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望む未来を創る「質問」

この土日、解決志向ブリーフセラピーの研修会に
参加して、望む未来を創る「質問」の仕方について学んできました。

KIDSカウンセリングシステム主宰の
黒沢幸子先生が講師…の研修会。
体験型ワークショップということもあり
2日間、心も頭もフル回転…でした。

体験型ワークだったので
クライアントとセラピスト、
それぞれの立場になって
それぞれを体験してみる。

久々に誰かに話を聴いてもらうという立場になり

しっかりと誰かに「聴いてもらえること」って
なんて心が温かくなり、ほっとすることなんだと改めて思いました。

そして、カウンセラーからの質問に
ふと立ち止まりながら答えることによって
「こうありたい」未来が少しずつ
明かになっていく。

カウンセリングが終わりを迎える頃には
あったかくて明るい光に包まれているよう。

これからの自分のお仕事…「カウンセリング」を
もっともっと大事にしたいと思いました。

解決志向ブリーフセラピーというのは
かいつまんで言うと
クライアントが「望む未来」を創っていくために
セラピストが理論に基いて戦略的に
「質問」をしていくというもの。

セラピストからの「質問」というのが
とても大切にされます。

カウンセリングというと
「傾聴」がその基本だと言われるけれど
それはただ黙って、うなずいて
好きにしゃべってもらえばよい
というわけではない。

ブリーフセラピーにおける
質問はもっとアクティブなもの。

セラピストがどんな質問を投げかけるかによって
クライアントの語る内容がかわってきます。

例えば「例外」探しの質問。

たとえどんなに困っている状況でも
「例外」的なうまくやれていることがあるのか、
まだ、ましな状況があるのか
ちょびっとでも成功した対処方法があるのか

「例外」を見つけ出すことで
解決のためのとっかかりを
見出すことができます。

そしてその少しでもましな状況や
うまくやれている状況は
自分の何がそうさせているのか、
「成功の責任追及」の質問をすると

自分の中にある強みや持ち味に
気づくきっかけを与えてくれます。
自分には問題解決のためのチカラがあると
気づかせてもらえます。

カウンセリング中の「質問」は
「面接を方向づけるもの」

なにげなく聞くのではなく
大事にしていきたいと思います。

そしてブリーフセラピー…特に黒沢先生の
「タイムマシン心理療法」の一番の醍醐味!
ミラクルクエスチョン!

「ぜーんぶの問題が解決したときって
どんな状態?」と
望む未来を聴く質問。

この質問をされて、セラピストに誘導されて
話しをしていくうちに
どんどん気持ちが明るくなってきます。

夢を語るって単純に楽しい。
日常では夢を語ることなんて
なかなかないことだから

直球で聞かれると
少し戸惑うこともあるけれど
でも、今よりも良くなっている未来を
心に描くことはとても楽しく明るくなる。

そしてそれだけじゃなく

「望む未来を生きていい、
そして望む未来を
創りだしていくチカラがある」

そんなメッセージを「前提」として
カウンセラーから伝えてもらえる感じがして

心の中からチカラが湧いてくる。

心の中に「望む未来」を育んでいくための
あったかい場所やエネルギーが
自分の中に、ちゃんとあったのだと
思えるようになります。

そしてもちろん
望む未来が描けることで

進むべき方向性がわかると
それにむけての一歩も見えてきて
そして、前に進むことができるのです。

まだまだ解決志向ブリーフセラピーの技法が
私の中に定着するまでには
時間がかかりそうだけど

研修で出会った
先輩カウンセラーさんたちのように
少しずつ「質問」上手になれたらいいなと
思います。

一日一日を大切に。
一セッション一セッションを大切に。

それにしても
黒沢先生、ずっとニコニコしてくれていて
とっても優しくて素敵な先生でした。

そして楽しくて明るくて
あったかい研修会だったなぁ。
明日からまたがんばろ(^^)

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