5月20日、日本海リーグの公式戦を初めて観に行ってきました。とは言っても、シーズン前の練習試合は観ていますし、前身のリーグ時代にも何度か足を運んでいましたから、あくまで日本海リーグ公式戦として初ということではありますが。カードはもちろん、富山GRNサンダーバーズ対石川ミリオンスターズです（2球団だけのリーグですからね）。

会場は県営富山野球場。学生街にある古い野球場です。今年はホームゲーム20試合のうち、最多の8試合が組まれています。富山球団の拠点は高岡市なのですが、ボールパーク高岡での公式戦は4試合だけ。ただ、NPBファームとの交流戦はボールパーク高岡で組まれています。

設備的にはもちろんアルペンスタジアムが県内一ですが、富山市中心部にある県営富山野球場は、独立リーグの試合にはちょうどいいのかもしれません。球場前に市電の電停がありますし(球場でビールを飲んでも帰る手段がある)。

さて、今回は電車と市電を乗り継いで球場まで行きました（ビールを飲むためではないし、深い理由もない）。試合開始40分前に球場内へ入ったのですが、スタンドは空席が目立ちました。「大丈夫かなぁ？」と思っていたら、試合開始が近づくにつれ観客がぞろぞろと入ってきました。まあ、高校野球などと違って、シートノックが無いですしね。

この日は富山県警による特殊詐欺防止の啓発活動が行われていました。イベントとはいえ、球場入り口付近に警察官がいると少し緊張しますよね（ですよね？）。

さて試合の方は序盤の得点で石川がリード。石川の先発・サントス投手が見事に試合を作りました。4回を無失点。

富山の投手で良かったのは松原快（登録名は快）投手。四球を2つ出しましたが、2回を無安打無失点でした。

試合は石川が富山を5-2で降しました。試合を通して、面白い投手はいるけど、野手のアピールがもう少し欲しいかな、という印象でした。先日の日本ハム2軍との試合でも打てませんでしたもんね。

石川　０２１　２００　０００=５
富山　０００　００２　０００=２

石：サントス（４）、土田（３）、ヘルナンデス（１）、田中（１）―森本
富：松向（３）、横井（１）、大島（１）、日渡（１）、快（２）、山川（１）―大上

肝心の観衆は246人（だったはず）。独立リーグの試合としてはこんなものでしょうか。

さて、繰り返しになりますが、日本海リーグは2球団で構成されたリーグです。いつも似たような選手を見ることにはなりますが、見方を変えれば定点観測しやすいとも言えます。時々NPBファームチームとの交流戦がありますし、その際に選手たちの成長が見られればうれしいですね。