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ミレニアル×ウエディング

2019,3,28
ミレニアル世代×ウエディング。
とても興味深いお話を聞きました。

わたしは1980年生まれだから、広い定義のミレニアル世代にギリ入るし、それ以前の、つまり、団塊ジュニア世代とかにも入る。ちょうど2000年にハタチになるという、狭間の年に生まれて、世代の特徴とかを見てると、どちらも「あー、あるある!」ってうなづいちゃうかんじの世代なのですが。

10年くらい前から、おじさんたちが新入社員を、宇宙人みたいだって言ってたけど、その彼らがそこここで新しくビジネスを始めていて、それがとても個性的で面白く、夢に溢れていると感じている。

実は最近仲の良い世代でもあって、お酒とか飲みながら話聞いてると、へぇ。と感心してしまうことも多々ある。学ぶことがたくさん。そして、みんな素直でいい子が多い。キラキラしてる子も。

魅力的でパーソナル、ブレない感性とセンスに溢れたこの世代に刺さるウエディング。その市場をブルーオーシャンにできるかどうかは、自分次第だなと感じている。この世代と作るウエディングはとても楽しいし。

結婚式はもちろん自由でいい。式場の言いなりにならなくていい。自由な発想で、バンバン新しいこと取り入れて、楽しく、自分たちらしく。でも、彼らが本質を見落とさないようナビゲートするのもわたしの大切な役割だと感じる昨今。結婚式はイベントでもショーでもない。ご祝儀は入場料でもチケットでもない。結婚式は高い、ぼったくってるって言われてしまうこともあるけれど、そうでもない場合、とても多い。これ、ちょっと原価率だけ冷静に考えればわかることなんだけど。ただ、その本質を伝えきれていないのは、今までの私たちに責任があるなって反省もしてます。

国が違っても宗教が違っても時代が変わっても、なぜ人は結婚式をするのか。よくわたしがお客様にする話。

「おふたりは、なぜ、けっこんしきをするのですか?」

これは、わたしが必ずおふたりにする質問。なんのために?だれのために?

ゲストに感謝を伝えよう、おもてなしをしようと思うのか、自分たちの自己表現のステージとして、やりたいことをやるのか、それによってもこちらのプレゼンテーションも変わる。

でも、式場の押し売りは嫌かもしれないけど、新郎新婦の世界観の押し売りも嫌だよね。昔、引出物によくあった名入れのくるくる回る時計とか、やたらと重いガラスの灰皿とかと、自分たちらしさ全開すぎる演出とか、ゲストにそぐわない無理のある会場設定とか、わたしからみたら全く一緒に見えてしまう。時代と表現方法が変わっただけで。お洒落なビジュアルから真似るのではなくて。本質を突き詰めた結晶が、お洒落なビジュアルに仕上がるべきなのです。

2人のために大切な人が集まる奇跡の1日を、本当の意味で自分たちらしく存分に、楽しんでほしい。

同じ顔ぶれで同じ空間を楽しむ時は、おそらく二度とありえないのだから。


ウエディングプランナー ERI Saeki


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