見出し画像

GOTH-O-LOGY(ゴス無学)に基づく仕事一覧


プロフィール

暗黒綺想家。1988年山形県生れ。『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社、2022年)で音楽本大賞2023年「個人賞」を受賞(渡邊未帆選)。『黒人音楽史』が神奈川工科大学の2024年度国語の入試問題に使用される(設問の答えが分からなかった!)。その他の著書に『悪魔のいる漫画史』(blueprint、2023年)、『ゴシック・カルチャー入門』(P-VINE、2019年)。魔誌『機関精神史』編集主幹。2023年6月より出版人・広告人にて「博覧狂気の怪物誌」連載中(晶文社より書籍化予定)。2024年4月よりNeWORLDで「綺想とエロスの漫画史」連載中(ケンエレブックスより書籍化予定)。『映画秘宝』で書評コーナー「暗黒綺想ブックレビュー」を毎号担当。

※朕のやってる学問(らしきもの)をGOTH-O-LOGY(ゴスオロジー、と読む)と名づけることにした。THEOLOGY(神学)を分解してTHE-O-LOGY(O=オー学)を捏造し、O=0(零=無)の形態的類似を仕込んだサン・ラーの顰みに倣い「ゴス無學」と訳される。つまり朕(ちん)の本を読むと汝(な)は無学になる。以下、GOTH-O-LOGYに基づく仕事一覧DEATH。

インタヴュー

「愛書家が選ぶ今月の1冊 後藤護さん(前篇)——道化として生きる、人生の師が語る本 『ハリー・スミスは語る』カンパニー社」
(聞き手=鍵和田啓介、『Tarzan』2024年5月9日号100頁掲載)

【前篇】ブルースと「鳥獣戯画」はリンクしていた!? “暗黒批評家”がいざなう目からウロコの黒人音楽の世界(聞き手=篠原諄也、『fumufumu news』2023.5.19掲載)

【後篇】暗黒批評家・後藤護さんがSNS全盛の令和にこそ「黒人音楽」を通して探りたかったものとは(聞き手=篠原諄也、『fumufumu news』2023.5.19掲載)

ゴシックからブラックへ、アフロ・マニエリスムの誘惑── “暗黒批評”家が紡いだ異貌の黒人音楽史|後藤護 『黒人音楽史 奇想の宇宙』インタビュー
(『DOZiNE』掲載、インタビュー・文/ケロッピー前田)

「ゴシック・カルチャー」論じる新世代の暗黒批評家・後藤護さんインタビュー(朝日新聞ウェブ「好書好日」掲載、文:篠原諄也 写真:北原千恵美)

【創刊10周年記念特別インタビュー 様々なる個立②】
「『黒人音楽史 奇想の宇宙』(中央公論新社)——今こそ、総合的で魔術的な世界をぶつけたい!」(『出版人・広告人』2023年3月・120号、聞き手/今井照容、構成/寺岡裕治)

大道芸、にぎわいよ再び」※ピーター・フランクル、高山宏と並んで
(『朝日新聞』2020年4月20日朝刊15面「文化の扉」欄、文:大内悟史)

『悪魔のいる漫画史』関連イベント・記事など

2024年4月16日(火)大槻ケンヂ × 後藤護 司会 = junjun 「日本サブカル漫画大全──大槻ケンヂとロック、オカルト」@ゲンロンカフェ

2024年2月7日(水)19:30~ 阿佐ヶ谷ロフトA
吉田豪×後藤護『悪魔のいる漫画史』刊行記念トークショー

ロングインタビュー「後藤護『悪魔のいる漫画史』諸星大二郎からチェンソーマンまで」(『町山智浩の映画特電』2024.1.16.収録)

2023/12/21 THU 20:00-24:00Real Sound Collection『悪魔のいる漫画史』刊行記念番組 実写版「悪魔のいる漫画史」後藤護〜暗黒批評家・後藤護が、楳図かずお『神の左手悪魔の右手』から藤本タツキ『チェンソーマン』まで、悪魔的漫画の血統を読み解く!!!
●出演:後藤護、寺井広樹(日野プロダクション)、宇田川岳夫、ヒロシニコフ ●DJ Plays「悪魔のいる漫画・アニメ・特撮史」ONLY|DJ:フクタケ|BROADJ#3248|EXTREME OFFER SERIES Chapter 24

BHチャンネル【生配信】悪魔のいる漫画史!? 後藤護さん登場!
聴き手:ヒロ・ヒライ

【書評】鈴木涼美「惹きつけられる美醜の対立」(『文藝春秋』2024年6月号掲載)

作品の不気味さが解体されていくうちに、どうして青春時代に読んだ楳図作品のおぞましい描写がずっと頭に残っているのか、なぜ『ベルセルク』の拷問シーンにあれほど惹きつけられるのか、と自分の偏愛にも一つ道筋がつけられた気分になる。同時に一見清潔な都市に住む大人の中にある変態性が浮かび上がってくる。冒頭で「澁澤龍彥がもしマンガを読んだら?」という命題が宣言される通り、『黒魔術の手帖』や澁澤の愛した画家クラナッハが参照されるなど、漫画作品における澁澤の影響や類似点などが各所で指摘されるのも読みどころのひとつだ。音楽や映画に精通する著者のある意味澁澤的に縦横無尽な情報量によって、漫画から派生して異分野の芸術にも興味を誘われる一冊となった。

鈴木涼美『悪魔のいる漫画史』書評より

【書評】ヒロシニコフ「後藤護が漫画史を「暗黒」に塗りつぶす! 異色の漫画評論本『悪魔のいる漫画史』が放つドス黒い真価」(『リアルサウンド ブック』掲載)

本書を読むと、後藤護の博識に唸らされ、そのユーモアに笑わされるだろう。だが同時に、書中に散りばめられた膨大な固有名詞の数々は、読者に受容の体勢のみを許さない。漫画を起点にあらゆるカルチャーへの扉を開いてゆく本書は、漫画評論のみで完結することなく、読者の興味も同時に異文化へと連れてゆく。「この漫画が好きだから」という理由で読んだが最期、読了後にはあなたの興味は全く別の領域へと飛散することは必定だ。日野日出志作品への興味が、気づいたらSPKへと移っているかもしれない。山岸凉子作品への愛着から読み進めると、不思議とフライング・ロータスが撮った映画を観たくなっているかもしれない。あらゆる文化へと開くポータル、それが本書の真価であると断言できる。

