人間とは「人の間」と書く。

この言葉が表すように、人は人間関係と無縁では生きていけない。

誰かと関わりながら生きる、それが人間の営みである。

そうした中で、重要なのがその人の信頼残高。

信頼残高とは、自分が周りの人達にどれだけ信用されているかという指標みたいなもの。

残高を貯蓄して信頼を高めなければならない。

この信頼残高を増やす方法は、約束を守るということ。

ただ、一口に約束を守ると言っても、そこには2つの意味が存在する。

①相手との約束
②自分との約束

相手との約束は、何日までにこれだけのことをしますよという約束。

自分との約束は、他人ではなく、自分に対して、あることをいつまでにどの程度までやり遂げると確約すること。

自分自身に向き合う。

人間は弱い生き物なので、つい甘えが出て、「今度頑張ろう」と努力を怠り、自分との約束を破ってしまいがちである。

自分の約束を守らないと、自分の自信をなくしてしまう。

すると、自己価値が低下する。

自己価値が低下すると、自己尊厳を損なってしまう。