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DEAN FUJIOKA , 2019 Jakarta(アジアツアー最終日レポート・英語のMCも日本語でご覧下さい)

DEAN FUJIOKA 1st Asia Tour 2019
"Born To Make History "<Prelude To Tomorrow> in Jakarta
2019.5.11 @Motion Blue Jakarta

Motion Blue Jakartaは約100人~130人のオーディエンス。スタンディングもテーブル席もあり。レジで葉巻が買えるので時々甘いスモーキーな香りが漂ってくる。音響が最高でバランスも良く、音は大き過ぎず普通に会話できた。
個人的にはMy Dimension以外ペンラ無し。

セットリスト順コメント
(全部ではありません)
(最後にセトリ一覧あり)

◼️1 ◼️Permanent Vacation
バンドのオープニング演奏途中でDeanさんが拍手と歓声に包まれて入場。
バンドに送った目の合図でイントロが始まり、会場全体がムーブメントに包まれる。Deanさん、バンド、オーディエンス、総てがノリノリのこのスタートは、素晴らしい有終の美を予感させました。
声は頑張った感じはなく、むしろリラックスして伸びの良いVocal。調子は良さそうです!

◼️2 ◼️Speechless
Speechless~♪のところ、Deanさんが皆の目を見ながら、オーディエンスの声に身を委ねているかのようで、お互いの信頼関係を感じました。アウトロのホワホワホワ~が長い!くどいほどホワホワホワ~(笑)!以前DeanさんからTwitterで「いいね」いただいたひとつに、このアウトロを「宇宙空間に投げ出された感じ」と表現したのがあったのですが、今回長すぎるほどのアウトロでリアルに宇宙遊泳を楽しみました!

◆MC1 ◆(全部英語なので意訳)
「Jakarta ! 今日の調子はどうですか?1st Asia Tour 2019 "Born To Make History" <Prelude To Tomorrow> In Jakartaに、ようこそ!」
皆に向けて歓迎の来来(ライライ)ポーズ!(来来ポーズについては香港レポ参照)。皆を見渡し、リラックスして楽しそうな表情。
「今夜いよいよファイナルを迎えます!」ジャジャン!と効果音(笑)&大拍手!
「せっかく来てくれたのですから、楽しんで下さい!今夜は楽しい事をたくさんやります!」
隣の駐在員の奥様方が「めちゃめちゃ目が合いますよね~!」と話しかけてくる。そして一曲一曲「かっこい~い!」と言ってくれて、何故だかいちいち「ありがとう」の気持ちです。

◼️5 ◼️Midnight Messenger ~ mabanua Remix
久しぶりの英語日本語の歌詞を歌ってくれたのが嬉しかったです。届ける相手によって歌詞を変えられるの、Deanさんの最大の強みですね!Deanさんの軽快なステップ!ConfidentialのLiveに比べていつのまにかDanceが上達。しかも可愛い!記憶更新しておかなくちゃ!

◼️7◼️ April Fool
マイク付いてる黒白ステッキの全体に、ぎっしりとスワロフスキーが散りばめてあるの初めてわかりました!Deanさん軽やかに扱うけど、実は握ると痛いかも。今日はステージが超狭いので、途中「ヤバイ!」ってDeanさんの生声が聞こえて、振りもすっごい気をつけていました。

◆MC2◆ (全部英語なので意訳)
「10年!10年経ちました!Hey! Hey! Hey!(←誇らしげに) 初めてインドネシアで曲を作って10年経ちました。感慨深い!本当に素晴らしいことです。ここでLiveが出来るなんて!その時の仲間も来ています。素晴らしい!本当にありがとうございます!Thank you! Thank you!」(拍手喝采)

「ここで、俳優で見て知っている人いますか?(会場見渡して声がかかる)そう!ラウです!あ、モンテクリスト伯も!台湾、香港の作品知ってる人いますか?台湾、香港から来た人はいないかな?Anybody from Japan? 日本から来た人!」(前方多数挙手)

ここですぐ次の曲、Sakuraに入りますが、地元「Jakartaから来た人~!」がなかったのが少し残念でした。駐在員の奥様方も残念がってた。Sakuraの歌詞の中での「C'mon Jakarta」はあったけれども。