ヒロシニコフ『悪魔のいる漫画史』書評より

『黒人音楽史 奇想の宇宙』関連イベント・記事など

菊地成孔のブラック・サマーセミナー Vol.1「黒人音楽史 スピリチャルからヒップホップまで」 ゲスト:後藤 護 7月11日(火) 19:00 | 港区南青山6丁目10−12 フェイス南青山 1F | By BAROOM

後藤護 × 菊地成孔『黒人音楽史』対談 「抑圧が強くなった時代の次にはまた爆発が来る」構成・取材=松田広宣、写真=林直幸

BURST公開会議#29(2023/6/27 @阿佐ヶ谷TABASA)
#後藤護 #『黒人音楽史』特集

2023 02/04 [Sat] 19:00〜【ゲンロン主催イベント】
後藤護 × 荘子it × 吉田雅史
「驚異と奇想の精神史──もうひとつの黒人音楽をめぐって」

ゲンロンカフェにて。当日、五反田駅前で職質される。

中央公論新社 Presents 実写版『黒人音楽史 奇想の宇宙』
〜アフロ・フューチャリズムの特異点、サン・ラー&ラメルジーを語り尽くす!!!!
●出演:後藤護(暗黒批評、黒眼鏡)、宇川直宏(”現在美術家”、DOMMUNE)、中原昌也(作家、ミュージシャン)、荏開津広(ライター、DJ、大学講師)、工藤遥(カンパニー社代表)
●<90分で辿る黒人音楽史!DJ Plays 奇想の宇宙 ONLY|BROADJ#3119> DJ:中原昌也、藤井悟+荏開津広

画像4
テーブルがなんか光り輝いている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

暗黒批評家・後藤護×學魔・高山宏「アフロ🌙マニエリスム夜会」『黒人音楽史 奇想の宇宙』刊行記念(@六本木・文喫、2022年11月17日)

「【生配信】黒人音楽史の綺想宇宙!? 後藤護さん登場!」
ヒロ・ヒライ×後藤護トーク(BHチャンネル、2022年11月5日、22時より)

「クレイジーミュージック探訪 ~ 黒人音楽史 奇想の宇宙 編」
ホスト:ケロッピー前田+持田保 ゲスト:後藤護
(@阿佐ヶ谷TABASA、2022年12月8日)

「ヒップホップ・テクノロジー史元年、1973年8月11日。その日ブレイクビーツとラッパーはどのように誕生したのか」(『婦人公論』WEB)
※『黒人音楽史』最終章の「テクノロジーとしてのヒップホップ」の導入部

「規律を破れば罰として高級ホテルで最高の食事と車を与えられる? それでも「刑務所」と呼ばれたジャズ作曲家サン・ラーの楽団とは」(『婦人公論』WEB)※『黒人音楽史』第4章「詩人ジャズマン」の一部

「「柄杓を追え」「水の中を歩け」…。<命懸けのサバイバル>のための暗号をゴスペルに埋め込んだ黒人奴隷たち」(『婦人公論』WEB)
※『黒人音楽史』第一章の「黒人霊歌という暗号」の一部

『黒人音楽史 奇想の宇宙』書評・紹介記事など

椹木野衣「「奇想の精神」浮かび上がらせる」
朝⽇新聞掲載:2023年01月07日

自分たちを人間ではなく物資として扱った美学の源泉が黒人音楽の歴史へと投影されるとき、そこに生まれるのは順列ではなく倒錯であり、様式ではなく迷宮である。そのような倒錯と迷宮からなる「驚異博物館(ヴンダーカンマー)」の根底に、過去と現在とを問わず流れる――あたかも一匹の大蛇のような――「奇想の精神史」を、著者は浮かび上がらそうとしている。

椹木野衣「「奇想の精神」浮かび上がらせる」朝⽇新聞掲載:2023年01月07日

ウェルズ恵子「米国 抑圧下の「奇想の宇宙」」
『日本経済新聞』2023年1月14日朝刊掲載

著者は、音楽と歌詞とイメージ、社会史および思想史を縦横無尽に語り、黒人音楽の根底にあるマグマを掘り当てる。同時に本書は「別世界」の伝達言語(ツール)について述べているせいもあり、記載情報の飛躍に戸惑う部分も少なくない。理屈でわかるかと思いきや、強烈弱者の感覚を共有しないと読み切れないかもしれない。しかし、それこそが著者の目指す「奇想の宇宙」で、本書の魅力である。知的かつ感性豊かな本である。

ウェルズ恵子「米国 抑圧下の「奇想の宇宙」」『日本経済新聞』2023年1月14日朝刊掲載

音楽学者・増田聡氏が『月刊みすず』2023年1・2月合併号「読書アンケート」にて『黒人音楽史』を2022年の5冊に選定

「ポピュラー音楽史について標準的な史観を再考する意欲的な書物が近年相次いでいるが、2022年は本書が出色の面白さ。アフロ・マニエリスム概念を軸に、抑圧された黒人たちの生の息吹といった疎外—奪還論的な枠組みとは離れたところから音楽史を読み替える。」

月刊みすず2023年1・2月合併号より

松山晋也「アフロ・マニエリスムが抉り出す米国黒人の精神史」
『intoxicate #161』(2020年12月刊行)67ページ掲載。

「後書きで「批評とはアートなのだと高山宏から教わり、エンターテインメントであると平岡正明から教わり、そしてパトスなのだとグリール・マーカスから教わった」と述べているが、まさしく、美学と笑いと情熱の三位一体化こそが後藤の思考と執筆の源泉であり肝であることを、本書では改めて確認できる」

