見出し画像

フィルムカメラを通して「違和感を大切にして、自分の個性を育てる」ことに気づいたお話し

久しぶりにフィルムカメラで撮りたい!と思い、ずっと気になっていたフィルムカメラをゲットしました…!今の時代だと、趣味でもちょっと奮発すれば買える値段のカメラなのですが、なかなか決心がつかず…ようやくヤフオクでゲットしました。

ただ、心配していたことが一つあって、それが的中してしまいまして…実はしばらくの間、フィルムカメラから遠のいていたのもその理由なのですが、実はお店の現像&スキャンに満足いかないことがちらほらあったんですよね。でも、これは個人的な好みであって、お店が悪いわけではないんです。むしろ、採算が合わないだろうに、現像&スキャンを続けていてくれてありがとうといつも思います。だから、自分でスキャナー買ってスキャンは自分でしてました。

私、すっごい神経質で細かいところがめちゃ気になっちゃうんですよね。デジタルでも色収差が出るとめちゃ気になるし、ハイライトの上にのるシャドウが粗いと気持ち悪くて…でも、自分がスキャンしてもうまく行かなくて、お店でスキャンしてもらった方が良い写真もあったりして、何が正解か分からなくなってきちゃったりするんです。あと、スキャンがとにかく時間が掛かるので、イライラの時間が増えてあんまりコスパも良くない…そして、闇に突入する…

のですが、本当にたまにデジタルだと撮れない最高の一枚が撮れたりするので、悩ましい。どうすれば良いんだ…ということで、一旦はフィルムカメラを置いてしまったのです。

で、今回も試しにフィルムカメラで写真を撮ってお店に出してみたのですが、同じ穴にハマってしまい…涙


とツイートをしたら、オランダにアーティストレジデンスで滞在している画家の友人に

、、と。

一時期、好きな写真家さんや編集さんが同じタイミングで言っていた「”違和感”こそ大事にしておくべき。」って言葉が私にとってかなり救いの一手になってたのですが、久しぶりに思い出しました。ものつくりをしていると変だなぁとか、気持ち悪いなぁって思うところこそ、逆説的に見つけられる自分の個性なんだそう。

なるほどなぁって思いました。で、それをスルーしないでしっかり解決しておくと、後々にゴールが見えてきたときに、直しておいて良かったって思うんですよね。私がよく気にする「違和感」は人の顔の色なんですけど、気になるととことん試行錯誤します。シャッターを押す瞬間も、レタッチするときも。最近、「三浦さんの撮る女の子って肌の色が良いですよね。」って褒められると、「そこはめちゃ頑張ってるんだよーー気づいてくれてありがとうーー。」と心の中でガッツポーズしてるのですが、それが私の写真の個性になり始めてるのかなとも思います。

スキャン問題は…いままでデジタルで修正前提で撮ったりしてたこともあって甘やかしな原因の一つな気がするので、撮影時にしっかりライティングやカメラの設定も改めて気をつけて撮らなきゃなって思います。もっと真摯に向き合わねばと!スキャン自体も再チャレンジしてみようと思います。

あと、ここぞって時にはちょっと奮発してプロフォトのスキャンサービスを使うのもありかなって考えてます。前に一回、堀内カラーで頼んだときはめちゃ良かったし、いろいろと未来に繋がったので。フィルムカメラを使うと、いろいろ向き合うものが多いなぁ。精進していきます。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。写真展が続けられるようにサポートしていただけるとありがたいです…!