未来のSESの在り方!必要とされ続けるエンジニアとは!?

■インタビューのテーマ

日時:2019年3月6日(水)
場所:小川町某所
テーマ:業界動向、そして求められるエンジニアとは

■八木橋社長が語る未来のSESとは

インタビュアー(以下:イ):まず最初に今後のIT業界の動向に関して教えてください!

八木橋社長(以下:八):はじめに伝えておきますが、大手企業とは異なり持ち得る情報量が異なることだけはお見知り置きください。
世間では、人口知能・AIによってエンジニアは代替されると言われていますが私はSESのエンジニアは残ると考えています。それはAmazonの誕生によって書店はなくなると言われていますが一部は残っていることが物語っています。

エンジニアの「分業」そして「専門化」が進んでいくことにより、今まで以上に必要とされていくと思います。ただし、エンジニアに求められてくるものは変わってくると思います。それは、「何でもできること」ではなく、「カテゴライズされた強みを持っていること」を要求されていくでしょう。

例えば、AIの分野においてもデータサイエンティストがもてはやされていますが、”医療系に詳しいデータサイエンティスト”などと細分化をされています。今後はより専門分野に長けたエキスパートの存在が必要となってきます。「WEB系が得意」という範囲では粒度が大きく、そこからより細分化をされていくでしょう。データベースに詳しいエンジニア、クラウドに詳しいエンジニア、AWSに特化したエンジニアなどより限られた分野で深堀をされていくでしょう。技術に移り変わりがあっても業務知識は不変となります。もしかしたら、年配のエンジニアがもっと活躍するようになってくるかもしれません。



イ:八木橋社長、ありがとうございます!続いてそのような業界動向を踏まえて、会社の目指す方向性を教えてください。

八:まだまだ「0」みたいなものだけど、何かに特化をしていきたいですね。「会社」としてというより「ヒト」として特化した集団になりたい。データベースに強い、Javaに詳しいなど得意技を持った集まりにすることによって、何ががあっても生き残っていける状態を目指したい。在籍しているエンジニアは単純に「Javaで製造ができる」というのではなく、「何」を「どのよう」に製造できるのか業務知識もついている状態にしたいです。

良い意味での職人技を持っているエンジニアは重宝をされていくと思います。但し、柔軟性は求められます。くわえて、職業人としては常識的な範囲をできていることも期待しています。例えば、報連相や勤怠など。人間だから体調不良は仕方ないけど朝起きれないなどは問題だと思うので。



イ:ありがとうございます。それでは最後に今後、SES業界はどうなっていくと思うのか見解を教えてください!

八:SESはなくならないと思います。それはSESはサービス業だからです。エンジニアリングでモノを作りにいっているのではなく、常駐先のクライアントと一緒に同じ目標を追うパートナーになる必要があります。相談や調整ができる間柄になるための関係構築力も必要となります。今後、製品を納品すれば良い企業は運営が難しくなるでしょう。某週刊誌(経済雑誌)でもありましたが、納品先メーカー系のグループ会社(SIer)にシステムを丸投げされていた動きが変わり、どこも自社の情報システム部門を拡充するようになりつつあります。つまり、外部への丸投げ体質をやめてエンジニアの人員不足はSESで拡充をするようになってきます。そのため、客先常駐型のサービスはなくならないと考えられます。


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