松山晋也「アフロ・マニエリスムが抉り出す米国黒人の精神史」
『intoxicate #161』(2020年12月刊行)67ページ掲載。

日下部克喜(フリーライター)
「思考の連鎖が呪術的に作用」、『山形新聞』2023年4月5日(水)朝刊

「「黒人音楽史」という書名にだまされてはいけない。音楽書と思ってページをめくれば、幽霊、暗号、フリーメイソン、土星人、フランケンシュタイン、そしてカンフーと、一見して黒人とも音楽とも関係がない語句が並んでいることに、まずは驚くはずだ。しかし、本書で展開するアクロバティックな論理の飛躍と著者の博覧強記ぶりに接すれば、それらが黒人音楽の闇の精神史ともいうべき「奇想の宇宙」の扉を開く鍵であることに気づく。」

『山形新聞』2023年4月5日(水)朝刊

大塚一帆(音楽プロデューサー・黒人文化研究)
「「もう一つのアメリカ」を綴る——分裂と(再)統合、黒人文化の歴史的な可能性」、『週刊読書人』2023年2月3日号6面掲載。

「無関係に見えるものを繋ぐこと ありふれた思念の組み合わせを叙事詩にまで引き上げること……心を掴む言葉で今、過去を語れ」。ソウル・ウィリアムズのエピグラフで始まる本書は、「アナロジーが実は裏テーマの」と語る後藤が、アフロ・マニエリスムの魔術的な「綜合(ジンテーゼ)する知」によって膨大な知識から編み出した黒人文化のオルタナティブな可能性である。かつ、常に歴史の裏側に追いやられた「もう一つのアメリカ」を歴史編成のパフォーマティブな力によって綴ったアナロジーでもある。

『週刊読書人』2023年2月3日号6面より

中条省平(フランス文学者)
『フリースタイル55』2023年春号の「one, two, three!」のコーナーで取り上げていただく。

「澁澤龍彥のような博引旁証と平岡正明ばりのタンカバイの自由な結合が読みどころだ。デヴィッド・ボウイもサン・ラーの精神的眷属として特別出演している。」

『フリースタイル55』28ページより

TURN掲載【From My Bookshelf】Vol.5『黒人音楽史-奇想の宇宙』 奇想の系譜から導き出すアフロ・マニエリスム(13 July 2023 | By Yo Kurokawa)

全編を貫く「方法的悪文(!)」が放つエネルギーは圧倒的で、明らかに読者に対しても本書を読み下す体力とバイタリティーを要求している。率直に言ってしまえばこのある種の読みにくさは、そのまま本書のテーマ「アフロ・マニエリスム」を体現している。合理性を拒否し、夥しい量の知識を基にした怪物的な知性で、不条理と共にある世界を生きる、そんな精神性で成り立っている書籍なのだ。

Yo Kurokawa

二木信(ヒップホップ・ライター)
『ミュージック・マガジン』2023年1月号掲載
※平岡正明からの影響をご指摘いただく。

鍵和田啓介「11月はこんな本を読もうかな。「知的刺激が足りてないなぁ」ってときに読みたい4冊。」『POPEYE』WEB掲載

風間賢二(怪奇幻想文学研究・翻訳家)
「2022年:私のベスト3」『本の雑誌』2023年1月号掲載

鈴木慎二(BOOKS隆文堂書店員)
「2022年:下半期の三冊」『図書新聞』掲載

『日本戦後黒眼鏡サブカルチャー史』関連記事

「澁澤龍彥とみうらじゅんは……じつは似てる!(feat. 土星人サン・ラー)」(『映画秘宝』2024年3月号「90年代サブカルチャー 地獄の季節」掲載)

『ゴシック・カルチャー入門』に関連したイベント・記事など

「ゴシック表象文化論」(@山形大学 人文社会学部)
2020年12月3日開催。山形大学「表象文化論」講義の特別非常〈識〉講師として柿並良佑先生より招待有。第一部は講義、第二部はヴィーラント研究者でヤン・ピーパー『迷宮』(工作舎)翻訳者の加藤健司先生とのトーク。

画像3
このフライヤー発明者=柿並良佑

高原英理&後藤護〈対談〉
ゴシックへのさらなる螺旋下降
(『図書新聞』2020年2月15日号、1~3面)

野波健祐「(好書好日)博覧強記のゴシック論
(朝日新聞2020年1月18日朝刊)

今井書店・高木善祥「黒の魅力を考える」
(朝日新聞鳥取県版「本の学校から」)

高山宏「影響を受けた「私の三冊」」
(丸善ウェブ「知を燈す11の学び」)

風間賢二「2019年の三冊」
(『週刊読書人』2019年12月13日号)

書評:野中モモ(『ミュージック・マガジン』2020年2月号、214ページ掲載)

書評:村尾泰郎「人間を惹きつけてきた闇の文化史の歴史的背景を探る」
(『レコード・コレクターズ』2020年2月号、191ページ掲載)

後藤護「ゴシック・カルチャー破門からのマニエリスム入門
(hontoブックツリー掲載、ブックキュレーター哲学読書室 a.k.a. 月曜社・小林浩のページ内で)

ウラゲツ・ブログでも取り上げられました。

大学生のうちに読みたい!他人と差をつける必読カルチャー本4選(『UPU』掲載)

『ゴシック・カルチャー入門』WEB番外編

(※すべてRe:minder掲載のゴスロックに関する記事)

人文科学系

【批評の座標 第10回】溶解意志と造形意志——種村季弘と「水で書かれた物語」(後藤護)

※学術的な原稿依頼がほぼ皆無。頭の悪さがバレているのだろう。

エッセー・雑文

「本嫌いを本狂いに変えた一冊——高山宏『目の中の劇場』」
(『本に出会ってしまった。——私の世界を変えた一冊』Pヴァイン、2024年掲載)

映画関連(本三、四冊分くらいは書いたので誰かまとめて書籍化してください!!!!!!!!!)

