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まちぶせ


春の低気圧と花粉で少し鼻がむずむずします。辻江梨奈です。

桜の蕾がパンパカパーンと音を立てて咲きそうな今日この頃
3月は怒涛のように過ぎて行き
レコーディング、東京、名古屋と色々イベントが終わりました。

今日も辻の思ったことをツラツラとここに認めたいと思います。

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今回は初めてお邪魔するレコーディングスタジオに行って、噂に聞いた画期的な録音をしました。

時代は進化し、最近は手に入らない機材の音もデジタル一つで再現できる時代。

電子キーボードは有名な人が使ってたアノ音や、パーカッション、はたまたコーラスの声の音まで全てがボタンひとつで変えながら演奏できるすごくハイテクな機械です。

私は電子の音があんまり好きじゃなくて、シンセサイザーなんてクソだなんて思ってた人間なんですけど、今ではシンセの音も悪くないなと思って小さくて軽い相棒を二段目に構えながらピコピコと演奏しているわけです。

でもこんなに電子化が進んでいる今でも、プレイヤーたちはこぞって真空管の音を求め
浪漫を感じながら一つの音を作っているのだろうと思います。

浪漫を感じながら作った音で自分の想いを
時代に反骨した紙媒体で細かいところをあーだこーだ言いながら作ったCDを
それを聞いた音楽好きの人はライブハウスに通い爆音を浴びにくるんだと思います。


同期音源を駆使して後ろで流せる時代に
わざわざ重たい機材を運んで、ステージに設置して、キーボードを弾く人が存在する意味を問われる事は今まで何回かありました。

その度にまぁ居なくてもバンドは成り立つよな。なんて少し寂しくなっていたけれど
こないだ一緒にツアーを回ってくれている大先輩YOWLLのステージを見てどうでも良くなりました。


音楽をしていて何になるんだろう。
自分の存在価値はなんなんだろう。
ずっと続けてきたピアノに自分の存在意義を感じて縋り付いてるだけじゃないのかな
なんてこの3年間ふとした瞬間に感じることがありました。

ライブを見て
普通の人なら耳がキンとなるような爆音を浴びながら
ステージの上から自分の音をひたすら掻き鳴らす姿を見て、音を聞いて
初めて音楽を肯定された気がして声を上げながら泣きじゃくりました。

森さんの言葉や文章は心にスッと入ってきて
YOWLLの音は脳をガツンと震わせて
見にきているお客さんの眼は輝いていて
時より泣きそうになる人も何人かいて

この空間に私が演者として居ることができて本当によかった。って感じたんです。


メンバーが爆笑するくらい号泣した辻ですが、まだ4/1 南堀江Knaveのツアーファイナルが残っているので
気合い溜めて挑みたいと思います。

東京からレベルが18上がった名古屋の公演
次はレベル70になれるように頑張ろうね

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東京公演

学生時代に多分一番一緒に音楽をした友達に再会し
凄い仕事に携わる友達がなんだか遠くなった気がしていたのですが、会ってみると良い意味で学生時代と何にも変わらなくて
昔話から近情までずっとおしゃべりして
やっぱり私の大好きな友達はずっと素敵で輝いてるななんて思いました。

彼女からもらった手紙やプレゼントは今でもずっと大事に飾っていて元気がない時に読み返したり
2人でふざけた写真を見返してはもう10年くらい経つんだななんて思いながら過ごして居たので元気が出た1日でした。


東京公演では様々なドラマがあり
学生時代にディッキを履きながらライブを見にいってた人に見てもらえたり
東京のおしゃれなライブハウスにびっくりしたり
文章を書くのが苦手だからうまく伝えれないけどとにかくすごかった!!!!

また東京に遊びに行きたいな。


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最近なんやかんやと絵を描く作業がどんどん増えて
こんな落書きでええんか?といつも思っていますが、描ききるとなんとも言えない達成感があります。

何度も話したように私は自分のために努力することが大嫌いなのですが
これを作ったら、これを描いたらお客さんが喜んでくれるかもしれないと思うと楽しくて仕方がなくて
ついつい時間を忘れて製作してしまいます。

何か一つのことを最後までする作業がびっくりするほど苦手だった自分が、いつも最後まで頑張れるのは皆様の応援があってのことです。

いつも私たちを見てくれてありがとう。

ありがたいことにツアー限定のグッズも売り切れが続出しており、残り少なくなっていますが
是非物販にもお立ち寄りください🌈

別れと出会いの春に
私たちと出会ってくれたみんなに
私たちの曲を聴いてくださっているみんなに幸せが訪れますように。



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