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360度映像が写真の役割を奪う日

この前友だちに最新のGoProで撮影した映像を見せてもらいました。

GoPro Fusionかな。360度映像が撮れるやつです。

このすごさ、もう実際の映像を見てもらったほうが良いです。見てください。すごいから。動画なのに、ドラッグすると360度どこでも見れちゃう。

↓再生ボタン押して、動画の上で映像をドラッグしてお楽しみください〜。スマホのブラウザ・noteアプリからだと360度対応してないっぽいのでスマホの方はYoutubeアプリに飛ぶとちゃんと見れます。スマホのほうが体験としては良きかも。

景色のすごさや臨場感の伝わり方とかが写真の数億倍上…!

まだまだ先の話だとは思いますが、360度映像が写真の「説明」という役割を奪う日がいつか来るのだなぁと思いました。

それと同時に思う、役割を奪われた写真は一体どうなるのか?と。

それって絵画と写真の関係と同じなんだろうなと思うのです。

昔、絵画は「説明」の役割を担っていたわけですが、写真が出てきてから「こっちのほうがリアルに物事説明してくれるじゃん」となってしまった。画家が王族の絵を描いてこれが王様の御顔ですよ〜!って権威と共に広めてたものが、必要なくなってしまった。

故に、絵画は思想や表現の美しさ、それらの進化という文脈で価値を判断するようになった。

順当に考えれば、写真もそうなると思います。

思想・表現の素晴らしさをいかに表現するの?というアーティスティックな部分だけ残して、これからの写真は進化していくのだと思います。

そうなった時の写真の表現ってどんなものになるんだろう?
じゃあ、写真がこっち側に来た時に写実絵画はどう進化するんだろう?
また別の領域を求めて進化していくのだろうか。

そんな事が気になった夜でした。

あぁ…多分100年後くらいの人が見たら、家族の集合写真とか「???!?」って感じなんだろうなぁ〜。今のインスタ映え写真とかって、どう評価されるようになるんでしょう。見てみたい。

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