有名なパブロフの犬!

条件付けとは、相手の心の中にあるイメージや感情を、特定の言動と結びつけてしまうこと。

よく知られている例として、「パブロフの犬」とよばれる条件反射の実験がある。

これは、いつも必ずベルを鳴らしてから犬にエサを与え続けていると、エサをもらえるという行為と、ベルの音が無意識下で結び付き、犬はベルの音を聞くだけで頭の中にエサのイメージが湧き上がり、ヨダレを垂らすようになってしまうというもの。

この動物の生理的な特性を、相手の自覚がないところで、無意識に働き掛けるのが、アンカーになる。

アンカーとは、相手に植え付ける一定の条件のことを指し、パブロフの犬の場合は、ベルの音がアンカーとなる。

これを日常のコミュニケーションでうまく活用できるのだろうか?

実際、すでに自然とやっている人は少なくない。

例えば、友人と口論になった時、マズイなとその場の雰囲気を良くするために、最近相手と話して盛り上がった話題や出来事をさりげなく出してみるというようなことがあると思う。

これは、無意識に条件付けを行っている好例で、二人にとって共通の楽しい嬉しい話題を相手に思い出させることで、少しでも態度を軟化させようとしている。

最近盛り上がった話題や出来事がアンカーとなり、相手を楽しい気持ちへと誘導していることが分かるだろう。

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