見出し画像

お香で世界を旅する vol. 1 古代エジプト薫香キフィ

4年ぶりに「お香で世界を旅する」シリーズの講座を再開いたします。
第一回は2月6日(日)午後3時から「古代エジプト薫香キフィ」を世田谷で行います。

パンデミックの影響で2年以上海外には行っておりません。
せめて香りで世界を旅する時間をもちたいですね!

初めて南仏グラースの国際香水博物館を訪れた時、古代エジプトの薫香キフィが欧州の香水文化の源流であることを知って、欧米で研究者が多いこともあり、古代エジプトの香りの展示の内容が充実していたことに、驚きました。

私は、東京のエジプト大使館と古代オリエント博物館で、古代エジプトの香りの講演と薫香キフィをつくる講座を開催していただいたことがありまして、英語の文献を入手して、キフィづくりをかなり研究しました。

古代エジプト薫香キフィの電子書籍をアマゾンから出版していますが、今でも毎月売れていますので、キフィに興味をお持ちの方は多いのだと感じています。

以前は古代エジプトらしい香りのキフィをつくっていましたが、今は、ダマスクローズを独自の製法で発酵・熟成させて、フレッシュな香りのキフィをつくっています。私の経験では、乾燥した香材だけを使うと、1年くらいで香りが劣化していきますが、発酵・熟成を経て創作すると、いのちを宿して、奥深い香りが生き続けるのを実感しています。いわゆるキフィの進化系です!「熟香®ローズ」とよんでいます。香りはネットでは伝わりませんので、リアルでぜひ体験していただければと思います。

『時空を超えて お香の香りで 世界を旅する講座』

【Vol. 1 古代エジプト薫香キフィ】

古代エジプトの神殿や王宮で太陽が沈む時間に焚かれていたお香。

今のライフスタイルにあったかたちで提案するお香の香りは、ワインやシャンパンにもぴったり。

キフィは、オマーン産の上質の乳香をベースに、バラの花びら、カルダモン、シナモン、ジュニパーベリーなど、さまざまな香材を調合したものです。

今はダマスクローズの香りを生かすような調合で、発酵・熟成させて、オリジナルのキフィを創作して「熟香®ローズ」とよんでいます。

乾燥させた香材だけを使う場合と比べて、花の酵素が働き、いのちを宿しますので、独特のフレッシュな香りから、生きていることが感じられます。なによりも、長期保存できて、劣化しないのが、最大の魅力です。

祈りや願いをこめてキフィをつくると、焚く時にその思いが宇宙全体にひろがっていくのを実感できます。

■日時: 2022年2月6日(日)15:00-16:30

■会場:世田谷「香」サロン(桜新町駅・上町駅から徒歩8分)

■講師:渡辺えり代(香研究家・香研究会IRI代表・日本薬科大学特命講師)

■要予約: 080-6552-4709 eriyo@arts-wellness.com

■参加費: 1万円 (レクチャー・香りの体験・お持ち帰りのお香含む)





よろしければ、サポートお願いいたします。世界のお香の調査・研究の活動のために使わせていただきます!