笑顔でいれば幸せになれるのか?

人は笑顔でいると人から好かれるとか、常に笑顔でいることが大事だと言われる。

また、自己啓発セミナーなどで、「笑顔でいれば幸せがやってくる。悲しい時でも、無理やり笑えば幸せになれる」という人がいるが、これは半分正解で、半分間違いである。

何も知らずに、「笑顔でいれば幸せになれる」と思って笑顔でいるのであれば別だが、「笑顔でいれば人間の脳が錯覚して、本当に幸せになれる」ということを知っていると、その効果はなくなる。

なので、笑顔でいれば幸せになれるというのは、結構矛盾するテクニックといえる。

残念なことに、あなたはもうこのテクニックは使えない。

なぜかというと、錯覚なんだと知ってしまったからである。

しんどい時や辛い時に、お笑いの動画を見たり、親しい友達と一緒に遊んだりして、自然と笑顔になった場合にはメリットはあるが、幸せになりたいからといって無理やり笑顔を作っても、あまり意味はない。

笑顔には、その人の性格や感情、本心などが表れる。

ということは、裏を返せば、どんな笑顔がどのような意味なのかを理解できれば、変な人に騙されにくくなる。

一方で、自分が笑っている時、相手に誤解を与えやすい笑顔をしているのなら、その癖を直さないと、嫌な印象を持たれることになる。

何も悪いことを考えていないのに、何か悪いことを考えている人のように見えてしまう場合がある。

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