04_バック上半身

オンラインプロに学ぶ!ムービーレッスンを使ってバックストロークをマスター

鈴木 英俊 生徒

ムービーレッスン商品企画部として、ムービーレッスンを愛しムービーレッスンとともに生きる38歳2児のパパ。
テニスは初心者だが、自分では運動神経がいいと思っているポッチャリ体型のナイスガイ。

今回、先生とは直接会わずにスマートフォンを使い遠隔でレッスンを行なうムービーレッスンを受講。
テニスの楽しさに目覚め「いつか軽井沢でテニスをしたい」と、ちょっぴりバブリーな夢を抱く昭和生まれの松坂世代。


安藤 司 講師

【動画配信テニススクール】のandytennisを運営し、全国また世界にも会員がいる異色のカリスマコーチ。

中四国学生テニス選手権 シングルス 優勝、全国学生テニス選手権 シングルスベスト32、テニススクールの支配人を経験し2010年に独立テニススクールandytennisを立ち上げ。

2011年より配信を始めた動画で全国に会員を拡大。

2017年の現在はスクールを持たないテニススクールとして動画の配信をベースに、講習会や合宿を定期開催。

http://movieschool.jp/andy/



~ムービーレッスンを使った添削のやり取り~

①  上半身 (添削1回目)

はい。それでは、バックハンドをみていきます。

■【Before】(添削0回)

今の動きを見ると、バックスイングで左手をこの位置でグッと引いているために、ラケットがすごい後ろにいっていますね。
後ろに左手を引いているために、かなりさがっています。

左手をコンタクトからバチっと前に出しているために、ラケットがものすごく後ろから前に動いていますね。
これだと、おそらくボールが飛びすぎていると思います。

修正としては、ここから振りかぶるぐらいラケットが後ろにいっているのですが、それをラケットを構えている状態にしましょう。

今ちょうど、ここにラケットが手元にセットされていますよね。
手元にラケットをセットした状態で構えるとボールが下図のような感じで、ボールがくると思います。
そこから後ろに引かずに、今のこの状態のまま、下図の位置でボールをとらえて、そのままコンタクトしましょう。

さっきのラケットの位置からこれくらいの状態でボールをコツンととらえましょう。
そこからフィニッシュはいい感じで肩まできているので、そこまでおさめてください。

フィニッシュに関しては、先ほどのフォアハンドと同じく右肩の少し下あたり。
もうちょっとこの後ラケットを右肩ぐらいに担ぐようにしてあげたいですね。

なので、この下のように、バックスイングはあまりラケットが後ろにいかないまま、コンタクトしてあげたいですね。そして、そのまま右肩の下ではなくて、耳の横。

2画面下のこの位置を目指して最後フィニッシュすることを意識してください。
あまり、左手でグッと押すっていう感じではなくて、ゆっくりコツンとあててそのまま肩に持ってくる。

両手はもともと力が強いため、この打ち方をすることで飛びすぎない安定したボールになります。その打ち方を次では目指してください。

■【After】(添削1回後)


② 下半身 (添削2回目)

はい、それでは見ていきます。
 
バッチリですね。
コマ送りの2枚目のラケットセット、ここに置くことでボールコンタクトがしやすくなります。さらには、飛びすぎないという利点になります。
基本的にテニスは飛びすぎない方が、ガンガン振りぬけるので、あまり飛びすぎない打ち方の方が良いです。
ここからキレイにコンタクトできて、最後のフィニッシュもバッチリです。

■【Before】(添削1回済)

なので、次は足ですね。

足のポイントを追加でお伝えしておきます。
どのような足を目指すかというと、二画面の下を見てください。
足から頭までが、実はピーンと膝が伸びていますよね。
鈴木さんのスイングを見ると膝が曲がっています。
 
先ほどフォアハンドは、結構カラダを回すので、膝が曲がると腰も回ってカラダも前向きになっています。


実はバックハンドというのは、両手で持っているというか、右手でヒッティングしますよね。
前肩、ヒッティングポイントに対して、前の方の肩にラケットを持っています。
 
フォアハンドというのは、後ろ側の手でラケットを持っていたので、実は前肩の右肩で持っているショットってカラダが回りすぎると、ボールがサイドアウト、今の状態だったら右側に飛びすぎる打ち方になりやすいです。

そのために実はこの足を真っすぐ伸ばすことで、回転しない、あまりカラダが回りすぎないようにブロックしているという打ち方になります。
 
なので、方向的にわかりづらいのですが、この右足のまま、右ひざを伸ばして、これは実は斜め後ろに少しのけ反っています。
 
前から見るとわかりづらいのですが、このフィニッシュのときにちょっと右足の膝を伸ばして少し後ろにのけ反ったかたちでフィニッシュ。
 
カラダがあまり回りすぎないように、という形にしたいので、ここの足がピーンと伸びて、その代わり、ちょっと左足の方で体重を少し支えるような形になります。のけ反っているので。
 
右足は伸ばしてのけ反った形で体重も後ろに残すという感じでフィニッシュをするというのを目標にトライしてみてください。
 
最後は、ゴルフのフィニッシュに近いようなイメージになりますので、そこを目指しましょう。

■【After】(添削2回後)


③  スイング全体 (添削3回目)

はい。バッチリですね。
この姿勢はバッチリ。軸もピーンと伸びている。ちょっと後ろに傾いているっていう形でしっかりフィニッシュできています。

これ、実はなんでそういう形にするかというと、見てもらったらわかりますが、このあと倒れていますよね、後ろに。

この倒れるということは、戻るという動きになっているということです。

先ほどのフォアハンドは、回転しているために、回転のまま戻る方向に、カラダが向いているために、そのまま戻れるのですね。
でもバックハンドは、そこまで回転すると、ボールが右に行き過ぎるから、回転できないのです。
 
回転できないということは、じゃあどうやって戻るかというと、軸を後ろに傾けて、後ろに傾いているこの傾きで後ろに倒れるようにして戻ります。
 
これで、戻りがよくなって、なおかつ、カラダが回転しないっていうのがバックハンドの打ち方になります。
ちょうどこの打った後に、自然とスーっと後ろにジワーっと倒れているという、この軸の傾きがよかったので、これでバックストロークもバッチリですね。

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