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親子セラピー

親子セラピーとは書きましたが
親子「で」セラピーを受けたわけではなく
親子「に」セラピーを受けた、という話。
そもそも私子供いないですからねw

本日は、月に一度の「リアル寺子屋」の日。
近所のお寺で、文字通り寺子屋が開かれます。
詳細はこちら↓↓↓

「子供たちの居場所作り」と書いてありますが、
実は密かに大人の居場所にも
なっているこちらのイベント。

私自身、この市に彼以外誰も知らない中
急に転がり込んできて
家か仕事かお買い物かの生活だったところから、
地域との繋がりが欲しいと思って
勇気を振り絞って参加しました。
それがたしか1年半前…かしら?

行けたり行けなかったりしつつ。
まあボランティアなのでね。
誰にも強制されることもなく、
行けない時は行かない、
でも行ったらいつでも温かい、そんな場所です。

お寺の住職さんも、初めて伺った際に
「何もしなくても、ただ居るだけで良いんだよ。
大人がそっと周りに居るだけで、
子供は安心するもんだからね」
と、言ってくださったことを思い出します。


今日は本当はヨガレッスンに行くはずが、
なんだかとっても気分が乗らず、
ヨガの準備までして家を出たのに
行きたくなさが勝ってしまい、
駅に着く前にUターンして一旦家に戻りました。
昨日までは行く気満々だったのに。不思議。

そして別の駅の方角に用事を思い出し
そちらに向かって自転車を漕いでいると
今日リアル寺子屋の日じゃん!と思い出し、
朝9時の開始時刻にはだいぶ遅れていることは
(都合よくw)思い出しもせず、
用事は後回しにし、お寺に向かいました。

毎回リアル寺子屋では有志の方が
何かしら食べ物を作ってくださったり、
もしくは子供たちが自分で
おにぎりやサンドイッチの調理体験をします。
ちなみに、食べ物もほとんどが
ご寄付いただいたものです。

本日はカレーライスでした。
もちろん遅く着いた私は
子供たちと一緒に座って食べるだけ。
お手伝いもせずすみません(汗
という感じでしたが、
美味しく楽しくいただきました。

食べかけw

食べおわった後、去年末?今年?に
ベビーを産んだママさんと立ち話。
彼女は生後半年のベビーちゃんを
抱えながら、テキパキ台所でカレー作り🍛
したり、後片付けしたり。リスペクト。

ベビーがあまりに可愛いので
会う度に抱っこさせてもらうのですが、
今日もその可愛さはもちろん健在。
抱っこさせてもらいました。

お母さんの話によると、私が来る前も、
寺子屋に来ている子供たちが
みんな「抱っこした〜い」と
代わりばんこで抱っこしてくれたそう。

なんと素晴らしい光景でしょう。
下は6ヶ月、上は70代?80代?
様々な世代の様々な人に囲まれて、
小さな子供が大きく育てられていく。
なんて自然で、なんて理想的で、
そしてなんて現実的なのでしょう。

すると…なぜだか涙が
次から次へと溢れ出てきて止まりません。
もちろん悲しみの涙ではなく、感動の涙。

赤ちゃんの純粋無垢な存在感に
心が緩んだというのもあるでしょうか。
とにかくとにかく涙が出てきて、
「私、無意識にこんなに溜まってたのか〜。」
なんて思っていました。

もちろん公共の場で大の大人が
しくしく泣いているのですから
皆さんどうしたの?と聞いてくださります。

私もよく分からず
「なんか赤ちゃん抱っこしてたら
涙が止まらなくなっちゃったんです〜うう〜(鼻かむ)」
という会話を数人の方と繰り返しました。笑

そして赤ちゃんのママが
「〇〇ちゃん(赤ちゃんの名前)セラピーです〜」
とおっしゃいました。まさにそう。
赤ちゃんセラピーです。
赤ちゃんの柔らかな存在感に癒されて、
自分が気づいてなかった心の中の「何か」まで
浄化されています。

そしてこの会の主催者の方も
「ここが子供たちの居場所になることも大事だけど
こうして大人も安心できて心を曝け出して
新たな繋がりがうまれるのも大事。
そのためにやってるんだから」
と言ってくださり、また感謝。

帰り際、
赤ちゃんのママにもお話を聞いてもらいました。
本来だったらママの方が絶対大変なはずなのに、
なぜか私が話を聞いてもらってるっていうw

「こうして泣けるっていうことは
それだけ感情の振れ幅があるというか
それだけ大きなものを持ってるんだよ」
と、私が感情ダダ漏れなのを
良いように捉えてくださったり、

「心配しないで、その大きな愛を
自分の(未来の)子供にでも
寺子屋の子供たちにでも注いであげて」
と励ましてくださったり、

その他にも珠玉の言葉たちをくれたのですが
それ以上に大事だったのが、
彼女の醸しだす穏やかな空気。
彼女のそんな空気に包まれるだけで
なんだか私まで穏やかになってきます。

お寺の娘さんが、
「赤ちゃんだけじゃなくてママにも癒される」
とおっしゃっていたけれど、まさにそう。

今日はベビーにもママにも癒された
「親子セラピー」の日でした。

なお、写真は前回ベビーちゃんに
会った時に撮っていただいたもの。
今はもうちょっと大きいです。
SNSへの写真掲載許可いただいてあります。

私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。