◼️9 ◼️Do Re Mi
木内プロの「ワタシはインドネシアにスンデイタ」のエフェクト日本語にあちこちから「スゴ~い!」と驚きの声が。
替え歌は「ここで会えたねJakarta」そしてインドネシア語の1234(サトゥ、ドゥア、ティガ、ウンパッ♪)!とても曲に合うリズム。

◆Today's Special ◆(全部英語なので意訳)
「今夜は特別な事をやります!題して
"Kill 9 times Jakarta Special" です!バンドメンバーが一斉に音を鳴らして切る!(Killと切る、たぶん掛けている) みんな心を一つにしてできるかな?ドキドキですね」そしてDeanさんの合図で一斉に音を鳴らす。1、2、3、4、5、6、7、8、9!見事に音がピタリと止んで成功!Deanさんここでニヤリと笑って「じゃもっと難しいのいきます。今度は17回、できますか?」
そして、1、2、3、4、5、…15、16、17!
固唾を飲んで見守っていましたが、見事に成功!大拍手でこのSpecialは大成功!

◼️10◼️ Unchained Melody
それまでのイメージを覆す、全く新しいアレンジ。私にとってはJakarta Liveで一番心の高鳴りを感じたのは、この曲です!
最初は地中海やエーゲ海が浮かんだのですが、おっと!ここはJakartaなので、インド洋サウンド?いややはりJakarta versionという事で。
風通りぬける日当たりの良い海のような、心地よいサウンドです。ドラムスが刻む心地よいリズムと、エレキギターのソロが聞かせます。Deanさん、こちらに歩いてきて私のコッソリ書いてるメモを小さく指差し(!!)。だから端に居たのに、とうとう見つかってしまいました!私がDeanさんを見ているのか、見られているのかわからなくなりそうです!
まとわりつくインドネシアの湿気による汗が引いていくような、ラップ部分もものすごく涼しげ。2回目の「条件反射と~」の部分はさらに優しいメロディ。ドラムスのソロで四拍子の拍がズレるの、なんて素敵なんだろう!「あなたの力に…」はさらにエモーションを掻き立てる透明感あるサウンドに。ラストの「星は…」からは、シンセとDeanさんの一対一。シンプルな伴奏と声を、うまくアイコンタクトしながらまとめていくという、最高にエモいラストでした。Liveは一度きりだけれども是非音源化希望します!皆さんに聴いてほしいです!

◼️11 ◼️Priceless
Confidentialの時のアレンジに似た大人サウンド。突然「Wake up!」とDeanさんが声を張り上げる。見ると正面のソファー席で寝てたおじ様が起き出した…?Deanさん「Wake up you!」と激しい口調で言いながら、「3.11を覚えていますか?」と英語で話を続けます。
そしてJakartaで音楽制作中に、故郷の東北が津波の被害に合う様子をTVで見て、知らないふりはしたくない、何か支援をと思い
「♪ねぇもう少しだけ 涙こらえて 願い叶うまで負けないでいてね♪」の2行の歌詞を、オリジナルの歌詞に付け加えたというエピソードを語りました。
Wake up ! という、強い表現は、Deanさんの「3.11東北を忘れない!」という強い意志を表現していたのかもしれません。
この付け加えられた二行の歌詞を、まずDeanさんの弾き語り、次にバンドとDeanさん、最後には会場全体で合唱し、1人のおじ様への叱咤から感動的なラストへ繋がりました。

◆Priceless あの時◆
Deanさんが "Priceless"の時に客席に向かって「Wake up! 」と大声出した件について私の見た聞いた感じを詳しく書きたいと思います。

「Wake up you!」と叫んで、会場のオーディエンスが後ろを振り向いたりしてザワザワする中、Deanさんはこう続けます。
「Do you remember 3.11?」
さらに英語で「3月11日に何が起きたか覚えていますか?私はその時Jakartaに居ました。」
現地のオーディエンスから少しどよめきが。
さらに英語で「この歌を作っているとき、まさにJakartaに居て、本当に驚いたのです。TV Showで恐ろしい光景を見ました。すべてが押し流されるのを、あなたも見たでしょう?私の生まれ故郷の東北で!」
「知らないふりはしたくないし、なにか支援したいと思ったのです。そこで、オリジナルの歌詞に、新しい歌詞を付け加えました。今回Jakartaに帰ってきて、それを皆さんに協力して頂いて歌いたいと思います」
そして
「ねぇもう少しだけ 涙こらえて 願い叶うまで負けないでいてね♪」

