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手術後2日目

可愛い学生さんの研修最終日という事だったので、何か気持ちばかりプレゼントでも…と思っていたが、出掛けようとすると腹痛でトイレから出れなくなり、結局学生さんの研修の終わる17時ギリギリになった為、手ぶらで行ってしまった(T . T)

病院に着き、旦那の病室へ向かっていると、学生さんが丁度ナースステーションから出てきて来た。「奥さんが来てるかと思って病室に行こうとしてました」と言われ、病人でない私まで気遣ってくれた事が本当に嬉しかった。

旦那の病室に行き、旦那の顔を見ると昨日より更にしっかりとしていた。学生さんから私達2人に「1週間お世話になりました」とお礼を言われ「今回〇〇さん(学生さんの苗字)が旦那に着いてくれて本当に癒しになった。手術前から手術後まで居てくれたので安心だった」と伝えた。

学生さんは旦那の入院のタイミングにたまたま研修の日が重なったそうだが、手術前の下剤で苦しみながら手術への不安を感じてる時から手術後の痛みを感じてる時まで、お世話をしてくれたり、話をしてくれたりで、旦那も私も本当に癒された。学生さんが研修で着くのを嫌がる人もいるみたいだが、将来看護師として活躍してもらう為にも出来るだけ協力するべきだと思った。

後は国家試験に受かれば看護師として就職先の病院に勤務となるそうだ。将来またお世話になる日が来るかもなぁ。
その時は学生さんでなく看護師さんだな。

驚異の回復力

学生さんが帰った後、旦那は私に入歯安定剤を持って来てるから確認して欲しいと言って来た。旦那は糖尿病の影響もあり、40代で上の前歯が抜けてしまい部分入歯になっているので、入歯安定剤が欠かせない。
自宅にあったのを見てたので、多分ないだろうと思いつつ探したが、やはり持って来てなかった。
売店で売ってるのを見たので買ってくると伝えたら、旦那は安心して「明日兄貴が来るから」と言ってきた。
お兄さんが来るので、歯を入れておきたかったんだな。そう言うことに気遣えるまで回復したんだとちょっと安心した。

まだ開腹した腹部は痛いみたいなのだが、ベッドの上で座ったり、横向いたらスムーズに出来ていたので驚いた。
今日はリハビリで廊下を一周したとも言っていた。

私は8年前に卵巣癌で開腹手術をしたのだが、起き上がるのにお腹に力が入るので、自力で起き上がれず、電動ベッドの上半身側を起こして、横の柵部分を持ち、腕の力で動くと言う感じだったので、旦那もあまり動けないと思っていた。
しかもお腹開いてくっつけてるのに回復早い!

旦那は臍より少し上から臍を避けて陰部まで開腹してるので、鳩尾辺りに痛みはなく、動く時はその辺りに力が入るので、動く時にあまり痛みを感じず動けるそうだ。
そう言えば私の時は、最初は旦那と同じ臍より少し上まで開腹予定だったけど、大きく膨らんだ卵巣が腸と癒着してたので、それを剥がしていた時に卵巣が弾けて中の液とかぎ体内に出た為、鳩尾まで開腹して拭き取っていたので、術後に鳩尾が痛くて「何で?」と思ったんだよなぁ。
そのせいで動くのが大変だった。しかも予定になかった抗がん剤もする事になったんだよなぁ(-。-;

私の時のように痛みが酷くなくて良かったと思いつつ、少し動くと疲れて眠くなる旦那をいたわり早くに帰った。

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