文庫解説「映画に格助詞「と」を持ちこんだ人――スペシャリストにしてジェネラリストであること」、町山智浩『ブレードランナーの未来世紀 <映画の見方>がわかる本』(朝日新聞出版、2024年)巻末

「クローネンバーグやフルチに震えた御仁はピーター・グリーナウェイを観なきゃ損でしょ!」(『映画秘宝』2024年4月号掲載)

淫(イン)タビュー「暗黒批評・後藤護に聞く! 悪魔の『悪魔のシスター』とデ・パルマ」(ブライアン・デ・パルマ監督『悪魔のシスター』リバイバル上映パンフレット掲載)

『ピーター・グリーナウェイ レトロスペクティヴ』コメント(2024年)


デイヴィッド・クローネンバーグ監督『ビデオドローム 4Kディレクターズカット版』推薦コメント

『映画秘宝 2024年4月号』にグリーナウェイ・レトロスペクティブ2000字レヴューも合わせて書いてます。
この映画に出て来るビデオはVHSではなくベータなのだが、思いついちゃったから仕方ない。

ライナル・サルネット監督『ノベンバー』推薦コメント

元ネタ:「目玉のための黒い快楽」は荒俣宏の名言「目玉の快楽」を黒に染めました

『THE FOOLS 愚か者たちの歌』推薦コメント

サンプリングネタ:「愚者の船」は高橋康也『道化の文学』、「酔いどれ船」はランボー、「エレクトリック・ドンキホーテ」はフランク・ザッパの評伝、「!!!!!!!」はネオダダ、NEU!の「!(半角)」ポップアジテーションの遺伝子を引き継ぐ宇川直宏先生からそれぞれ剽窃した。


佐藤訪米監督『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』推薦コメント

ボツ案もおまけで
〈フリージャズ、Pファンク、パンク、歌謡、サン・ラ―のアーケストラ、サーカス、見世物小屋、地下演劇、チンドン屋が道化のだんだら服(medley) のように繋ぎ合わされた謎多きマッシュアップ・モンスター、渋さ知らズ。私の苦手とする思想家スラヴォイ・ジジェクが唯一良いことを言っている。「事故のかたちでしか真理は訪れない」。天才、変人、奇人、魑魅魍魎、すべてがヒューマン玉突き事故を起こしながらも梁山泊が形成される奇跡の「場」=渋さを捉えた本作を見逃すな!!!!!!!!〉

➊ルーツ・ミュージックのゴタ混ぜ──『アメリカン・エピック』
➋スペース・イズ・ザ・プレイス —— 渋サ(ワ)知らズと土星人サン・ラーが出逢う「場」──『NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇』
(『ele-king cine series 音楽映画ガイド──ロックからソウル、ジャズまで、伝記&ドキュメンタリー最新40選』2024年)

「恐怖のコラージュ、あるいは語源考のミステリー」(『死霊館のシスター 呪いの秘密』パンフレット寄稿、2023年)

「「ウンハイムリッヒ」なテキサス——二輪が四輪に、故郷が異郷になるとき」(ZINE「悪魔とオカルトの1970年代 特集『悪魔の追跡』ピーター・フォンダとウォーレン・ウォーツ」2023年掲載)

●「偶像破壊としての頭部破壊:人間の頭をぐちゃぐちゃにすることはなぜかくも気持ち良いのか?——『スキャナーズ』」
●「マクルーハンの見た悪夢——『ビデオドローム』」
(ともに『デヴィッド・クローネンバーグ 進化と倒錯のメタフィジックス』Pヴァイン、2023年所収)

●「恐怖のアルジェント・マシーン 自動人形・エレベーター・マネキンとの別世界通信──『サスペリアPART2』」
●「カマキリの神話学 祈りと邪眼──『ダリオ・アルジェントのドラキュラ』」
(ともに『決してひとりでは読まないでください──ダリオ・アルジェント 「サスペリア」の衝撃』Pヴァイン、2023年所収)

「勝「手」に盗め――帰ってきたカッパライ 『勝手にしやがれ』」
(『ジャン=リュック・ゴダールの革命』Pヴァイン、2023年所収)

「オルフェウスの声——「分断」の時代に常に蘇る「綜合」の神話」
【没後60年ジャン・コクトー映画祭】記念刊行ZINE『飛翔するジャン・コクトーへの挨拶』所収

『飛翔するジャン・コクトーへの挨拶』書影

「恐怖のアナモルフォーズ」
(高橋洋監督『ザ・ミソジニー』劇場用パンフレット、2022年所収)

➊「ウサギとモグラで『US/アス』を掘る」(ジョーダン・ピール『アス』評)
➋「百年経っても「ダス・ウンハイムリッヒ」!」(アリ・アスター論)
➌「グラウンド・ゼロとしての「メタメタ」ホラー」(『キャビン』評)
(すべて『新世代ホラー2022』Pヴァイン所収)

➊『死霊のはらわた』評:「〈スプラッター資本主義〉のはらわた──四肢切断はメッセージ」
➋『オズ はじまりの戦い』評:「〈エメラルド資本主義〉──神智学とショー・ウィンドーと『オズ』の関係」
(ともに『サム・ライミのすべて――『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡』Pヴァイン、2022年掲載)

➊『ゾンビ』評:「熱力学(エントロピー)と人間嫌悪(ミザントロピー)に抗して」
➋自由コラム:「ゾンビウォークからゾンビハンドへ——ゾンビの左手、人間の右手」
(ともに『ジョージ・A・ロメロの世界──映画史を変えたゾンビという発明』Pヴァイン、2021年掲載)

「道化・音楽・諷刺――『時計じかけのオレンジ』のキメラ的世界」
(佐野亨編『映画の巨人たち スタンリー・キューブリック』辰巳出版、2020年所収)

リチャード・スタンリー『カラー・アウト・オブ・スペース』評
(『映画秘宝 2020年9月号』掲載)

「ポストパンクが彩る暴力青春フーリガンムービー!」、映画『アウェイデイズ』評(『映画秘宝』2020年11月号掲載)

「LGBTQ文脈に現れた「奇想(キャンプ)の系譜」、レア・ミシウス監督『ファイブ・デビルズ』評(『キネマ旬報』2022年12月上旬特別号)

「ユニオンジャックに黒はない、のか?」、フランコ・ロッソ監督『バビロン』評(『キネマ旬報』2022年10月下旬号)

「ダンスする詩、ダンスする世界」アレハンドロ・ホドロフスキー評、「映画で自分を見つめること」特集(『キネマ旬報』2022年10月下旬号)

