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note「みんなのフォトギャラリー」を使って写真の新しいアウトプットと新しい共感を見つけた話し。

noteがフォトグラファーにとって新しいアウトプット先になるかも?そして、新しい共感と出会えたというお話しです。

ちょっと長いので目次を…

・なぜ新しいアウトプットになるの?どんな使われ方されるの?
・新しい共感が生まれた話し
・キーワード(タグ)を有効活用しよう
・新しいファンを獲得できる
・新しいチャンスが生まれるかも?

みなさん、noteの「みんなのフォトギャラリー」という機能をご存知ですか?noteに掲載した写真を他のユーザーさんがヘッダー(タイトルの上にある画像)に使用してくれる機能です。

↑こんな風にヘッダーに写真を使ってもらえます。

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なぜ、noteがフォトグラファーにとって新しいアウトプット先になるのか?

去年の10月に試しに3枚くらい「みんなのフォトギャラリー」に写真を登録をしたら、私の友人が「知り合いのnoteを見ていたら、ヘッダーの写真が三浦さんっぽいなぁと思ってリンクを飛んでみたら、三浦さんのnoteでビックリした。」と話してくれて、「おや?これはみんなのフォトギャラリーで自分のnoteへ誘導できるのでは?」と思ったのがきっかけでした。

↑この写真が一番最初に登録した写真。10/5に公開したので、3ヶ月で13件使われています。

そして、下↓の通知です。1日に8人ものnoteユーザーさんにヘッダーの写真に使っていただく日もありました。どうやったら、たくさんの人に写真を使ってもらえるの?というのも後ほど書きますね。


今、30枚の写真を「みんなのフォトギャラリー」に登録しているのですが、1日2、3枚は使われています。
なんでアウトプットになるの?というと、この写真の右下に写真の持ち主のアカウント名が記載されるのと、リンクがついているんです。
ということは、そのnoteを見て写真が気になったら、そのユーザー名をクリックして自分のnoteへ誘導できるんですよね。

私の大好きな最所あさみさんにも使っていただけた…(嬉しい!)

・✈️・

新しい共感が生まれた話し

↑の使用履歴は上に載せたの「ピンクの花と女の子」の写真のものなのですが、いろんなnoteに使われているんですよね。季節もの、恋愛、自己理解、ライフスタイルなどなど。自分が思っていた写真のイメージの範疇を超えて使われていて、誰かが書いた言葉によって私の写真が選ばれる感覚が不思議な気持ちでした。

個人的には写真、絵画などのアートは人間の共感によって価値を産み出すものだと思っていて。最近はSNSの「いいね」機能が現れて、共感というものがシステマティックで簡単にできる世の中になっている気がします。でも、一目見て、身震いするような、遺伝子レベルでの共感するものに出会うと、「あぁ、これがアートだよなぁ。」って感動したりします。

ちょっと感覚は違うかもしれないのですが…
noteの特徴としてブログなどの備忘録というよりは、なにかを発信したいという思いのあるユーザーが多い気がします。その誰かに届けたいという気持ちによって「みんなのフォトギャラリー」から選ばれた写真は、ただTLを流れていくものを「いいね」する仕組みより、書き手の感性や心の手から拾われた気持ちになります。
もちろん、あんまり難しいことを考えずにポンっと選んだのかもしれません。でも、その直感で選んだ何かの先に私の写真にあると思ったら、普通に「いいね」されるよりも嬉しいなぁと感じてしまうのです。

私は自分の写真を使ってくれたnoteは全部読んでいます。
おそらく、だいたいの人が文章を書き終えた後に「みんなのフォトギャラリー」から写真を選ぶと思ってます。私の写真を選んでくれた人は、どんな気持ちで選んでくれたんだろうと想像しながら読むとなかなか面白いです。
たまーに、なんで私の写真を選んだんだろう…というnoteもあったりします。でも、じゃあその「なんで」を考えるのも作家側としては面白かったりするのです。そんなコミュニケーションから、書き手←→写真家の新しい共感が生まれるのではないかと思いました。

今のSNSって対大多数という形になっているけれど、写真を通しての1対1の見えない繋がりも面白いなぁって思いました。

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キーワード(タグ)を有効活用しよう

どうすれば写真を使ってもらえるチャンスが増えるの?
ということになりますが、ぜひ「みんなのフォトギャラリー」に投稿するときに現れるキーワード(タグ)を有効活用しましょう!

