なつの始まり

7月

毎年、七夕になると思い出す

父の思い出

とても暑い8月の終わり

父は空の星になりました

あれからもう14年

あの時、お腹にいた子供も中学2年生になりました

病気がわかった時

すでに余命2ヶ月でしたね

私は、普通に元気に毎日過ごせる事

その当たり前な毎日が…

どれほど尊く

素晴らしい一瞬の積み重ねなのかという事

はじめて知りました。

普通に明日がやってきて

元気に過ごせる事が、どれだけ幸せな事なのか

父が教えてくれました

当たり前な事なんてないんだね

子供たち、周りのみんな

笑顔でいられる幸せ

パパが亡くなる前

笹の葉に託した願い

力の入らない手で…必死に書いた願い

 

…いえにかえりたい…


叶えてあげられなくてごめんね

息子の欲しかったパパに

孫を抱かせてあげたかった

どんなジジバカになってたかなって

ママと一緒に笑うけど…

想像して笑っちゃうけど…

そのあと、やっぱりね

結局、想像しかできないことが

ちょっぴりさみしくて…

ママと2人涙がでちゃうよ

もう14年…

まだ14年…

長いようで短いね

痛みもなく幸せですか?



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