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石田ショーキチ 25 years from years old Tour @梅田シャングリラ

25周年おめでとう石田さん、追いかけ続けて24周年おめでとうオレ。
 
指折り数えてみると、すでに人生の2/3以上をご一緒している石田ショーキチ御大、デビュー25周年ツアーの大阪公演に行ってきました。スパイラルライフ・スクーデリアエレクトロ・石田ショーキチ名義とオールキャリアベストみたいな選曲なんだけど、どれもすべて「今のバンド」の音に生まれ変わっていて、楽曲そのものに対する思いが掘り起こされる懐かしさと、新しいアレンジ&バンドの妙に驚かされるのがないまぜになって忙しい。

ヨシグンまで自転車走らせて買いに行った曲と中学の文化祭で使った曲と恋に破れ泣き濡れてリピートした曲とあの舞台で爆音で聴いた曲と横浜アリーナ(の小ホール)で鳴らしたあの曲とこどもにはなうたで歌ってあげる曲が90分にパッケージされてるなんて、思い出迷子になってる暇さえないっつうの。

スパイラルはいっこもみられなかった私ですが、スクーデリア以降、いろんな編成の石田バンドを見てきて、今の4人がもっとも軽やかで若いバンドだと感じる。(中身はおっさんばっかりだけど)4人がステージに立って、せーの!で音を出せばもう成立するとでもいうか。打ち込みオケのイメージが強い楽曲も、ごりっと4人だけで鳴らしちゃって、すっかりバンドとして安定してるなあと思ったら、突然ドラムの瞬くんがボーカル取るとか腰が抜けるわ!(しかも100マイル!!)なんとまあくえないおっさんたち。

Rainbow / DAY AFTER TOMORROW / Rock'n Roll Missing / The Answer / サマーレイン / 夏の手紙 / 20th centuty flight / 霧雨 / Infinity with you / Mirage / 裸足の100マイル / 静かの海 / Dance to God / 星のクロニクル
encore:Shout it loud / Cry

アンコールは動画撮影OK。みんなが「踊りたい」と「撮りたい」気持ちのせめぎ合いをしつつもスマホをかざす姿がとても良かった。そして"CRY"の、巻き舌するところと笑い声がこの15年まったく変わっていないのに笑う。

残念ながらツアーは終わってしまったけど、今回販売された「My Oldest Numbers vol.4」には、このやんちゃ感がギューっと詰まってるので、最近すっかりイシダごぶさただなあと思っているオールドファンは正座して聞くように(そこのキミとあなたとユーですよ!)。初期スパイラルの楽曲にはゲストボーカルが参加していて、そう、つまりはコーラスイシダが聴けるってこと。通販開始を震えて待て!

▶︎ My oldest numbers vol.4とエクストラ作品リリースのお知らせ

ごく個人的な感慨として、このツアーを息子(3)と一緒に見られたのがとてもうれしい。冒頭は食い入るようにステージを見つめ、サマーレインではフロアのみんなと一緒に手を振り、ミラージュのサビでは抱っこで跳ねる(危ねえ)盛り上がりを見せてくれました。「このおうたすき?」って聴いたらゲラゲラ笑い転げるばかりだったけど。だいぶ世の中を観る力がついてきたので、かーちゃんが好きなものをたくさん見せたり聴かせたりしたい。

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