「なぜLAでクラウトロックなのか?」、ポール・トーマス・アンダーソン監督『インヒアレント・ヴァイス』評(『キネマ旬報』2022年7月上旬号

「道化的思考からドイツ・ロマン派的結合術へ」、J・L・ゴダール『気狂いピエロ』評(『キネマ旬報』2022年4月下旬号

「アメリカン・ヒーローの条件——テクノロジーと啓蒙の「光」」、チャドウィック・ボーズマン追悼(『キネマ旬報』2021年2月下旬号

「二つの時代を貫く「ギガピンピン」」、山本政志監督『脳天パラダイス』評(『キネマ旬報 2020年12月上旬号 No.1854』掲載)

特集「生誕101年 野村芳太郎、再発見」に『震える舌』評を寄稿
(『キネマ旬報 2020年7月下旬特別号』掲載)

「ミニシアターの両宇宙誌」
(『キネマ旬報』2020年6月下旬号、特集「ミニシアターと映画とわたしたち」)

「道化の烙印――あるいは「醒めた道化師の世界」への注釈」
(『キネマ旬報』2020年4月上旬号「追悼・映画俳優、宍戸錠」)

色彩のアルケミア――「緑」と「赤」の恋人たち
(『キネマ旬報』2020年3月上旬号掲載【WEB閲覧も可】、ビー・ガン監督『ロングデイズ・ジャーニー』論)

迷宮としての世界、ふたたび
(『キネマ旬報』2020年3月上旬号掲載【WEB閲覧も可】、ビー・ガン監督『凱里ブルース』論)

「グー・シャオガンの描く「慈愛の円環」」(映画『春江水暖~しゅんこうすいだん』パンフレット寄稿)

「背中で吠えつつ笑殺せしめよ〜ILL西成BLUES〜」
(『キネマ旬報』2019年3月下旬号掲載、映画『月夜釜合戦』評)

「飾窓の女(マネキン)と魂(ソウル)のゆくえ」
(『キネマ旬報 2019年5月上・下旬合併号』掲載、映画『マネキン』評)

「羊腸たる蝶々に捧ぐ轉身の頌」
(『キネマ旬報 2019年7月上旬号』掲載、リメイク版『パピヨン』評)

「「大いなる倦怠」の果てに」(保谷聖耀監督『宇宙人の画家』劇場用パンフレット掲載)

「風刺と詩的正義ー政治的正しさを笑殺する『漫画誕生』」(大木萠監督『漫画誕生』劇場用パンフレット掲載)

楕円幻想としての『ラ・ラ・ランド』(サイン・シンボル篇)

『ラ・ラ・ランド』と青の神話学 ――あるいは夢みる道化のような芸術家の肖像 (フール・ロマン派篇)

月と斬首から逃れて ――遠藤麻衣子『TECHNOLOGY』論

ノワールの彼岸 ―ポスト・マニエリスムとしての 『ドッグ・イート・ドッグ』―

〈疣〉の〈黄金〉への変容 ――アミール・ナデリ『山〈モンテ〉』の観念史/錬金術による解読

アンヴィル的瞬間―アンティ・ハーセ監督『ローディ! 地獄からの脱出』」(『neoneo web』掲載)

音楽論

「アフロ・ロココとアフロ・バービー  ニッキー・ミナージュの幻想と闘争」(『アートコレクターズ  No.171 2023年6月号』、特集「音楽とアート 相思相愛の関係性」掲載)

4000字論考です。イラストは牧野良幸さん。マイケル・ジャクソンのエキセントリックな肖像画が大量の「ネバーランド」について美術史的アプローチで書いてみたかった気もする。

「ハッピーゴスの発明者、ザ・キュアー」5000字レヴュー(『レコード・コレクターズ』2023年1月号掲載)

『別冊ele-king マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの世界』(2021年7/28発売)に『mbv』4000字レヴューを寄稿

「アイラー的霊性――宗教のアウトサイダー」
(細田成嗣編著『AA——五十年後のアルバート・アイラー』カンパニー社、2021年掲載)

「三島由紀夫と澁澤龍彥がブラックメタルシーンに与えた影響――風格主義的黒金属(Manneristic Black Metal)試論」(『TOKION』2021/4/29掲載)

「「重力」としての映画音楽――フリードキン版『恐怖の報酬』の魔的なる音楽使用法」(『南海』第四号、2018年所収)

「そもそも〈ホーム〉って何?――幽霊屋敷からヴァナキュラー宇宙へ」
(『別冊ELE-KING いま家で音楽を聴くこと──コロナ時代の音盤選び』2020年7月22日発売)

BLACK OPERA「鈍色の壁」評:黒いオペラ、黒いオルフェ──失われた「オルフェウスの声」の復権(I-D Japan Web掲載)

「歌う/歌わない吸血鬼――デトロイト・ロック・シティーからタンジェリン・ドリームへ」(『エクリヲ』6号、「特集:ジャームッシュ、映画の奏でる音楽」2016年所収。のち「啜るゴシック」と改題、大幅加筆して『ゴシック・カルチャー入門』に掲載)

「レアグルーヴ、平岡正明」(『エクリヲ』7号、「特集:音楽批評のオルタナティヴ」2017年所収)

「暗黒機械と天使の歌――『ドライヴ』の奏でるメタル・マシン・ミュージック」(『エクリヲ』8号、「特集:ニコラス・ウィンディング・レフンーー拡張するノワール」2018年所収)

「スペクタクルとしての畸形――及びセックス・ピストルズの闘争/逃走術」(『見世物6号』新宿書房、2016年所収)

「GGアリンの見世物的糞便学(スカトロジア)」
(『見世物7号』新宿書房、2018年所収)

「GGアリンの「アンチ・スペクタクル」——糞便学から世界劇場へ」、映画『全身ハードコア GGアリン』評(『キネマ旬報』2021年7月下旬号

「ガーリー・カルチャーの神様、ソフィア・コッポラの映画を音楽で深読みする アルバム四選」(『エンタメステーション』掲載)

マンガ論

綺想とエロスの漫画史01 「前衛は娯楽なり」マンガのゴダール、駕籠真太郎【前篇①】スカトロジーの密かな愉しみ(『NeWORLD』掲載)

