スパイダーマン ノーウェイホーム
五つ星★★★★★
ファンにはたまらないボーナスのような一本だろう。私は特にスパイダーマンのファンではないけれど、まさかスパイダーマンで泣くとは思わなかった。甘くて切なくて、歴代スパイダーマンに共通する孤独な気持ちと苦悩が改めて浮き彫りに。そしてアベンジャーズを引き合いに出してジョークにしていたり、とても面白かった。過去のヴィランも出てくるし、ドクターストレンジもキーパーソンの一人だ。個人的にはエレクトロのジェイミーフォックスが気に入っているけれど、そのキャラはこの一本では全然深掘りされていない。
アメイジング・スパイダーマン2ではマックス(このあとエレクトロになる)は、隙っ歯のバーコード頭の目立たない人だった。
グリーン・ゴブリンのウィレム・デフォーは、激しく何度も殴られつつも笑い出すという狂気の演技をし、そのカットを取り終えたトム・ホランドが「scary・・・」と漏らしていた。デフォー氏はスタント最小限で多くを自演したそうで、お歳には関係なく素晴らしく鍛錬しているそうだ。
ヒーローとヴィランの戦闘という意味では、随分とあっさりしていたのだけれど、他に重要な要素が描かれているから2時間半くらいにまとめるには仕方ないのだろう。
ピーター・パーカーはNY出身のはずだけれど、時々UKアクセントが出てくるところはご愛嬌。トム・ホランドのスパイダーマンは過去のそれらとはまたちょっと違ったキャラで、いい感じに定着してきたのではないだろうか。この続編もあるとかないとか・・・。
エンドロールの曲↓
トム・ホランドの前のスパイダーマン役二人、マグワイア氏とガーフィールド氏のスパイダーマンという存在との接点や、個人的に抱いていた憧れや若い頃のトラウマなども知ると、結構感動する。今回3人揃って出演できたのも、何かの節目になったのかも知れない。
Andrew Garfield ↓ ママの手作りのコスチュームを着て
こちらは有名なショット。Tom Hollandが子供の頃に遊んでいた様子(左)
Tobey Maguireの写真は見つからなかった。
トム・ハーディはどこで出たんだっけ?カメオ?と思っていたら、エンドロールの後に。気になる終わり方だねぇ。
想像以上に良かったから、続編があるならそれも楽しみ。
こちらは3人揃ってのインタビュー。原語のみ。
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