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ピアノとオンラインレッスン。

以前、コロナの影響でピアノレッスンが休講になったことについて書きました。

あれから5ヶ月。あっという間でした。

緊急事態宣言中の2カ月分の季節の変化に中々着いていけない日々が続きました。


4月に緊急事態宣言が発令され、職場のピアノ教室は全曜日休講。冬から春にかけて行われる予定だった発表会も全て中止になりました。

その間は改めてクラシックの勉強をしたり、生徒さんのレッスンに役立ちそうな資料を作ったり。しばらくして、私がお世話になっている教室ではオンラインレッスンが導入されることになりました。

オンラインレッスンでは生徒さんの自宅と私の自宅からインターネットを通じてレッスンを行います。オンラインのレッスン…どんな感じなんだろうと思いながらもいざ実践。オンラインレッスンを約2カ月行った中でのメリット、デメリットをまとめてみました。


・オンラインレッスンのメリット

まずはメリットから。

・お互いの自宅から、外に出ずにレッスンをすることができる

オンラインレッスンなので当たり前と言えば当たり前ですね。ネット環境とスマホやタブレット・パソコンと楽器があればスタートできます。

・消毒や清掃の回数を減らせる

通常レッスンでは生徒さんの入れ替えごとに、ピアノや椅子の消毒(キークリンを使用)・換気・手指の消毒を行いますが、オンラインレッスンでは自宅なのでその必要はないですね。もちろん、マスクもしなくて済みますね。

・お互いのピアノがあるため感染のリスクが減る

通常レッスンではお部屋がそこまで広くないため、1台のピアノを生徒さんと共有して使っています。「ソーシャルディスタンス」を守るため、なるべく生徒さんのそばで弾かないよう気をつけてはいますが、見本を見せるために近づいてしまうこともしばしば。オンラインであれば、それぞれのピアノがあるため距離も気にすることなく演奏できます。

自宅から安心してレッスンを行える(受けられる)。これが最大のメリットだと感じます。

・オンラインレッスンのデメリット

続いてデメリットです。

・ネット環境によってはタイムラグがある。

これはリモートあるあるですね。ネット環境や電波状況によってはフリーズしてしまったり、遅れてしまったりで生徒さんの演奏やお話が途切れてしまうことがあります。

・楽譜が見えない

通常レッスンでは、生徒さんが見ている楽譜を横から一緒に見ているのですが、オンラインレッスンでは生徒さんの使用中の楽譜はほぼ見えません。笑 

幼児の生徒さんで保護者の方が付き添ってくださった生徒さんは、保護者の方がカメラを楽譜に近づけてくださり、とてもありがたかったですが手間をおかけしてしまいます。こちら側で自分用の楽譜を用意すべきですね。ピアスコアのアプリに無料のクラシックの楽譜があるのでかなり助かっています!

・音質が悪くなる…?

こちらは生徒さんの楽器がアップライトやグランドなどの生ピアノだった場合。ネット越しで聴くと音質があまり良くないことが多かったです。音にこだわりたいからこそ生ピアノにされた方も多いと思うのですが…オンラインレッスンでは電子ピアノの方が音質良く聴こえたように思います。

・意思の疎通が難しい

これは先ほどの「楽譜が見えない」にも関連しているのですが、「ここの〜」と楽譜をさしてもどこなのかわかりません。オンラインレッスンではなるべく「こそあど言葉」は使わないよう心がけています。

いつもより伝わりにくい、わかりにくいと感じられないよう、言葉の選び方に気をつけたいですね。

・準備すべきもの

先ほどネット環境とタブレットと楽器があればスタートできる!と言いましたが、他にもあった方がいいのでは?と思ったものをまとめました。

・レッスンで使用している楽譜

先ほども言いましたが、レッスンを円滑に進めるためにも必要ですね。指導する上で小節数が書いてあると便利です。

・イヤホンマイク

無くてもレッスンはできますが、よりクリアに聞こえやすく、こちらも声を張らずにレッスンできるかな?と思いました。

・コンセントや充電器

レッスン中に電池切れ…なんてことがない様に、一応コンセントや充電器をそばに置いておきたいですね。

以上、約2カ月オンラインレッスンを行って気付いたこと まとめでした。

まだまだどうなるかわからない状況なので、出来ることからどんどん利用していきたいです。






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