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Insta360 Go2の状態遷移図を記述し運用方法を検討する

GWに向け、Insta360 Go2 を久しぶりに使おうとマニュアルを見直していたのだが、相変わらずわかりにくい。

このカメラは画面がなく、ボタン1つで操作する。
自分は自転車に乗っているときにヘルメットやリュックにつけて使用するため、ボタン操作と振動のみでカメラの状態を把握する必要があるのが、マニュアルでは全体の動きがわかりにくい。

毎回、マニュアルと操作確認をしながら覚えなおすのが面倒なため、状態遷移図を書いてみることにした。

マニュアルからシンプルに起こしてみる

まずは、オンラインマニュアルの基本操作とLEDの状態表示から撮影に関連する部分のみを状態遷移図にした。
マニュアルに記述してある用語を出来るだけ素直に使い、状態遷移の不整合を無視して記述したのが以下の図だ。

マニュアル通りに記述した状態遷移図

とりあえず、インジケータの録画中状態は、動画、プロ動画、タイムシフトに割り振ったが、電源オンとスタンバイモードの関係がよくわからなかったのでそのままにした。

結果、スタンバイモードへの移行条件が存在しない状態遷移図となった。

まともな状態遷移図にする

ありがちなのは、電源オフ-電源オンの2つの状態が存在し、電源オンのサブステータスとしてスタンバイモードや動画撮影等の各状態が存在しているパターンなので、その前提で書き直したのが状態遷移図を書き直してみた。インジケータはサブ状態が優先されると予測する。

スタンバイモードを電源オン状態のサブステータスとして配置した状態遷移

動きを整理し、汎化する

大体よさそうだが、雑然としていてわかりにくい。
特に、Insta360Go2はボタン操作は設定により変更出来るので、そこを考慮した上で汎化する。

知りたいのはユーザ視点での状態遷移なので、待機状態、撮影状態というユーザから見た状態を追加した。
また、撮影については写真撮影と動画撮影という2つの状態で表すこととした。

カメラの運用方法を考える

カメラの動きがわかりやすくなったので、最後の状態遷移図をもとに、ボタン操作によりカメラの状態の変化を以下の表にまとめた。

$$
\begin{array}{c:c:c}
\textbf{ボタン操作} & \textbf{発生する振動} & \textbf{操作後のカメラの状態} \\ \hline
1度押し or 2度押し & 1回振動 or 2回振動 & 撮影状態 \\
1度押し or 2度押し & 長く振動 & 待機状態 \\
2秒長押し & 長く振動 & 電源オフ \\
1秒長押し & 2回振動 & スタンバイモード
\end{array}
$$

つまり、カメラの状態がよくわからない場合はとりあえず長押しする。
長押しをすれば、電源オフかスタンバイモードに移行する。
どちらに移行したかは振動でわかるので、そこから1度押しか2度押しで目的の撮影状態にすればよい。
電源オフとスタンバイモードは長押しを繰り返せば、トグルで切り替わる。

この視点でボタン操作と振動からカメラの状態を把握するための状態遷移を記述したのが以下の図。

点線は状態変化のタイミングが計りにくい遷移を示している。

ボタン操作と振動からカメラの状態を把握

この図は、カメラの状態遷移ではなく、ユーザが頭の中でカメラの状態をどうイメージするかを示した図なので、振動がアクションではなくガード条件であることに注意。

さいごに

一応まとめたけれど、いちいち長押しで切り替える必要があるため、電源オフとスタンバイモードを使い分けるのは面倒くさい。
結局は、1度押しと2度押しで実行される撮影モードを同じにして、2つの撮影モードを使い分けるのが現実的だろう。

あと、細かい動作を確認していない。
暇なときに確認して反映したいと思う。

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