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「なんか、創り出そうぜ」のスピード感がすごい。 #星野源 #創造

いわゆる「テレビとか雑誌にバンバンでるような、メジャーアーティスト」をちゃんと熱心に追いかけてるのって、それこぞ全盛期のチャゲアスぶりくらいなんですが(あるいは熱心さで言えばスパイラルライフぶり)、星野源/創造のリリースを見て、音楽の制作タームとかプロモーションとか、それを手にするリスナーの手軽さとか広がり方がなんかもう全然変わっちゃってんだなあとしみじみ思ったのでメモ。おばちゃん配信とサブスク解禁が同タイミングってだけで未だにびっくりしちゃうもんね。

・CMの30秒版が公開されたのが2020/9/4。CM時点ではこの尺でしか作ってなかったとのこと。パーマくるくるなのでたぶん志摩くんと平行。(いま聴くと全然音違うわね)


・MIU404クランクアップが9/4 、最終回が1週間後!(これもびっくりした)
・逃げ恥SPのクランクインが10/6、撮影家1ヶ月半くらい。
・年末〜1/2のオンエアまではドラマの番宣&紅白などでずっぱり
・新年早々からは「ズブズブに制作してます」とラジオでの言
・完成したのは誕生日の前日。1/27!
・(アー写は手前で撮ってたかもしれないけど髪の長さ的にはどうか。PVはどうしたってこの間よね)
・新アー写とともにリリース告知は2/12。


・2/17 0:00 に配信開始、サブスク解禁、YouTubeプレミアでMV配信(リアタイ8万人!)YouTubeの字幕機能を使って日英の歌詞を載せてるのとかもすごい。
・2/17 1:00 オールナイトニッポンでなにより早く新曲についてのコメント
・2/17の日中 主だった音楽メディアサイトに続々とインタビュー公開。本人のストーリーズで告知。いろんなネタばらしを早速読めて嬉しい。
https://kai-you.net/article/79582
https://www.oricon.co.jp/special/55895/
https://realsound.jp/2021/02/post-708039.html
https://mdpr.jp/interview/detail/2441971
https://natalie.mu/music/pp/hoshinogen05
https://www.famitsu.com/news/202102/17214538.html (ファミ通!!)
・35時間後の現在、配信チャートぶっちぎり中。

なんかさー、レコ屋の予約シート2ヶ月前に書いてCDジャーナルの新譜情報ではじめてジャケを見て震えながら指折り数えてラジオのオンエア解禁日はカセットで録音しながら正座で待機してフラゲ日の火曜日の授業はぜんぜん身に入らなくてダッシュで帰宅してレコ屋に駆け込んで、家に帰るのも待ちきれなくて家電売場のCDデッキで再生したりポータブルCDで爆音で聞きながら歌詞カード眺めて買えって、翌月発売のROJのインタビューをまず立ち読みしてからレジに持っていってPATI-PATIで毒のあるコメントを見て笑ったりともだちからB-PASSの切り抜きもらったりするような時代じゃあないんですよ!!(これは95年くらいのいちリスナーのお話w)

2000年代初頭から、ほんの少し垣間見ていた制作側の視点からしたって、フィジカルなCDを作ってジャケットのアートワークを作ってプレスして流通に乗せて…みたいな速さやコスト感とあまりに違ってくらくらする。しかも「5大ドームツアーの国民的アーティスト」の「スーパーマリオ35周年」なんてギラギラのタイアップついてる作品にも関わらず、この(戦略的な)軽やかさ。たまんない。ポスターの一枚くらい作って欲しいわい。

この記事、源さんのラジオ聞いたりインスタで見聞きしたことをざっと並べただけなので、細かい不整合はご勘弁くださいね。なんか分析したり提言したり昔を懐かしみたいわけでもないです。ジャケの印刷モアレふうな感じがたまんない、みたいな話はまた今度。

こどもの頃、おんなじように音楽を追いかけていたかもしれない同い年の人が作った、思い入れギッチギチの楽曲とスピード感と自由で勢いある展開を見てたらワクワクして「なんか、創り出そうぜ!」って強くおもったということです!


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