まず最初ギター1本でDeanさんが歌って、そこにバンドの音が加わり、Deanさんに求められて会場全体が合唱する、音楽がだんだん大きくなり、合唱も大きくなり最高潮に達しました。
最後「Thank you Jakarta!」英語で「最高!楽しかった!」と結び、会場にいるDJ Sumantriさん(Sumoさん)を紹介。そしてIndonesia special songの流れになります。
なので、Wake up you! とかなり大声出したのは「東北を忘れない!」という表現の上で、どちらかと言うと俳優的なプレゼンテーションだったのではないかと、私は個人的には考えています。
(なので、Live中にDeanさんが大声で怒ったというTwitterの噂話については、少しご安心いただければというのが個人的な考えですが、いかがでしょうか🙏💕)


「Thank you Jakarta!」そして、「Pricelessを一緒に作った、プロデューサーのSumoさんを紹介します!」と客席のSumoさんを紹介。
温かく大きな拍手が沸き上がりました。

「故郷(Home Town)の歌を歌います」
と前置きして次の2曲を

◼️12 ◼️Kesempurran Cinta ~by Rizkey Febian
歌の意味はPerfect Love。インドネシア語で歌が始まると、フロア後方、地元の方達からは大きな歓声と、一緒に歌い出す声!
男女の完全な愛を歌うインドネシアでは有名なこの歌は、ロマンティックなメロディが美しく、何よりもDeanさんの声質と音域にすごく合っていると思いました!途中で入るギターソロも涼しい風が吹き抜けて行くようで。そして最後のハイトーンヴォイスは究極の出来映え。曲が終わると一言「Terima Kasih Indonesia!」と。

◼️13◼️ Fukushima
もうひとつの故郷の歌。2番からは「一緒に歌って」と日本語で。結局マイク通して日本語話したのは「日本から来た人~!」と「一緒に歌って」の2回だけ。
ほかは全部英語とインドネシア語でした。

◼️15 ◼️Echo
シンセのピアノを伴奏にスタンドマイク。ピンスポットに照らされて静かに始まりました。ピアノとアイコンタクトしながら。天井から大きなシャンデリア2つ下がっていましたが、Sip on Echoの瞬間、シャンデリアが落ちてきて「オペラ座の怪人」になりそうな凄みがありました。Deanさんの表現力が際立ちます。曲がどんどん盛り上がり、Deanさんの身振りが激しくなり、手でカモンしてくる来来ポーズ来ました!
オーディエンスの隅々まで見渡しながら。
最後は後ろを向いてスッと手の合図で演奏を止める。その真海さん的な表情まで、私の位置からは良く見えました。

◆MC3◆ (全部英語なので意訳)
「Jakartaで音楽を始めて10年が経ちました!ニュースです!新しい時代を迎えます!」会場の反応が少ないかな?と思ったので私が「Congratulations !」おめでとう!と声を飛ばすと、間髪いれずに「Thank you !」と返ってきました。
優しいDeanさん、ありがとう!
「AsiaTourを経て、新しい未来がやってきます」
どんな未来かは次の曲が答えでしょうか?それはHistory In The Making

◼️17◼️History In The Making
舞台上も会場もひとつになってHands Up!Deanさんは右に左に移動しながらHands Upを。最後に「Thank you Jakarta!」と。

◼️18◼️Let It Snow !
思いがけず、日本語versionでした!このツアーでは日本語で歌ったことはなかった?と思うので、スペシャル感満載です。少し照れたようなお手フリフリダンスも!ちなみに香港と台湾ではやらなかったです。Deanさんもバンドの皆さんも、みんな笑顔が弾けて楽しそうでした!La La La…の合唱の間、Deanさんはオーディエンスを指差して、頷きながら見渡していました。

