見出し画像

NPBファーム拡大と参入球団の可能性

先日、約1年ぶりにnoteで記事を書いたものの、次に書くのはせいぜい1か月後だろうと思っていましたが、これについては書かなきゃいけないだろう(というより自分が書きたくなる)話題が飛び込んできました。

こういうのを「予想の斜め上を行く展開」とでも言うのでしょうか。今年より富山・石川の2球団でスタートする日本海リーグが2024年からNPBに参入する意向を示したのです。



正直、2チームでリーグ戦をやって成り立つのか?という疑問はありました(ベイサイドリーグと交流戦を予定しているとはいえ)。そこにまさかの展開です。楽しみな構想ではありますが、12球団から14球団への拡大ですから、参入できる枠は2枠。すでに静岡で具体的な話が進み、続いて熊本が手を挙げました。このままだと単純計算で2/3、つまり1チームは参入できません(さらにどこかが手を挙げる可能性も十分にあります)。

前置きが長くなりましたが、今回はこの3つのチームについて、それぞれ参入の可能性について検討してみます。


各球団のプラスポイント・マイナスポイント


始めに話題に上ったのが静岡でした。ハヤテインベストメント(東京)という会社が親会社となり静岡市に球団を置き、清水庵原(いはら)球場を本拠地として活動するというものです。

①静岡

プラスポイント

県全体で人口約360万人を抱える静岡県。甲子園での優勝こそ平成以降では2007年春の常葉菊川のみですが、野球自体はまずまず盛んな県です(Jリーグクラブが4つあるサッカーがどうしても目立ちますが)。また静岡市は政令指定都市であり、運営を上手くやればある程度の観客動員は見込めます。この球団に関しては読売が熱心らしいことから参入はまず間違いないでしょう。また(イースタンに参入すると仮定して)バス移動が中心の2軍では関東への移動が楽なことは大きなプラスポイントです。

マイナスポイント

①プレーする選手にシーズン中の1軍昇格はあるのか?ドラフトでの指名を目指すのか?
②選手集めは?トライアウトを実施して選手を集める形?
③なぜ本拠地は草薙球場ではないのか?清水庵原球場はアクセスが悪い。
①と②の2点については追々発表があるでしょうから、それを待ちましょう。

②日本海選抜(仮)

プラスポイント

①本州日本海側にNPB球団が無い現状で、北陸に球団が出来るメリットは大きい(ファームとはいえ)。
②静岡がイースタンリーグに加盟した場合、日本海選抜はウエスタンリーグに加盟すると思れるが、北陸と関西は近く、移動が楽というのは大きい
③この構想が上手く行けば、新しい独立リーグの在り方を示すことが出来る
④NPB球団との対戦で観客動員が見込め、スポンサーの数およびスポンサー料が増える可能性がある(これが肝)

マイナスポイント

・本当に運営が成り立つのか。まったく新しい運営形態。(それを言えば静岡と熊本もそうだが)。選手集めは大丈夫だと思うが、資金繰りは大丈夫か(④が上手く行くかどうか)

③熊本

独立リーグ・九州アジアリーグの火の国サラマンダーズ(旧熊本ゴールデンラークス、以下熊本)が参入の意向を示しています。

プラスポイント

①現役だと"村神様"村上宗隆、古くは川上哲治を輩出した熊本県にNPBの球団が無いのは勿体ない。
②熊本市は政令指定都市であり、ある程度の観客動員が見込める。

マイナスポイント

①現在加盟しているリーグをどうするつもりなのか(リーグの運営会社は熊本市にある)
②熊本に球団が出来ると、東は名古屋に球団があるウエスタンリーグの地理的規模が大きくなりすぎる。
③社長がいわくつきの人物
熊本の社長は神田康範という人物だが、この人物がどうも怪しい。熊本出身の神田氏は、2018年3月にプロバスケのBリーグ・ライジングゼファー福岡の社長に就任。同年秋から2018-19シーズンのB1に昇格して活動していたが、放漫経営でチームは経営危機に。翌シーズンのB1ライセンスが交付されなかったことからチームはB2に降格した。

「ここで実績を残し、いつかは(プロ野球)巨人の社長として呼ばれたい。熊本にも2つ(J2ロアッソ熊本、B2熊本ヴォルターズ)あるので本気でどっちかの経営をやってみたい」と、小学校から大学の途中まで打ち込んだ野球や地元のプロクラブでの貢献を熱望した。

福岡の社長に就任する際のあいさつではないでしょう…。こういった経緯があるにもかかわらず、福岡の社長を辞任した2か月後に熊本の社長に就任。その神田氏が今回NPB入りの意向を示したものですから、果たして大丈夫なのか、というのがある意味で最大の懸念点です。(熊本についてネガティブに書き過ぎたというのは認識していますが、大事なポイントだと思うのでご了承ください)

おわりに

以上、現在手を挙げている球団(主体)について自分が考えるプラスポイント・マイナスポイントを示してみました。
最後に、今回予定されているファーム拡大について、押さえておくべき記事とコラムを紹介して終わりにしたいと思います。


今後のNPBの動きやメディアの報道には要注目です。しがない野球ファンの記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

3/20追記(重要)


BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスがNPBファームリーグへ参入する意向を示したとの報道が3月15日にありました。実はそれ以前にも同じくBCリーグの新潟アルビレックスBC及び茨城アストロプラネッツが手を挙げていたそうです(情報を寄せでくださりありがとうございます)。こうなると、そもそもBCリーグ自体がどうなるのかという話にもなるので、そういった観点からも動向を追っていきたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?