アメリカの有名女優に助けられた話!

あの2001年に起きた9.11同時多発テロ事件の時に、アメリカの女優グウィネス・パルトロウが偶然ひとりの女性を救っていた。

事件があったその日の朝、ニューヨークの世界貿易センタービルの職場に出勤するために道路をローラーブレードで走っていた女性が、パルトロウが運転していた車と危うくぶつかりそうになって立ち往生した。

乗る予定だった地下鉄に乗り遅れ、結果的にオフィスに到着するのが遅れてギリギリ難を逃れていたというのが、その話のあらましである。

衝突しそうになった車のハンドルを握っていたのが有名女優だと気付いて、これで会社に遅刻しても、同僚に話して聞かせる話題ができたと思ったらしいが、実際に乗るはずだった地下鉄に乗り遅れた時は、かなりイラっとしたようだ。

結局、彼女は自分があの事件で命を落とさずに済んだのは、グウィネス・パルトロウのおかげだというストーリーに落とし込み、彼女にお礼の手紙まで送った。

ちなみに、彼女が勤めていた会社の同僚140人のうち、テロで亡くなった人は4人だけだったそうだが、それでも彼女は有名女優のおかげで命が救われたという新たな幸運伝説を残すことに成功した。

つまり、運というのは人間の心理的な特性によって、必要以上に過大評価されている。

運は決して、人生のすべてを司る万能選手ではないということなのである。


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