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『This is us』 Season6

ついにラストシーズンを見終わった。邦訳付きの予告編はまだ見つからなかったけれど、ずっとピアソン一家を見守ってきた視聴者にはよく分かるだろう。



涙腺もろもろのランダルほどではないけれど、泣けた・・・。人生も後半に入ると、このドラマのあらゆるエピソードに、誰もが何らかの点で共感する事柄を見つけることができるだろうと思う。カメラが誰にフォーカスしているかが違うだけで、誰もが人生の主人公だ。家族愛、友情、恋愛、健康、仕事、運命、輪廻・・・そして人種の問題や退役軍人の問題など、いろんな要素が描かれている。

前にも書いたけれど、個人的にこの作品全体から学ぶことはすごく多かった。分かっているつもりだったけれど、今このタイミングで改めて立ち止まって、自分のいる位置や気持ちを確かめる機会をもらった気がする。ピアソン一家はコミュニケーション能力に長けた濃〜い人たちである。私自身は喋りすぎるのが嫌いで、逆に言いたいこと(言うべきこと)を言わない傾向があるため、彼らのコミュニケーションスキルから学ぶことは面白い。

一方で日本ではもちろんのこと、ヨーロッパではまた違ったコミュニケーションの度合いやセンスがある。私が一番居心地が良いと感じるのは北ヨーロッパ流だとやはり思うけれど、アメリカ~ンな濃さにも実は憧れる。

いずれにしても文化の違いはあれど、人間の根底に流れているものは同じで、その根底にあるものに触れるからこのドラマは大ヒットしたのだと思う。

長編だから全部観るのは時間がかかるけれど、いつかまたシーズン1から全部観てしまうかも知れない(笑)。普段長編のドラマシリーズにあまり興味のない私が、久々にハマった作品だった。どうやら現在の私のフェーズに合ったみたいだ。



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