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英語日記のレパートリーが増える、3つの文法知識

現在、私のメンター制度を利用されている生徒さんの英語日記を添削していて思うことがあります。それは、基本構文ってやっぱり大事だなあということです。基本構文を使う癖をつけることで、使える英語日記のレパートリーが広がりますし、自分の気持ちを比較的スラスラと英語で表現できるようになりとても気分が良くなります。

基本重要構文を知る

4月になり、新生活を送る人や新しい仕事を始めた人が、新しい環境に慣れずに疲れてしまう時期となりました。そのようなとき、「今日は疲れすぎて頭が働かない、英語の勉強も無理だ…」となっている方も多いはずです。また、花粉の影響で鼻水が止まらず頭痛がして、お休みの日もずーっと寝ている。そんな方もいらっしゃるかと思います。そんなとき「〜しすぎて〜できない」「〜できないほど〜している」という表現が英語でできればいいですよね。

so…that… 構文

英語日記が書けないほどとても疲れている
I'm so tired that I can't write a diary in English.

The cake tasted so great that I couldn't stop eating.
ケーキはとても美味しくて、食べるのを止められなかった。

I study English so hard that I will be able to talk with anyone in this world. 
世界中の誰とでも話せるようになるために、英語を一生懸命勉強しています。

I'm so tired (that) I forgot how much fun it is to learn English.
疲れすぎて英語学習の楽しさを忘れてしまった。※thatは省略可能です。

too…to 構文

I'm too tired to study English tonight.
今夜は疲れすぎていて英語の勉強はできない。

I'm too tired to take a bath tonight.
今夜は疲れすぎていてお風呂に入れないや。
→毎晩私はこの状態です。笑

It was too crowded to find a place to sit. 
あまりに混雑していて、座る場所を見つけることができなかった。

どうでしょうか。こんなにシンプルな構文ですが、いざ例文にしてみるとかなり広い範囲で使うことができるのです。しかも、日常英会話でもサラッと使われています。「どうせ受験英語だし、実用的な知識ではないだろうな〜」なんて思わないでください。ぜひ、日常英会話や英語日記で使ってみてくださいね。

to不定詞の3つの用法を知る

「to不定詞の3つの用法」と聞いただけで拒否反応が出てくる日本人英語学習者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。10年前の私だったらおそらく拒否反応が出ています。しかし、to不定詞の3つの用法を知ることで、英文の骨組みを理解し、微妙なニュアンスの違いを使い分けられるようになります。

to不定詞用法:名詞的用法

I like to play tennis
私はテニスをすることが好きです。

I want to be an English teacher.
私は英語の先生になりたいです。

第五文型のどの文系に当てはまるのかと考えてみると、S+V+Oになります(私はOが好き、私はOになりたい)。「O」は「目的語」ですから、上記の文章だと「to play tennis」「to be an English teacher」は「名詞句」になりますね。※句とは主語、動詞が含まれていない文。反対に節とは主語、動詞が含まれている文

to不定詞用法:形容詞的用法

形容詞は名詞を修飾できる品詞です。「何か食べるもの」とか、「〜するための友人」とか、名詞について情報を追加するときに便利なものがto不定詞の形容詞的用法です。

Can I get you something to drink?
何かお飲みになりますか?

There are so many resources to study English online.
オンラインで英語を学ぶためのリソースはたくさんある。

to不定詞用法:副詞的用法

副詞は名詞以外を修飾できる品詞です。「〜するために」と訳されることが多いです。

I went to the cafe to study English.
英語を勉強するためにカフェに行った。

この場合の「to study」は「went = 行った = 動詞」を修飾していますのでto不定詞の副詞的用法ということが分かります。

I used to leave home for work quite early to avoid a crowded train.
以前は満員電車を避けるため、かなり早めに家を出て出勤していた。

We came home and found my cat asleep on the sofa.
家に帰ると、猫がソファで寝ていた。
※この場合のfindは「in unexpected situations=予期せぬ事態で」という意味が含まれています。上記の例文では猫がいなくなって外で探していたのに家に帰ったらソファで呑気に寝ていた、というニュアンスを含ませることができます。

to、ing の使い分けを知る

一般的にto不定詞は未来のこと、ing形は過去のことを示すときに使われると言われています。特定の動詞では、to不定詞とing形を使うのではまったく異なる意味になる場合がありますので、まずはその知識をつけていきます。

I stopped smoking.
私はタバコをやめた。

I stopped to smoke.
私はタバコを吸うために立ち止まった。

He did not remember going to the store.
彼は店に行った ことを覚えていない。

He did not remember to go to the store.
彼は店に行く ことを覚えていなかった。

to不定詞またはing形を使うことでまったく異なる意味になる動詞については、下記のYoutube動画でも説明しています。お時間があるときに参考にしてみてください。


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