◼️19◼️History Maker
Deanさんの持ち歌の中で、地元の方々が一番盛り上がったのがやはりこの曲。
目が合ったときにC'mon!と口パクで言ってる口元と手元が見えました。Deanさんの目は誰でも受け入れてくれそうな優しさも感じます。息を鼻で吸う音がマイク通さないで聞こえたのには驚きです!
アウトロが鳴り響くなか、Deanさんは笑顔でバンドメンバー1人1人とグータッチ!治ちゃんはスティックを持っていたのでメンバーの中では最後にタイミング見計らって治ちゃんからスティック握ったままグータッチ!感動的なシーンでした。その後Deanさんはオーディエンスのほうにダーッと走って行って疾風のような片手タッチを。
それは「みんなで今夜、歴史を作りあげたんだ!夢を叶えたんだ!」という思いを沸き上がらせるものでした。
その勢いで、一瞬のうちに舞台の少し奥にあったYAMAHAのグランドピアノの上に飛び乗ってガッツポーズ。さすがにみんなあちゃ~という感じで…すぐ降りて来られましたが、少しパリピなDeanさん目撃してしまいました。
今思えばこれも、この後少しクールダウンして次のMy Dimensionのトークに繋げる為の、Deanさんによって練られたシナリオだったのかもしれません。

◆MC4◆ (全部英語なので意訳)
「思い起こせば、次の曲は、Jakartaで作った最初の曲になります。全てはこの曲から始まったと言えるでしょう。10年が経ちました!この曲でスタートしてから!
合図をしたら一緒に歌って下さい。
準備はいいですか?Are you ready? OK! 」

◼️20◼️My Dimension
曲を始める前にバンドのほうを向いて「最後だぞ、これ!」ってマイク通さず生声で聞こえてしまい、一気に涙が溢れてきて、私はギターのリフの後に「Singing! 」と言われても声が出ませんでした。
最後という意味を色々巡らせてしまいました。仙台公演でハッキリと言っていた「この歌うたうの最後になるのかな、次に進む為にも」(他の公演では言及なかったと聞いています)という意味の最後や、約3ヶ月のツアーにおけるこれが最後の曲、そして今夜Jakartaでの最後の曲でもあり…

思えば、My DimensionはJakartaで生まれた楽曲なので、今回初めて里帰りして、お帰り~!とも言えるな、Jakartaから来てJakartaに帰るのかな、などに考えが及ぶと、本当に涙が止まらなくなりました。
ギターのリフの静寂について言えば、Motion Blue Jakartaは、飲食したりお喋りしてる方もいるので、常にザワザワしていて完全に静寂ではなかったですが、これがJakartaならそれで充分感慨深い。「Raise your flag !」のflagもDeanさんは心の目に焼き付けてくれたでしょうか。
ラストのLaLaLaの大合唱は、会場全体が揺れるようでした。
最後はDeanさん「皆さん、ついに、歴史を作ることができました!Thank you ! I love you, Jakarta!」と充実した満面の笑顔で、鳴り止まない拍手の中、ギターを上に掲げました。バンドの皆さんもお互いを拍手で称え合って笑顔。Deanさんとバンドの皆さんがしっかりと手を繋ぎ拍手に応えた後、Deanさんだけ舞台に残りました。そして記念撮影のあと颯爽と舞台を去って行ったのです。Deanさんの目は確実に次の目標に向かって進んでいるようでした。
しばらく休暇かな。
さようなら、また会う日まで!
reported by erikottafambam

セットリスト
1 Permanent Vacation
2 Speechless
3 Hope
MC1
4 Sweet Talk
5 Midnight Messenger ~ mabanua Remix
6 Maybe Tomorrow
7 April Fool
MC2
8 Sakura
9 Do Re Mi
Today"s Special
10 Unchained Melody
11 Priceless
12 Kesempurran Cinta Jakarta Special)
13 Fukushima
14 Accidental Poet
15 Echo
MC3
16 Legacy
17 History In The Making
18 Let it Snow !
19 History Maker
MC4
20 My Dimension

最後までお読み頂きありがとうございました。
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