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やばいおじいちゃんに惚れるわたしはSL

映画スライストーン観てました。もうっさいっこう。

最初のほうはなんだかね、メンバーのインタビューに興味を惹かれつつ、やたら会えないスライとかスライストーンオタなオランダの双子のおでぶちゃんがいかにもナードでコミカルな感じ?みたいに思いながら、のっほほーんと観てたんですけどね。

しかし2006のちらりずむなグラミー賞あたりから、俄然燃え出しました。おそらくわたしからたくさんの水蒸気が白や黒の煙となり出ていたと思います。人間蒸気機関車と化したわたし。投炭してくれるスライたん。もう汽笛なりまくり。そのころにはオランダおでぶ双子ナードがまじかっこよく見えてくるし。

なんかね、第一線から降りて行ってあれやこれやな風だからやばい感じの見た目になってしまってるだろうなー、ってね思い。楽曲権利なんかマイコーに売り渡していて財産もないだろし。だから惨めなとこを見なきゃならんのかと思ってたけどさ。しかし。実際怪しいおじいちゃんだけど、めっちゃピュアでフェアなものの考え方してるから好きだわ。スライ。

フェア。メンバーがだらしなくてLiveに間に合わなくても、マスコミはスライストーンがだらしないから、って言う。トランペッターにしていつも隣にいた存在でもあるシンシア(ホントかっこいー女性)が本当のことを言いなよ、って言ってもバンドの落ち度はリーダーの責任とかって言って自分守るより自分でかぶってきたんだよなあ。もちろんスライさんはイカレてらっしゃるとは思いますよ、だけどそんな一面を知ると、ハッ!としますわ。それとプリンスみたくいっつも音楽作ってるのイイね。60年代とは機材もなんもかんも違ってて、撮影当時はホテル住まいだったりキャンピングカー住まいだからPCでこじんまりと制作してて。不自由ない?とかって訊かれたら、道具は関係なく自分で良いものを作れるかどうかが問題、って言うんだもん。お薬と生活困窮で品位は失われがちなはずなんだけど、この人どこまでもピュアなんだと思った。それに元マネージャーに搾取されてたけど、裁判で勝ってから人前に出てくるようになったし。裁判までみんながすごく助けていたのも、この人がフェアでピュアなとこあるからなんだろね。

ていうか、やはりなにより曲が最高よな。

さーて、新譜作成してるらしいし。あたらし伝記映画もコモンが作ってるって話だし。楽しみにしていよう。来週のウォーキングはスライで楽しもう。

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