見出し画像

コンテナ型ファクトリってアリなのでは?

いつもソフトウェアエンジニアリングの記事を書いてるため、DockerとかFactory Method patternとかを想像されそうですが、物理的な工場の話です。

これのすごいところは、通常の稼働状態ではロボットしかいないため、人間がいること前提の対策(照明など含む)が不要になること、自動化におけるノイズである人間が(通常時は)いないこと、やろうと思えば電気代の安いところを選んだりもできる、などです。

ロボット技術大国の日本からこういうのが生まれなかったのが悔しいところですが、それはさておき。

この考えが小さくパッケージングされたら、コンテナ型の工場ってできるのでは?というのを思いつきました。(そういうのも検討されてそうですが)

必ずしも大きな工場が必要なものばかりではなく、小さな工場でいいケースもあるのではないでしょうか?

思いつくメリット

物流上有利な場所や、電気代の安い場所にデプロイできそうです。

使ってない土地の有効活用になりますし、都心部でよく見かける駐車場ビジネスの代わりにコンテナを配置するようなビジネスも成り立つかもしれません。

ToC(制約条件理論)との相性も良さそうです。

スタートアップやプロトタイピングにも合うかもしれません。

入力(材料など)や出力(製品)をある程度規格化すれば、コンテナ同士の接続や、コンテナと物流との接続もはかどるでしょう。

都市ガスを使った小さい発電施設を設置するのもいいかもしれません。

場合によっては、オンデマンドで生産することもできるかもしれません。

思いつく課題

問題発生時に外に及ぼす危険について対策が必要です。

捨てても惜しくないような構成を作るか、障害対応として人が入れるようにするかは、もちろん必要です。

人がいる方が効率的な生産工程と、人がいなくても十分やっていける生産工程を分けることが必要です。

感想

問題が発生したり点検時以外は人が入らなくて済む工場というアイデア、すごく素晴らしいと思います。

物理的なコンテナの登場は物流に革命をもたらしました。Dockerはソフトウェア運用の世界に革命をもたらしました。コンテナ型工場で、物作りに革命をもたらすことも可能ではないでしょうか?

※実現可能性や、技術的困難な課題がどれくらいあるかはわかりません

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?