後藤護の「マンガとゴシック」第1回:楳図かずおのゴシック・マンガ――「赤んぼう少女」から「まことちゃんハウス」まで(Real Sound Book)

後藤護の「マンガとゴシック」第2回:楳図かずおと恐怖のトートロジー 『神の左手悪魔の右手』における鏡・分身・反復

後藤護の「マンガとゴシック」第3回:『ポーの一族』と「ロマンティックな天気」 ——疾風怒濤からロココ的蛇状曲線へ

後藤護の「マンガとゴシック」第4回:『アラベスク』に秘められたグロテスクなデーモンーー山岸凉子のバレエ・ゴシック【前篇】

後藤護の「マンガとゴシック」第5回:乙女と奈落~『テレプシコーラ』で『ヴィリ』を読むーー山岸凉子のバレエ・ゴシック【後篇】

後藤護の「マンガとゴシック」第6回:怪奇マンガの帝王、古賀新一の魅力再考——澁澤龍彥が『エコエコアザラク』に与えた影響

「マンガとゴシック」第7回:日野日出志「蔵六の奇病」と虹色のデカダンス ユイスマンス『腐爛の華』から考える「腐れの美学」

「マンガとゴシック」第8回:丸尾末広と「独身者機械」——初期エログロナンセンス作品から最高傑作『パノラマ島綺譚』まで

「マンガとゴシック」第9回:楠本まき『KISSxxxx』論 前篇——キュアーで踊る、ハッピーゴスの誕生

「マンガとゴシック」第10回:楠本まき『KISSxxxx』論 後篇——日常という名の「不思議の輪」

「マンガとゴシック」第11回:百科全書派ゴシックとしての『フロム・ヘル』——パノラマ的視点の問題を突く

「マンガとゴシック」第12回:チャールズ・バーンズ『ブラックホール』とタラッサ的退行——シアトル、グランジとの同時代的共振

「『悪魔のいる漫画史』外伝 古屋兎丸『ライチ☆光クラブ』をマルセル・デュシャンで読む」(『映画秘宝2024年4月号』掲載)

「黒い脳髄、仮面のエロス、手の魔法」
(『ベルセルク精読』blueprint、2022年所収)※一万字の大型論考

「水晶の官能、貝殻の記憶――『進撃の巨人』における「小さな」もの」
(『進撃の巨人という神話』blueprint、2022年所収)※一万字の大型論考

「諸星大二郎の壺中天——風格主義的漫画(Manneristic Comics)試論」(『TOKION』2021/9/30掲載)

「『デビルマン』にとって美とは何か——マンガにおける「崇高」の観念の発見」(『漫画家本SPECIAL 永井豪本』小学館、2022年)

「マニエリスム漫画史入門——歴史学から博物学へ」(『機関精神史5号』2023年、掲載)

「激飢餓(げきが)家・宮谷一彦がフランスで蘇る!『性紀末伏魔考』『性蝕記』の狂気と性!」(『映画秘宝』2024年5月号掲載)

ファッション論

「Z 世代ゴスファッションの古典主義とマニエリスム ——ビリー・アイリッシュとジェナ・オルテガの双極性の下に」(『流行通信』2023年8月25日掲載)

※ゴスファッションに関してはもっと原稿を書きたいので以来求ム

その他

【#1】「マンガとゴシック」番外編——楠本まき展を堪能
『POPEYE』WEB、TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#2】『黒人音楽史』番外篇——アルバート・アイラーと末井昭の奇妙な関係? 『POPEYE』WEB、TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#3】『先生とわたし』番外篇——高山宏のエキセントリックな肖像
『POPEYE』WEB、TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

【#4】中国の澁澤龍彥——翻訳者・劉佳寧の「異端の肖像」
『POPEYE』WEB、TOWN TALK / 1か月限定の週1寄稿コラム

「疫病文化逍遥──ファクトからネオグロテスクへ」
(『ele-king臨時増刊号 コロナが変えた世界』2020年6月24日発売)

「高山宏を誤[護]読(misreading)する」【跋文】
(高山宏『アリスに驚け』青土社、2020年所収)

失われた「道化」の復権」(『web中公新書』「私の好きな中公新書三冊」コーナー掲載)

「「暗黒批評」の方針を決定づけた3冊」(『BIBLIOPHILIC BOOK 本と道具の本』DU BOOKS、2022年所収)

翻訳

J・G・フレイザー、神成利男訳『金枝篇』(国書刊行会)※七巻、八巻訳文校正。

イアン・F・マーティン「コロナ・ローカリズム──瀬戸際のライヴハウスから」(『ele-king臨時増刊号 コロナが変えた世界』2020年掲載)

トニー・レインズ「虚無との接触」(『アピチャッポン・ウィーラセタクン』フィルムアート社)
★黒歴史。小生のTwitterでの宣伝がオフィシャルに次いで誰よりも早かったらしく、監修者の一人に「生意気だ。影響力のない奴に先陣を切られると宣伝効果も薄れる」とかいう理由でリムられる。いわゆるコクハラ(告知ハラスメント)。20代で出会った出版人はこういう手合いばかりであった。

ジョージー・ウールリッジ『Waterlife 水のいきもの』『Birds 鳥』(青土社)★黒歴史②。翻訳にイチャモンを付けられ、共訳者(?)が増えて報酬が三分割されるというトラハラ(トランスレーション・ハラスメント)を受けるが、20代はそんなもんだと思っていた。

暗黒呆談シリーズ

工藤遥×後藤護
「真☆暗黒呆談 アレイスター・クロウリーと魔術的映画の巻【前編】」
(『映画秘宝』2024年3月号)

工藤遥(カンパニー社代表)×後藤護
特集『サン・ラ―のスペース・イズ・ザ・プレイス』
「爆裂太陽傳——土星の徴しの下に、狂気のスピリチュアル放談」【構成:後藤護】(『キネマ旬報』2021年2月上旬号掲載)

工藤遥×後藤護
『マジック・ランタン・サイクル』HDリマスター化記念
「ケネス・アンガー・ライジング——黒魔術~UFO~薔薇族~ラ・ラ・ランドの地獄巡りサイキック放談」【構成:後藤護】(『キネマ旬報』2021年3月下旬特別号掲載)