「みんなのフォトギャラリー」ではキーワードを検索して写真を探すことが多いと思います。
↑の写真は季節柄使われることが多いのですが、1月に入って1日1回は使われている気がします。
キーワードは28個入れてあります。使われているnoteのテーマは年末の振り返り、今年の目標、実家に帰った話し、孤独についてなど、キーワードに沿ったnoteの内容が多かったです。

では、どんなキーワード(タグ)を入れたら良いのでしょうか?
実は私、getty imagesというストックフォトの契約作家をしていおり、写真を撮った後にやらなければならない(買ってもらうための)アクションを教えて頂いているのですが、彼らが一番推しているのが「キーワード検索に引っかかるようなタグ」の入力です。納品の際に写真のキーワードを作家本人が入力するのですが、その作業をとっても重要視しています。
とても素敵な写真でも検索ワードに乗らなければ発見されないんですよね。

元々、写真を投稿するときにその意識はしていたので、同じ要領でキーワードを入れていったのが、「みんなのフォトギャラリー」でたくさんの方に写真を使ったいただいたきっかけだと思っています。

そして、具体的にどんなキーワードを入れたら良いの?というと、この3つを入れると見つけてもらえる確率があがります。

①形容詞
②季節、時期のワード
③日常のワード

まず第一に形容詞を入れる

これです。ヘッダーの写真はnoteの文章の内容の形容詞的なイメージを持ってくる人が多いようです。
寂しい、楽しい、悲しい、嬉しい、辛い、幸せ、、、
写真に喜怒哀楽のどれか当てはまるものを一つ入れてみましょう。
私の写真では、「寂しい」「孤独」などを付けた写真が使われることが多いので、noteユーザーはちょっと人には言えない寂しいことをシェアする人が多いのかな?とか思ったりしています。

季節、時期のワード

これは年末年始に感じたのですが、やはりみなさん年末の振り返りや新年の目標など、季節の切り替えの時期にnoteを書くことが多いみたいです。実際に、私の写真を使ってくださった方にも年末年始のあれこれを書いている方が多かったです。
ちょっと先になりますが、3月4月の卒業入学、入社などのタイミングを狙った写真を投稿してみるのはどうでしょうか。

日常のワード

noteは日記のような内容を書く人は少ないイメージなのですが、
ライフスタイル、日常、休憩、睡眠、食事、デートなど、日常のワードも検索されることが多いみたいです。おそらく、日常であったこと→内省して自分の視点で何か感じたこと、学んだことを書く人が多いのでは?と思います。
カフェで撮った写真に「食事、休憩、カフェ、ライフスタイル、ひと休み、デート」など入れると検索されやすいかもです。

・✏️・

最後に、実は他にもメリットがあるのです。

新しいファンを獲得できる

たくさんあるSNS。twitter、instagram、facebook、Youtube、tiktokなどなど。最近はCHIP、voicy、Radiotalkなど新しい発信の形もどんどん生まれていますよね。
そして、最近気づいたのですが、それぞれのSNSがユーザーの層が違うように、noteもtwitter、instagaramなどの主要SNSのユーザーと層が違うようです。実際に私のnoteをフォローしてくださったり、「いいね」を押してくれる方はtwitterなどではまったく繋がっていなく、noteの中で記事を見つけて読んでくれる方が多いようです。
特に、フォトグラファーの書き手はまだまだ少なく(保井さんなどのトップオブトップをのぞいて)、ノウハウ系の記事はたくさんあるものの、作家のクリエイティブな発信はまだまだブルーオーシャンなので、instagaramはレッドオーシャン過ぎてつらい…というフォトグラファーさんはnoteで発信してみるのもありではないでしょうか!

・🙌・

とうことで、まず最初の一歩を。

instagramなどのSNSで投稿してそのまま写真フォルダーで眠っている写真を投稿してみてはどうでしょうか!その写真の新しい発見があるかもしれません。
あと、個人的な思惑として…noteは素敵な文章を書くユーザーさんをピックアップしてくれていて、noteから書籍化のチャンスを掴める素敵なプラットフォームなのです。今はまだ文章ものがほとんどですが、いつかnoteから写真集が発売されることも…なんてあったら良いなぁなんて思っています。
(もちろん、私もそうなるように頑張ります!)

写真だけでなく、イラストレーターさんなど作家さんにとってもnoteが新しいチャンスや世界に出会える素敵な場に育っていくと嬉しいなぁと思います。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。写真展が続けられるようにサポートしていただけるとありがたいです…!