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受験までのスケジュール


受験本番までの学習スケジュールについてかいていきたいと思います。
うちの場合、新年中(年少の11月)から大手幼児教室に通っておりました。(個人教室は新年長から)

年中クラス(年少11月-年中10月)

基本的には幼児教室で受講した授業の復習のみ。年中模試(年中の5月ころ)に向けてとにかく授業の復習を家庭学習で頑張る。年中模試が終わった後は授業の復習と経験・体験に時間を割く。


年長クラス(年中11月-年長10月)

スケジュール表にまとめました。
年長になってからは特に忙しく、大手幼児教室で6コマ受講していたこともあり、その復習(毎週出される課題を含む)に時間を費やしているだけであっという間に1週間が終わっていました。毎週の各科目の授業の復習はしていましたが、特に重点的に取り組んだ科目にマークをつけています。

年長受験スケジュール

新年長の11月から3月まで

通っていた教室の方針が、「本番レベルの問題に早くから取り組む」というものだったので、新年長クラスが始まって早々、難関校の本番レベルの問題と向き合う。毎日朝晩ペーパーの復習をして、同じ問題を週5-6回解き続けてもなかなか時間内にできるようにならず、受験期間中最も苦しかった。ようやく慣れてきたのが2月半ばころ。
ペーパーに慣れてきたあと、生活・巧緻性対策にシフト。4月ころまでは、毎週の課題を確実に(授業で実施される復習テストに)合格できるように対策。コンスタントに合格できるようになり、自信がついてきたところで絵画工作、行動観察対策にシフト。
また、願書の作成(1校目)を始めたのが2月初旬。1週間ほどでドラフトが完成し提出し、3週間ほどで添削が返ってくる、また直して提出する、というサイクル。

年長クラス4月から6月まで

絵画工作、行動観察いずれも年長クラスの授業の復習を一からやり直す。
4月から面接対策のQ&A(幼児教室から渡される100問以上の質問への回答)を作成。幼児教室の面接対策を初めて受講(受験までの間に全部で4回ほど受講)。
5月上旬に願書1校目が完成。細かい点も含めて修正を行い3往復してようやく完成。2校目も6月末ころ完成。
4月ころから各学校の説明会や見学の機会が増える。学校研究を行い、受験の可能性のある学校を絞り込み、期限を確認して申し込んで出席。

年長クラス7月から8月まで

重点的に繰り返しやらないとどの科目も忘れてくることがわかり、ペーパークラスの復習2回目。最初から全部復習するつもりだったが、時間が足りず11月から6月分までのみ。できなかった問題を復習用ファイルにストックしておく。まだ作成していなかった願書をまとめてドラフトして提出し、添削してもらう。

年長クラス9月から10月まで

埼玉校の受験が9月上旬に開始。
また幼児教室の最後の模試が9月中旬に終わり、ラストスパート。幼児教室は10月4週目まであるので、クラスの復習と並行して最後の準備をする。
絵画工作については復習に加えて、勝負絵とおたずねをまとめたファイルを作成。
行動観察については年長クラスの復習2回目
ペーパーを中心に、受験する学校の過去問を市販の教材で過去3-5年分やる。
受験体操も受験する各学校の過去問をつぶす
面接も各学校の過去問10年分を保護者・子ども全員で毎日30分ほど対策する。

よかった点

このスケジュールでよかったと思えたのは、まずは早い時期に本番レベルのペーパーの問題に慣れたことです。できるようになるまで本当に時間がかかり、毎日親子ともに苦しかったのですが、山を乗り越えるとペーパーの勉強に余裕ができて、直前期もあせらずに、むしろペーパーに自信をもって試験に臨むことができました。

ちなみに、すべての教室が必ずしも同じスタイルではないです。
他の教室の生徒さんで、早い時期には比較的簡単な問題しか出されず高得点を取って安心していたが、本年長になってから本番レベルの問題を解きはじめて壁にぶつかり、成績が急降下し直前期に自信をなくしてしまったという例を目にしました。
ペーパーはいろんな種類の問題を多くやればやるだけできるようになりますし、毎日の積み重ねがとても大切なので、本番レベルの問題(できれば本番より難しい問題に慣れておくと安心です)を早く始めることをおすすめします。

また、絵画工作や行動観察については、2回は授業の復習をしたのに対して、体操と生活巧緻性は網羅的には復習しませんでした。復習したかったけれど、時間がなかったというのが正しいかもしれません。
体操については確かに直前期以外で集中して取り組んだということはなかったのですが、クラスで課される課題の特訓をしたり、個人の体操教室でいろいろな種目をみてもらうということを毎週やっていて、それで十分だったという印象です。
生活巧緻性については、時間があればもっと生活(整理整頓など)の練習をしたかったのですが、絵画や行動を重点的に取り組んでいたのでプライオリティを低くしていました。この点はお子さんの得意不得意、受験する学校でどの科目が重視されているかをみて優先順位を決めるとよいと思います。

改善すべき点

各志望校のペーパー、巧緻性、体操の過去問に取り組んだのが8月下旬か9月初旬ころだったと思いますが、もう少し早く取り組めばよかったと思っています。学校によって傾向がかなり異なるので、その学校の傾向に慣れていなくて問題をみて驚くということが何回もありました。結局直近3-5年分くらいを1回まわして時間切れになってしまったので、もう少しつぶしておきたかったです。

それから、願書の作成は、特に2校目以降に時間がかかりすぎてしまったのが改善点かと思います。1校目に時間がかかるのは致し方ないのですが、教室の添削に3週間かかるので、2校目以降をサクサク提出して添削してもらえていたら、もっとよい内容になっていたという思いがあります(幼児教室が設定する期限の関係で、最後の願書は1回限りの添削になってしまった)。

なお、願書の1校目はゴールデンウィークの前には完成しておいた方がよいと思います。願書の中で娘/息子が○○という経験をして○○を学んだ、という勝負ネタの記載が必要になるのですが、願書を作る過程で子どもと一緒にすべき体験・経験が見えてくるのです。
体験・経験によっては季節など時間の制限があるので、早めに願書に取り組んですぐに実行に移すことが必要になります。

以上、ご参考になれば幸いです。

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