工藤遥×後藤護
アレックス・ウィンター監督『ZAPPA』公開記念
「腐乱苦雑派(フランク・ザッパ)との楽しい夕べ――フリークスからフリー・インプロまで肉おじさん(アンクル・ミート)もビックリの爆裂呆談♨」【構成=後藤護、見届け人=寺岡裕治】(『キネマ旬報』2022年5月上・下旬合併号)

インタヴュー・構成

卯城竜太インタビュー
Chim↑Pom卯城竜太が問う「アクション」の現在 大著『活動芸術論』の「ダーク」で「ディープ」な魅力に迫る(文・取材)

松岡正剛×高山宏「失われた独学と博学の復権」(聞き手・構成)
『中央公論』2022年10月号掲載)

ギャスパー・ノエ インタヴュー(聞き手・構成)
「幻想牢獄の「3D」――デス・ディスコ・ディオニュソス」
(『キネマ旬報』2019年11月上旬号掲載)

遠藤麻衣子 インタヴュー(聞き手・構成)
「新時代(ニューエイジ)アンダーグラウンドの鬼才」
(『キネマ旬報』2021年3月上旬号、特集「予感の、映画監督たち~いま何を夢みる?~」掲載)

高山宏インタヴュー(聞き手・構成)
「精神史としてのマニエリスム――アイ・ウォーク・ザ(・サーペンタイン)・ライン」(『機関精神史』創刊号、2018年、特集「精神史の覚醒」)

ヒロ・ヒライ インタヴュー(聞き手・構成)
「魂のゆくえ――BHのマザーシップ・コネクション」(『機関精神史』二号、2019年、特集「観念史の破壊」)

山本貴光インタヴュー(聞き手・構成)
「山本貴光の宇宙――百学のコペルニクス的転向(ロックンロール)」(『機関精神史』二号、2019年、特集「観念史の破壊」)

巽孝之インタヴュー(聞き手・構成)
「アフロ・マニエリスム談義——「ダーク・マター」から「ブラック・ライヴズ・マター」へ」(『機関精神史』三号、2020年、特集「アフロ・マニエリスムの驚異」掲載)

四方田犬彦インタヴュー(聞き手・構成)
「ヨモタ全方位——2010年以降を中心に」(『機関精神史』四号、2021年、特集「東アジア・マニエリスムの迷宮」)

中条省平インタヴュー(聞き手・構成)
「破壊と狂熱の季節(とき)——マニエリスム漫画と1968年」(『機関精神史』五号、2023年、特集「マニエリスム漫画の冒険」)

イヴェント・対談・鼎談

5月10日(金)大道美術館 後藤護(暗黒綺想家)×ヴァンサン・ギルベール(映像作家)「綺想とエロスの大道マンガ夜話」


「四章 ヒップホップと道化──社会的抹殺が跋扈する時代にオルタナティヴな表現は可能か? feat. 後藤護」(荘子it+吉田雅史『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』DU BOOKS、2024年掲載)

「曼荼羅律動|MANDALISM」トークショー(@Post-Fake、2024.2.11.)
駕籠真太郎(奇想漫画家)×後藤護(暗黒批評家)

「クローネンバーグの進化と倒錯」
●出演:ケロッピー前田、後藤護、上条葉月、ヒロシニコフ and more? ●司会:大久保潤(ele-king books)

町山智浩の「MOVIE WATCH CONFERENCE」Vol.23「NOPE ノープ」
●監督・脚本:ジョーダン・ピール ●制作年:2022年
●HOST:町山智浩 ●GUESTS:後藤護、Ms.メラニー

持田保×後藤護
『あなたの聴かない世界』(DU BOOKS) 刊行記念トーク
@渋谷Rock in Tokyo 2023/4/16

撮影:ケロッピー前田
X JAPANのTOSHIを洗脳したMASAYAの30枚組ヒーリングアルバム『Dissapearing into Oneness』とシュットクハウゼンの28時間作品『Licht 光』の比較考察、悪魔教会のジーナ・ラヴェイとテイラー・スウィフトの顔の類似=サタニスト陰謀論など話しました。

中原昌也×後藤護
ジョルジュ・フランジュ『顔のない眼』上映後トーク
奇想天外映画祭2022(@新宿k's cinema、10/2)

画像3

Jean-Luc Godard『1PM』公開記念番組
「Nouveau DICTIONNAIRE francais」|Chapitre5 “Jean-Luc Godard"
「ジャン=リュック・ゴダールの革命」
●出演:堀潤之、細馬宏通、後藤護、月永理絵
●MC:宇川直宏(DOMMUNE)、Chloe Juliette

ele-king books Presents「新世代ホラー2022」
●出演:高橋ヨシキ、氏家譲寿(ナマニク)、後藤護、ヒロシニコフ

■ ele-king books Presents
「サム・ライミのすべて」All about SAM RAIMI
〜『死霊のはらわた』から『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡
出演:高橋ヨシキ、柳下毅一郎、児嶋都、後藤護、司会:大久保潤(ele-king books)

【SUPER DOMMUNE】●出演:伊東美和、ノーマン・イングランド、児嶋都、後藤護、高橋ヨシキ ●司会:大久保潤(P-VINE)
DJ PLAYS George A Romero & HORROR MOVIES ONLY
●DJ:フクタケ|BROADJ#3004

【SUPER DOMMUNE】20:30-21:30 TALK 2「Impulse!期アイラーのポップ性またはスピリチュアリティ」出演:柳樂光隆、imdkm、後藤護

滝本誠 × 後藤護
「半地下の解剖学〜暗黒批評・伏せ字放談」【構成:後藤護】
ポン・ジュノ監督『パラサイト 半地下の家族』特集
(『キネマ旬報』2020年1月上・下旬合併号掲載)

保谷聖耀×後藤護(@新宿k's cinema、2022年7月3日)
(映画『宇宙人の画家』アフタートーク)

「進入角度は平岡正明!」(@横浜シネマリン)
(映画『月夜釜合戦』上映後の「暗黒トーク」)

