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2022年お世話になりました。楽しかった!ありがとうございました。

noteを読んでいただき、ありがとうございます。クリスマスも終わり、今年もあとわずかですね。

いつも励みになるスキやコメントをありがとうございます。好きな証、読んだ証、元気な証のスキ。スキって会釈とか片手をあげて「よっ!」って感じ。その軽快さが好きです。私は、心が動いたときに入れているコメント。私のnoteもそんな風に感じていただいたと思うと嬉しいです。

お礼を申し上げつつ、今年のnoteを振り返ってみたいと思います。

なんといっても共同創作の「きんぼし」!

今年の忘れられないnoteの出来事として、童話「きんぼし」の共同創作が何よりいちばんです。

未完成の物語「ふつうじゃない子」を公開し、意見を募ったところ、たくさんのコメントをいただき(長文でいずれも心のこもったアドバイスばかり)、心の底から感謝しています。

指摘やアドバイスから、「星の子」を経て「きんぼし」が完成。2週間ほどで没作も含めると3作を書き、七夕の夜に公開しました。読者を感じながら、夢中で過ごした創作の日々、最高でした。ありがとうございました。

童話もたくさん書くことができ、「いいやつら」「キッコリの物語」では、今までのスタイルと違う現代的でポップな文体を使い、手ごたえを得ました。マガジン「大谷八千代童話集」にまとめてあります。童話を公開するときに「この物語は〇〇さんは好きそうかな~?」「これは〇〇さんの好みじゃないかもなあ」などと勝手に想像しております(笑)

「ぼくらほったらかしで、無我夢中だったよねえ」


noterさんと交流できて刺激を受けました!

noteを本格的にはじめて1年。少しずつnoterさんとの交流が増えました。コメントなどでやりとりするうちに、お会いしたことはないけれど、何だかお顔や雰囲気さえ浮かぶように。顔見知りが増えるにつれ、noteが楽しい場になってきました。

アイウカオさん
noterさんと交流するきっかけになったのは、アイウカオさんのサークルでした(現在は閉鎖されています)。物語のつくり手同士が、お互いの作品を読んで、指摘やアドバイスではなく、「感想」を伝えあう場でした。「まだ神代と分かちがたき時代」、家族を求めて旅する少女を描いた『璦憑姫と渦蛇辜(タマヨリヒメとワダツミ)』を連載しているアイウカオさん。サークルで読んだアイウカオさんの兵隊やサーカスにまつわる作品も大好きでした。

毒多さん
noteで写真と文を投稿している毒多さん。ライフワークにしている「いつもの森」の写真集「海上の森~うつろう森の刹那を見つめて」を購入させていただきました(現在は完売)。毒多さんの写真を感じるとき、そこに、物語が生まれてきます。毒多さんの思いとは違ったことも感じているのかもしれません。でも、写真を感じて共振して自分が違う音を放つような感覚は、はじめてで。何度も眺めたいので購入してよかったです。(写真集の感想は、【海上の森~うつろう森の刹那を見つめて】毒多さんの写真集を感じて」に書いています)

横山黎さん
私のnoteに何度も登場しているので、ご存じの方も多いはずの横山さん。Amazonブックでミステリー小説「Message」を出版された大学生作家さんです。横山さんの「Message」は、共同創作でつくられた作品。私も参加しました。その体験が、「きんぼし」の共同創作につながったのです。noterさんとはじめてお会いしたのも横山さんでした(お会いした時のことは、「noteで知り合った人と会ってわかったこと」に書きました)。前向きに努力することや自分や自分の作品を誇りに思う気持ちを教えてもらいました。

火花さん
最近、「ストレンジャーシングスで見つけた言葉の光」がnote編集部にピックアップされた火花さん。お互いスタンドFMをしていることを知り、一緒にnoterさんと交流できるラジオを作ろうと企てました(実は収録もした…でも私が準備不足でうまく話せず)。途中で録音が切れてしまったこと、火花さんが新しいチャレンジに集中することもあり、幻のラジオとなりました。でもいい経験をさせていただきました!ありがとう。

お蔵入りになった挿絵(笑)

umi no otoさん
繊細で優しいタッチのイラストと物語を掲載しているumi no otoさんのnoteにインスピレーションを得てショートストーリー「忘れられない手紙」をつくりました。静かに肯定してくれるようなumi no otoさんのイラストで、主人公ルカが悲しい記憶から少しずつ回復していく物語を書けて、豊かな時間でした。絵×文の絵本作りの手ごたえを感じた経験でした。

noterさんの作品に刺激されて、イメージしたイラストもたくさん描いたっけ。

火花さんの「黒猫のヨル
横山黎さんの「桃太郎
「最初は緊張していたくせに~」

エッセイを多くの方に読んでいただきました!

エッセイもたくさん書きました。私にとってエッセイは、「語り直し」の意味があり、いろいろな過去をプラスに変えていく「回復」の意味を持っています。

おススメ記事に取り上げていただいたこともあり、たくさんの方に読んでいただきました。

特に編集者時代に学んだことを書いた記事が人気で、写真や庭のことをエッセイにしました。マガジン「編集者シリーズ」にまとめてあります。

同じ花を撮るとしても、写真はいく通りもある。写真は事実を映すと思いがちだけど真実を映す。撮る人がどんな風に世界を見ているか、世界から何を受け取っているか。その人の物を見るときのまなざしを感じる写真がいい写真だと思う。

「いい写真が何かわからなかった編集者が写真を読めるようになるまで」

庭を巡りながら、私は結局のところ、そこに込められた人の思いを辿っていたように思う。人の心の森に分け入り、その人の庭を少しだけのぞかせてもらった。子ども時代のこと、祖父母の思い出、育った場所、好きな映画、絵画、音楽…その人が好しとして世界から選択し、ひとつひとつ集めてつくった小さな庭。深くて豊かな森。庭ははかない。庭の主がいなくなれば、花は枯れ、木は伸び放題になり、庭はたちまち消えてしまう。庭は人そのものなのだ。

「編集者として日本中の庭を訪ねた話」

私の友人や初恋の女の子、お花の先生などを描いたエッセイも書きました。「短編小説のような趣」とコメントをいただき、何かをつかんだ気がしました。

「永遠に変らないものをください」と言った美しい人がいる。桃のような柔らかい頬をして、美味しいものを見ると赤ん坊のように笑う。その友人は、純文学を「人の言葉にならない感情を描き出すもの」と言った。

「純文学的な友人」

サントリー主催のお題企画#未来に残したい風景では、賞をいただきました。note公式からニュースサイトに別のフォトエッセイを紹介していただき、写真を使ったエッセイをたくさん書くきっかけになりました。

最近エッセイを書いていないので、来年は再開したいですね。

2023年へ…

2023年は、5月21日に文学フリマ東京に出店します!納得できる印刷所も決まり、本格的に絵本制作がはじまっています。年が明けたら、創作中の報告もしていきますので、お楽しみに!

やりたかったけど、できなかった八千代便りもどこかでできたらいいな~。取り上げたいnoteがたくさんあるのです。

そのほか、noterさんの連載や短編集づくりなど、来年続きが気になるnoteも。

それでは、長くなりましたが、今年はありがとうございました!
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を~!

「本当にやれるのかしら」


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