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右手の小指にお守りを

ピンキーリングを買った。

なぜだからわからないけれど、定期的に「ピンキーリングが欲しい」という波がやってくる。前回は2年前で、2020年残り2ヵ月でやりたいこと20個にもそれは入っていて、そしてお気に入りを見つけて購入したのだ。が、ちょっとサイズが大きかったようで、ある日気づいたら小指からするりと抜けてどこかにいってしまっていた。悲しい。

そこからしばらくはピンキーリングへの気持ちがおさまっていたのだけれど、今年も年末が近づいてくるにつれ、またむくむくと、ピンキーリング欲しい熱が高まってきた。

私はあまりたくさんアクセサリーをつけるほうではない。指輪も、左手の薬指の結婚指輪だけだ。でも今なんでこんなにピンキーリングが欲しいんだろうって考えてみると、たぶん私は、お守りが欲しいんだろうな、っていう答えになった。先日のnoteにも書いたのだけれど、私はいつだって、何かに不安だ。だから、何かにすがりたくなる。何かに守られていたくなる。そんな潜在意識があるんだろうな、と思う。そのお守りのような存在のひとつが、ピンキーリングなんだろうな。大きくなくていい、むしろ細いリングがいい。一番端の小指にさりげなくいてくれて、でも、ふとした時に目にとまり、そこにちゃんといてくれることを確認できる存在。

せっかく買うなら、気に入ったやつがいい。ネットでいろいろ見ている中で、「あ、これいいな」と思ったのが、eteのリングだった。細くにウエーブを描くリングに、小さなオパールが乗っている。

オンラインショップでも在庫はあったのだけど、自分の小指のサイズがわからなかったのと、天然石であるオパールは1つ1つ色が違うので、実際に色見を見てから決めたくて、今日、出張で新幹線に乗るために東京駅に行ったついでに、大丸の中に入っているeteのお店に立ち寄った。時間に余裕を持って家を出ようと思っていたのに、なんだかんだバタバタしてしまって、お店にいられる時間はお会計も含めて最大20分。どうしよう、寄るのをやめようかな、とも思ったけれど、ここで買わなかったら後悔する、今日買うべきだ、という、本能的な何かが私を動かしていた。

欲しいリングは決まっているので、迷わずピンキーリングのコーナーへ。指のサイズがわからないので、店員さんに1号と3号のリングを出してもらう。サイズ的にちょっときつめだけどぴったりなのは1号。だけど、一番気に入った色のオパールは、3号のリング。見る角度によって、白の中にきれいな緑が見える。でもちょっとゆるめだから、前回同様、するりと抜けてしまうリスクはある。うーーーーーーーん、どうしようーーーー。

店員さんも一緒になって悩んでくれて、時間ギリギリまで悩んで、選んだのは、3号のほう。やっぱり、気に入ったやつがいい。お守りだもの。

そして今、右手の小指にオパールのピンキーリングをつけながらこのnoteを書いている。書きながらふと、オパールってどういう石なんだろうと思って調べてみた。

オパールは「希望の石」として知られ、今の人生をより楽しみ、願望を達成するためにも、ネガティブな気持ちを浄化して、心のありかたを教え、導く効果があるとされています。
(中略)
ほかにも、「潤い・活性化・好転」などがあり、行き詰まったり、改善されなかったりする悪い現状を好転させ、困難を乗り越える力をもたらしてくれるお守りの石として、古くから親しまれています。
https://www.kyocera-jewelry.com/story/opal/699.html

うわ、今の私にぴったりすぎてびびる。鳥肌ものである。「行き詰まったり、改善されなかったりする悪い現状を好転させ、困難を乗り越える力をもたらしてくれるお守りの石」。どんぴしゃではないか。そして「誰かにとって希望でありたい」というのは、社会人になる時に思い描いた、私のありたい姿。やっぱり今日このリングを買うのは、運命だったんだな。グッジョブ、私の本能。

しかしなんせちょっとゆるめサイズなので、とにかく失くさないように大事にせねば。この子と長く、一緒にいられますように。

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