画像6

赤井浩太(大失敗)×後藤護(機関精神史)
令和残侠伝~止められるか、俺たちを」@神保町スピノール
(第一部「平岡正明」篇を『機関精神史』二号に、第二部「同人誌」篇を『大失敗』二号にそれぞれ掲載予定)

郡淳一郎×後藤護
「Twitterの詩学」@早稲田大学

後藤護×宗像真弓
「見世物学会 第三回談話会」@浅草公会堂
(『見世物6号』掲載)

後藤護×山田宗史
見世物の拡張 GGアリン(パンク)と石井輝男(映画)のグロテスク」@美学校(『見世物7号』掲載)

大谷能生×後藤護×吉田雅史
「平岡正明論」の再設定」(『ヱクリヲ』WEB掲載)

佐々木敦×佐久間義貴×後藤護×細田成嗣×吉田雅史×大西常雨
「『ヱクリヲ7』刊行イベント いま音楽批評の場所はどこにあるのか」@三鷹SCHOOL(『ヱクリヲ8』掲載)

伊藤弘了×後藤護×數藤友亮×山下研
「『ヱクリヲ8』刊行イベント 『N・W・レフン――拡張するノワール特集』を拡張する」(@下北沢B&B『ヱクリヲ9』掲載)

書評

嶽本野ばら『ロリータ・ファッション』(国書刊行会、2024年)、「餅は餅屋、ロリはロリ屋に訊け!」(『映画秘宝』2024年7月号掲載)

『平岡正明著作集 上・下』(月曜社、2024年)、「俺より他に神はなし(feat. 俺)——平岡正明の思想のきんたまを握りしめる著作集があらわれん」(『映画秘宝』2024年6月号掲載)

宗像明将『72年間のTOKYO、鈴木慶一の記憶』(blueprint)、「Kより他に神はなし(feat. 薔薇)」(『映画秘宝』2024年6月号掲載)

ラニ・シン編、湯田賢司訳『ハリー・スミスは語る——音楽/映画/人類学/魔術』(カンパニー社、2020年)、「ハリー・スミスの驚異濫溢劇場」(金子智太郎編著『音の本を読もう——音と芸術をめぐるブックガイド』ナカニシヤ出版、2024年掲載)

チャプコヴァー・ヘレナ編著『非凡の人 三田平凡寺』(かもがわ出版、2024年)、「20世紀初頭の元祖サブカル「畸人」?」(『映画秘宝』2024年5月号掲載)

海野弘『癒しとカルトの大地——神秘のカリフォルニア』(グリーンアロー出版社、2001年)
「サイキック・カリフォルニア」、『スピン 5号』(河出書房新社)掲載


ジョン・F・スウェッド、鈴木孝弥訳『宇宙こそ帰る場所——新訳サン・ラー伝』(Pヴァイン、2023年)、『ミュージック・マガジン』2023年5月号掲載。

西川清史『世界金玉考』(左右社)
「世界で二冊目となるキンタマ本」(『図書新聞』2023年4月8日号、8面)

永田希『再読だけが創造的な読書術である』(筑摩書房)
「テラ・インコグニタへ旅立つ前にテラフォーミング」(『ちくま』2023年4月号)12-13ページ。


エリック・ホブズボーム著、諸岡敏行訳『ジャズシーン』(績文堂出版)
左翼歴史家ホブズボームが変名で書いたジャズ論にしてデビュー作、待望の新訳なる――カウンター・カルチャーについて知ったつもりになっている人にこそ読んでもらいたい古典
(『図書新聞』3533号、2022年3月5月付)

イ・ドンジン『ポン・ジュノ映画術――『ほえる犬は噛まない』から『パラサイト 半地下の家族』まで』(河出書房新社)
韓国映画の怪物ポン・ジュノの映像美学と隠喩思考を読み解く――映画の細部の襞まで押し広げたい向きには快楽的、あまりに快楽的な書物
(『図書新聞』3497号 2021年05月29日付)

岡田温司『イタリア芸術のプリズム』(平凡社)
映画を「超える」ムネモシュネスクな一冊――イタリア映画最高峰へ「美術史」ルートで登攀する
(『図書新聞』3462号、2020年9月5日付)

大谷能生『平岡正明論』(Pヴァイン)
「平岡正明入門」の決定版
――著書一二〇冊を超える巨匠の全貌を「革命論」ベースで読み解く
  (『図書新聞』3361号、7月21日付)

『幻想と怪奇の英文学Ⅲ』(春風社)
※中身はローズマリー・ジャクスン『幻想文学』の完訳
(『春風新聞 Vol.24』掲載、)

マーク・フィッシャー、五井健太郎訳『わが人生の幽霊たち』(P-VINE)  「21世紀の音楽からは〈衝撃〉が失われてしまった イギリスの現代思想家マーク・フィッシャーによる文化論 」(『文藝』2019年夏号掲載【WEB閲覧可】)

来るべき「アフロ・マニエリスム」に向けての試論――ジェームズ・ブラクストン・ピーターソン『ヒップホップ・アンダーグラウンド』論(連載「音楽批評のアルシーヴ」海外編)

音楽と「類推の魔」――ジョアンナ・デマーズ『ドローンと黙示録:世界の終わりのための展覧会カタログ』(連載「音楽批評のアルシーヴ海外編」)

『シャイニング』のオカルト音響論――ケイト・マッキストン『また逢いましょう:スタンリー・キューブリック映画における音楽的意匠』(連載「音楽批評のアルシーヴ海外編」)

平岡正明『チャーリー・パーカーの芸術』(毎日新聞社)
(『ヱクリヲ7』、「音楽批評のアルシーヴ」掲載)

エリック・デイヴィス『レッド・ツェッペリンⅣ』(水声社)
(『ヱクリヲ7』、「音楽批評のアルシーヴ」掲載)

「大日本人の肖像―顔とエクリチュール」――初沢克利『浅草』(春風社)(『大見世物2号』掲載【WEB閲覧可】)

松浦寿夫+林道郎【責任編集】『Art Trace Press 03:特集 ブラック・マウンテン・カレッジ』(Art Trace)(『機関精神史 創刊号』掲載)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?