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諫早の眼鏡橋のこと

こんにちは 

皆さんは、長崎で眼鏡橋と言えば長崎市内の眼鏡橋をイメージされるでしょうか。私もそうでしたが、今回は、永久不壊の石橋として重要文化財にも指定されている、諫早眼鏡橋をご紹介します。

先ずはその、美しい石組をご覧下さい。


諫早市内を流れる本明川ホンミョウガワは、日本で一番短い一級河川。(一級河川は、特に生活に重要な川として国が管理しているもの)以前は、暴れ川とも呼ばれて何度も氾濫を起こし、橋はいつも流されていました。

1838年、当時の領主、領民、僧侶、、皆が一丸となり、悲願の石橋を完成させました。

ところが、1957年(昭和32年)の諫早大水害で皮肉なことに、頑丈なために壊れることはなく、引っ掛かった流木などが流れをせき止めてしまったことが被害を大きくしたと言われ、一時は取り壊されることに。

官民一体となり当時の技術の粋を集めて完成させた橋を解体してしまうことを憂いた当時の市長、野村儀平氏が中心となり、私財を投じて現在の場所、諫早公園へ移設しました。


移設しました。。簡単に言ってしまっていますが、想像をはるかに越える大変作業だったでしょう。

移設には元の石を使い、流されてしまった石の代わりに用いる新しい石には、色を合わせるために、ヨモギ、松葉、尿素、肥料、墨汁の混合液が吹き付けているそうです。

私はこの石橋の佇まいが好きで、時々立ち寄っています。

この橋のせいでひどい目に合ったと思う人たちには、忌々しい橋でしょう。
でも、取り壊されなくて良かった。

今は、穏やかな池にある橋ですが、本当は本明川で本来の橋としての任を果たしたいのかも、と、思ったりもしています。

道路を挟んだ東側に、精巧に作られた1/5のミニ眼鏡橋も。お越しの際は、こちらも合わせてご覧ください。

ミニ眼鏡橋


諫早公園内には立派なクスノキで有名な高城跡、そして、徒歩圏内に図書館、美術・歴史館、観光物産協会などもあり、のんびりと散策できるところです。
近くにはカフェ、ケーキ店、お食事処も。
お時間ありますときにぜひ、訪れてみてください。


せっかくなので、諫早で有名なウナギのお店で、通販もされている2件をご紹介します。

先ず、魚荘、ウオソウさん↓


2件目は、北御門、キタミカドさん↓



今回の記事の眼鏡橋に関する記述は、諫早市役所のホームページを参考にしました。より詳しくと思われる方はこちら↓をご覧下さい。



最後に、遅くなりましたが、先に投稿した記事、ピリカさんのすまいるスパイスに出演しました! ↓ が、note公式マガジン、この街がすきに選ばれました。ありがとうございます!!


まだしばらくは寒さ厳しいようです。皆さま、お身体に気をつけて!

ではまた

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