが、暖かくなってよりカジュアルに・・・。
NGではないそうですが、ビジネスパーソンとしてのプレゼンス(この時は「威厳」という言葉を使いました)を保つためにと注意したわけです。

対面・リアルになりビジネスパーソンが服装で気をつけることは?

まず靴を見直してみてください。
これまでと違うスタイルで出社する場合、これまでの靴だとちぐはぐな印象になってしまうかもしれません。
例えば女性はヒールのあるパンプスを履かなくなった方も増えたと思いますが、これまで着ていた服装にフラットシューズだと形によってはアンバランス。
きれいめをキープしたいなら、フラットなものでもつま先が尖ったものかバレエシューズなどがおすすめです。
ご自分のファッションテイストに併せてどちらかを選ぶと良いと思います。
(ちなみに私はつま先の丸いバレエシューズタイプが似合いません。低身長で足のサイズも小さめなので子供っぽくなってしまいます。)
これまでスカート派だった方も、フラットな靴に違和感を覚えたらパンツにすると馴染むことが多いのでおすすめです。
男性も服装がカジュアルになったからといってスニーカーを合わせると「?」となる方もいらっしゃると思います。
業界や職種、ポジションにもよるとは思いますが、あくまでビジネスパーソンとしての存在感をキープすることを意識してみてくださいね。
以前、ジーンズにはスニーカーやサンダルしか合わせてはいけないと思い込まれていた方がいましたが、ジーンズにレザーのドレスシューズもとても素敵ですよ。
そして久々に履く靴の場合は、コロナでシュークローゼットに休んでいた間に劣化がないかをチェックしてくださいね。
出先で靴に不具合がでると、パフォーマンスも上がりません。
ソールの剥がれや、ヒールの踵など痛みやすいところを触っってみて下さい。
お出かけ前にピカピカにお手入れするのもお忘れなく。

服は着なくても劣化するので久しぶりに着る時は要確認

そして他にもチェックしてもらいたいアイテムがあります。まずはトップス。
白や薄い色をメインに明るい場所でご確認を。襟元や袖口がうっすらと汚れたりしていませんか。
お洗濯をして仕舞っていても、残ってしまった皮脂汚れなどは時間とともに酸化してしまいます。
重曹などの弱アルカリ性の洗剤などでお出かけ前にお洗濯を。

他にチェックしたいのはパンツなどのボトムスです。
毎日履いていた時はそこまで気にならなかったかもしれませんが、久々に対面してみると気になるところがあるかもしれません。
気になるところとは、「テカリ」です。生地が擦れたり圧迫される箇所が、他の箇所よりもテカってしまいます。
普段からブラッシングなどできればベターですが、水に薄めたアンモニア水やお酢などを霧吹きで吹きかけてスチームアイロンなどをあてても改善が見込めます。
(タグの取り扱い表示をご確認の上、ご自分の判断で。)

実際に人に会うようになったら気をつけたいトータルバランス

オンラインでの打合せや会議は、トップスや顔周りなど上半身メインで気を使われるかと思います。
ですがリアルで誰かに会う時はトータルでの印象、そしてアイテムのバランスが大切になります。
例えば女性でZOOM映えするからと買った盛々のトップスには引き算してシンプルなボトムを合わせたいところですが、以前履いていたものがデコラティブだったりすると、ビジネスの場ではちょっとトゥーマッチかも。
柄に関してもそうですよね。人に会う時は全身の中でもポイントになるアイテムを決めてそれを生かすトータルコーディネートにしましょう。
男性の皆さんもこれまで自宅で履きなれたスポーツソックス等を合わせてしまうと、パンツからちょっと足首が覗いてしまったり。

ケースバイケースなので全員に当てはまる回答ではないかもしれませんが、ご参考になると幸いです。


ミニスタ®では、個人のお客様に対しお手持ちの服をメインにご予定とお天気に合わせたトータルコーディネートをご提案しています。
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