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サステナビリティ担当者の、多忙な年間スケジュール

サステナビリティ担当者の役割は主に
 ①活動推進
 ②情報開示
 ③関係構築
の3つがあり、年間を通じてさまざまな活動を行います。
ここでは、サステナビリティ担当者の年間スケジュール例を紹介します。


各役割の具体的な内容はこちらで紹介しています。


年間スケジュールの例

4月 - 6月: 年間計画の策定と法定開示

新年度の最初の数ヶ月は、計画と戦略の策定、並行して前年度の評価と振り返りが中心となります。
また環境や従業員に関連する法定報告書の提出や、有価証券報告書でのサステナビリティ情報開示も必要です。

7月 - 9月: 評価機関対応レポート作成と情報開示

各種法定報告が終わると、任意開示ツールである「統合報告書」「サステナビリティレポート(サイト)」の発行、S&PやCDPといった評価機関への調査票提出などを行います。
関連する部署と連携しながら自社のデータを収集・分析し、前年のベンチマークや表彰企業などの事例を参考にして、掲載するコンテンツを用意します。

10月 - 12月: プロジェクト実施とパートナーシップ強化

各種情報開示が終わると、活動推進状況の中間評価を行い、遅れている場合には対応します。
またサプライヤーや投資家への説明会、地域住民の学校の工場見学の対応など、パートナーシップやコラボレーションを強化する活動も行います。
次年度の報告に向けた各種サステナビリティ情報開示フレームワークの動向調査、国際的なカンファレンスの情報収集、ステークホルダーエンゲージメントの実施なども、この時期に行います。

1月 - 3月: 進捗の確認と次年度計画

新年からは、今年度の成果見通しを用意し、次年度の計画を立てます。レポートの評価、ステークホルダーからのフィードバックの収集、指標と目標の再評価や更新を行います。
また、新しい取り組みやプロジェクトの計画も進められます。

サステナビリティ担当者は、このような年間スケジュールを通じて、企業がよりサステナブルになるための重要な役割を果たしています。

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