2/4 舞台オッドタクシー


アルコール消毒をした直後にチケットに触ったら変な汚れ方をした上に全く取れなかったのですごく見栄えが悪い感じになったけど、舞台オッドタクシーを見るために大阪まで遠征した。

かなり直前に誘われて行くことになったけど、公演が18:00~20:00で別にどこも回る予定がなかったので新幹線もバスも微妙だし車で向かうことにした。

友達は免許を持っていないので、というか自分の周りにいる人間は基本的に免許を持っていないので必然的に自分が往復で運転することになる。

ただまぁ運転自体は好きだし(決して上手くはないけど)名古屋-大阪程度の距離なら別に苦にならないので問題はない、なんなら車は自分から提案した。

あと、ドライブ中って会話以外にすることがないから必然的にずっと話してられるし、ドライブ中の会話って目に入った景色から連想させていくパターンが多くて、そういうなんでもない会話が好きなので長距離のドライブは色々な意味で都合がいい。

例えば、高速の途中にあったハープすぎる橋を見て「ハープすぎるだろ」みたいなことを言ったり、「録画中」のステッカーが貼られた運送トラックを見かけたら「俺たちのとびきりの笑顔で仕事の疲れを癒してあげようぜ」みたいなことを言ったりしていた、文字に起こすと別に面白いわけじゃないんだけど、なんかこう、その場のノリだとめちゃくちゃ笑ってしまう、言語化できないけどドライブの魔力なのかもしれない。

行きに自分が一度分岐を間違えて500円を無駄に払った意外は特にトラブルもなく大阪に到着した、高速自体は1時間半しか運転してないので途中SAに寄るとかはしなかったんだけど、降りてからコンビニで軽く休憩しようと思ったら長時間同じ体勢だったせいで膝が曲がらなくなっていたので一旦休憩を挟んだ方がいいという教訓を得た、そのままカスのロボットみたいな歩き方のままコンビニで軽食を済ませて、目的地の大阪城周辺まで下道で走ることにした。

本当は「森之宮」というICで降りれば目の前が大阪城なんだけど、自分がちょっと高速の料金をケチったため少し手前の「吹田」というICで降りていた。

吹田から大阪城まで下道で30分程度だったので、まぁこのくらいなら降りちゃっていいかと思ってたんだけど、まぁこれが失敗で、大阪の道はとにかく走りにくくて余計に疲れてしまった、自分が名古屋だからこそだと思うんだけど、名古屋は運転が荒いとか言われがちだけど道自体はめちゃくちゃ広くて、交通量に対する走りやすさで言ったらかなりずば抜けてると思う。

一方で大阪は名古屋と交通量が変わらないのに道だけが狭くてグネグネと入り組んでいるので慣れてないとかなり走りにくかった、狭いくせに中心部だと路駐の車が多くて余計に狭くなっていたのもダメだった、あと途中、変な位置で停車したタクシーをオープンカーの厳ついお兄ちゃんが怒鳴り込んでいて大阪だなと思った、次からは高速料金をケチらないようにしようと誓った。

無駄に疲れながらも無事に駐車場に着いた、自分は駐車場の情報(最大料金の有無等)とかは事前に調べるタイプなのでこういう真面目な所だけは評価してほしいと常々思ってる。

開園まで1時間ほど時間があったので隣の大阪城までぶらつくことにした、大阪城は色々な国籍の人が観光に来ていて、ここだけ異空間みたいだった。

海外の人からすると城ってやっぱ見たいと思える文化なのかな、自分は日本で生まれて日本で育っているので城にあまり特別な感情を抱かない、あまり歴史を熱心に勉強してこなかったのも大きいと思うけど。

自分も彼らを見習ってちゃんと城を見学しようと思ったら5分前に入場時間が終わっていて入れなかった。「ふん、別に見たいとか思ってないし・・・」と強がりながら外観と写真だけ撮っておいた。


いい写真


売店で適当にお土産を買って、いい感じの時間になったので会場に向かうことにした、「大阪城の近く」だけは知ってて、正確な場所は誰一人として把握してなかったんだけど、まぁなんとかなるだろうと大阪城公園を適当に歩いていたら道を間違えまくってかなりギリギリの到着になった、駐車場事前に調べるなら会場の場所も事前に調べとけよ。

席は丁度ど真ん中で、自分の前に人が座っていなかったのでかなり見やすくなっていた。

舞台の感想としては、とにかくすごかった。ネタバレをしないで感想を伝えるのが難しいんだけど、やっぱりオッドタクシーという作品は構成にハッとさせられる、アニメの前日譚という位置づけだったんだけど、後半のアニメのシーンに自然に繋げる構成に思わず声が出そうになった。

あと、やっぱりオッドタクシーの脚本は点をばらまいて最後に線で繋げるって手法がかなり上手くて、やっぱりここも声が出そうになる。アニメの13話丸々使った伏線回収というか世界観を、舞台の2時間で上手いこと再現していてすごかった。

それと、舞台用に作られたオリジナルのキャラクターがうまいことアニメの前日譚としての役割を果たしていて、後付けの設定なのにそれを感じさせないのが作りとして丁寧で感心した。

ただ一個難点を挙げるとすると、椅子が長時間座るのに向いていなさすぎる設計で、後半は死にそうな腰との戦いになっていた。
アフタートークで明日の千秋楽も見に来てくださいって言ってたけどその前に椅子をなんとかしてくれと思った、舞台自体は素晴らしかった。

目的も無事に終わり、ご飯とかどうしようかとか適当に調べてたけど、どこも立地とか営業時間が微妙で(駐車場がない等)もう面倒だから帰りにSAで食べようということになった。

帰りは疲れていたので、気を紛らわせるために「○○年代生まれの人が懐かしいアニソンメドレー」とかを爆音で流しながら走った。

後半は脳が回ってなくて、ひとしきり歌った後に「これなんのアニメだっけ」と聞くだけのマシーンになっていた、夜の高速は景色もクソもないので本当によくない。

疲れていても気丈にポーズをする僕

そんなこんなで草津PAに到着した、この時点で残り100キロで、なんだか無駄に長く感じた。

さあ食べるぞと思って食券機の前にきたら7割程度のメニューが売り切れていて、もうラーメンとかそばとかしか残っていなかった。

ただここで文句を言わないのが大人、黙って京風ラーメン(680円)を注文してもくもくと食べた、本当はチャーハンとのセットがよかったんだけどそちらは売り切れていて、微妙に満足できない満腹感となった。


寒さが勝ってポーズできない僕

ということでさらに食べるためにもう少し先にある土山SAにも寄った、あんまり飯食べ足りないからSAはしごする人いないと思う。

もはやなんだったのかも覚えてないけど、近辺で名物の牛肉を使ったコロッケ定食かなんかを食べて無事に満腹となった。

満腹になったことで友達が気絶するように眠ってしまったので、残りの60キロは一人で運転した、眠いとかはなかったんだけど、とにかく暇だった。

帰りはなぜかコストコの運送トラックとずっと一緒に走ってて、勝手に仲間だなと思ったけどナンバーを見たら鹿児島で、頭が上がらなかった、仲間ではなかった。

そんなこんなで名古屋に帰ってきて、友達を家に送り届けたことでミッションは終了した。

疲れたけど、達成感が強く、少し経験値がもらえたなと感じた一日だった。

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