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タイ旅行記⑤~首長族の村へ~

チェンマイには、首長族が住んでいるカレン村があるという。
私は少数民族を訪ねるのが大好きだ。
多様な自然風土に育まれた独自の文化を持つ少数民族。
今回は首長族に会えるということでワクワクドキドキ。
象パークからほど近い山間にその村はあった。
駐車場の近くの入り口で入村料を支払い舗装されていない山道を村に向かって進んでいると、川で洗濯している首長族の女性の姿が見えた。

まるで桃太郎の昔話のような光景を目にして、現代では失われつつある風景にノスタルジックな気持ちになる。
村に入ると、生活空間というより土産物を並べた露店が細い道の両サイドに並んでいた。

元々はミヤンマーからの難民だったというタイの首長族。
コロナ禍で誰も村に入れず観光業が衰退してしまい、現在もまだまだ以前のように観光客は戻っていないらしい。
子供が遊んでいる横で母親がはた織り機で布を織っていたりと、のんびりとした時間が流れていた。

店にちょこんと座っていた女の子の店でキーホルダーを購入し写真をパチリ。

村はずれに他の人より首の長い年配の女の人がいた。
スカーフと取り外し可能な首の輪っかも付けさせてもらい、一緒に写真を撮らせてもらう。

お礼に木彫りの首長族と鋳物の風鈴を購入。

ちょっと付けただけだけど、首の輪っかは凄く重かった。
毎日こんなの付けて生活するのは、さぞかし大変だろう。
近い将来、若い人達は首の輪っかを外して都会に出て行く日もそう遠くないかもしれないな〜。
首長族の村に関しては見せ物等の人権問題の議論もあるが、生活がひっ迫しているであろう現状を鑑みると、少しでも早く観光客が戻ってくるのを祈るばかりだ。

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