素人短歌劇場 2月編

2月の中旬から短歌を書いては音ゲーアカウントに投稿する遊びを始めました。

仕事で短歌を勉強することになり、古本屋で『短歌があるじゃないか。』という本を読んだんです。プロの歌人の方が、お題に沿って投稿されたネット短歌同人サークルの方々の短歌を評論する内容です。
短歌は高尚なもの! 詩的なもの! というイメージがあったのですが、その本のおかげでかなりハードルが下がりました。もっと気軽でいいやん、じゃあ私も詠んでみようと、簡単に影響されたのがきっかけでした。

三日坊主で終わるかと思っていたら、地味に続いてしまい、なんだか楽しくなってきました。
そして溜まってきたのでまとめることにしました。2月分です。

・たまにはとバレンタインにかこつけて紅茶マフィンを焼いて配る日
(バレンタインには毎年マフィンを焼いて合唱団や友人に配るのですが、今年はチョコが一切入ってなかったのでした)

・対岸の光はここまで届かない午後9時過ぎた夜の河川敷
(合唱団の練習帰りに。田舎に住んでいるので、川を隔てた向こう側は比較的明るかったんです。さみしくなりました)

・もういいや前衛的な前髪で切り過ぎたこと悔やむよりかは
(前髪がうっとうしくなって。三戸なつめ並みに切り過ぎたのでやけっぱち)

・ひとりでに瞼が落ちて睡眠の足りなさを知る昨日の夜更け
(本当に眠かったんです)

・朝起きて「寒い」と「ぬくい」を繰り返し三寒四温でやがて春が来る
(「やがて春が来る」ってどうしても言いたかったのでリズムを崩してます)

・我がソファ此処は誰にも譲らぬと原付の上野良猫座る
(2月22日だったので猫をテーマにしたものをと思い。原付に乗ろうとして、近づいても逃げない野良もいるんですよ! 図々しい!)

・日没後西の空にはグラデーション虹の東に夜迫り来る
(割と韻を踏むの頑張りました)

・いい天気風も日差しも暖かくほおが緩んだ原付日和
(昼食を買いに行く道中で。原付に乗ってどこか行きたくなるような日でした)

・走行中車内の移動は危険です信号待ちにて両替急ぐ
(バスの車内に上の句の文言が流れていたのでそのまま拝借。田舎のバス故におつりを出してくれなくて、両替は必須なのです)

・夕焼けが松明燃える炎なら朝焼け空は桃のぼんぼり
(朝焼けがとても優しい桃色だったんです。夕焼けとはまた違う美しさですよね、朝焼け)

・また会おう抱擁交わす卒業生今は昔のすばらしい日々
(ネタがなくなってきたのでツイッターのお題生成botを使用。「抱擁交わす」を使う縛りがあります)

作りだすと楽しくなってきました。
思ったことそのままよんだだけ! なものがほとんどなのですが、ある程度は自己満足でいいかなーと。

3月も続いたら載せるかもしれません。
#tanka

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