ダマされない人間になろう!

うまい情報には心がなびくのが人間。

今お金に困っていたり、人間関係で問題を抱えていたりと、厳しい状況に置かれている場合などは、冷静な判断ができなくなってしまうこともある。

そんな時に試したいのが、代替案を探すという習慣。

これをやろうと決めた後でも一旦立ち止まり、「もっといいやり方があるんじゃないか」「もっといい選択があるんじゃないか」と少し考えてみる。

代替案が大事なのは、人間には自分に都合のいいことしか見ない性質があるから。

心理学の世界では確証バイアスと呼ばれる現象で、一旦これは確実だと考えてしまうと、多くの人はその決断に有利な情報しか集めなくなる。

「最新のiPhoneを買おう」と決めたら、大抵はカメラの進化や速度の向上といった良いニュースにばかり目がいってしまう。

この心理にハマった後は、たとえ後で何らかのバグが報じられても、小さな問題だと考えてネガティブな情報を追いかけようとはしなくなる。

例えば、
第一印象でこの人は頭がいい、性格が良いなどと思ったせいで、その人物が何をしても優秀に見えてしまう。

一旦相手をクリエイティブな人だと思い込むと、向こうはどんな変なことを言っても、「やはり天才は言うことが違う」「普通の人とは視点が違う」などと解釈してしまう。

現実には、どんな頭がいい人でも判断を間違えることはあるし、創造的な人でも平凡な発言はする。

しかし、一旦好意的なジャッジを下すと、自分にとって都合がいいことばかり目に入ってしまうのである。


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