9/18 敬老2

昨日の続き



敬老の日当日は朝の10時頃に目が覚めた、アラームきっかり、こういうところは真面目なんだから

0時くらいになんとなく寂しくて始めたスペースがなんだかんだ朝の6時くらいまで続いて、結局寝たのは7時くらいになった

の割に10時間くらい寝ましたみたいな目覚めで結構スッキリしてた、最近特にこんな感じの睡眠が続いてて、多分ショートスリーパー寄りの体質だと思うんだけどショートスリーパー自称してる奴にろくな奴いないと思うから大人しく口を閉じるしかない

最近は外出の準備にかかる時間が伸びてきてて、普通に1時間半くらい掛かるのでその分早く起きないといけないのが大変だ

たまにいる10分くらいの準備だけで出てくる人は本当になんなんだ、ちょっとだけ憧れるけどムカつく気持ちもある

ということで準備ができたので花屋に花束を受け取りに向かった

昨日の店員さん居るかな〜と少しだけソワソワしてたんだけどカウンターにはムスッとした顔の男性が立っていて、如何にも店長です!みたいなオーラが周りから出ていたのが凄かった

答え合わせできなかったから店長ですか?とか聞いとけばよかったかな

ということで会計は事前に済ませてあるので文字通り花束を受け取って即店を出た、昨日いっぱい喋ったのでなんか少し寂しかった

ここら辺で思ったんだけど、家、花屋、祖母家の方向が

花屋←(20分)←家→(1時間)→祖母家

なせいでかなり移動の効率が悪いことに気付いた、何も考えずに良さげな花屋に入ったけど普通に祖母家の方向で探せばよかったな

今から向かうね〜と祖母に電話を入れて、高速に乗った

高速に乗った瞬間土砂降りになるわ工事してるせいで渋滞してるわでかなり散々だったけど無事に祖母家に着いた、雨は止んでいた

祖母家には駐車場がないのでいつも行く時は家の隣にある車の修理工場の駐車場を事前に許可を取ってお借りさせてもらってる、頭が上がらない

せめてもの気持ちとして借りる時は飲み物を人数分差し入れするんだけど、毎度毎度「お気持ちだけで嬉しいので全然大丈夫ですよ〜」「いやもう悪いんで貰ってってください」の応酬になる

こういう人の優しさに触れる度に積極的に人助けしようと思うんだけど、周りからはお節介くんだのいつか詐欺に合いそうだのと散々な言われ方をされるので割には合ってない

何時ぞやか友達と遊んでる時に道を聞かれて、調べたら徒歩で1時間くらいかかる場所だったんだけど、伝えるのも難しすぎる道だったから「じゃあ一緒に行きますか」と言った時は友達に「普通にすごいより怖いが勝つからやめて」と言われた(何の話?)

家に入って、まずは祖父の写真にただいまを伝えた、祖母の方針として祖父の墓は作らなかったので会えるのはここしかない

僕は、祖父との最後の会話が「頑張りすぎるなよ」だったことを未だに後悔している、最後までずっと自分の心配ばかりで安心させてあげられなかった

祖父は肺がんだった、悪化と好転を繰り返していて、最後に会った日も退院したとは言えかなりやせ細っており、ある程度は本人も自分も覚悟していた

去年の2月末に悪化してから呼吸器を付けての入院生活になり、もう長くないことは誰でも分かる状態だった

翌月の3月25日に祖父は永眠した、僕の誕生日の2日後で、なんだか最後の力を振り絞っておめでとうを言ってくれてるみたいだった

もう後悔はしたくなくて、それ以来祖母には定期的に会うようにしてる、お世話になってるから余計に

諸々祖父への近況報告が終わったあと、祖母に花を渡した、花言葉で選びつつピンク系でまとめてみたんだけど喜んでくれてよかった

渡した後は近況報告を含めてゆっくり話をした、基本的に祖母は心配性なのであれは大丈夫かとかこれは大丈夫かとか、そういう話ばっかりになる、早いとこ安心させてあげたいね

途中で私が生きてるうちに結婚とかしてくれると嬉しいって話が出たけど、何も言えなかった、いつか出来るかな報告

暗くなる前に帰りなと、おばあちゃんみたいな事を言われた(おばあちゃんなんだけど)ので17時前に出発することにした

最後のお見送りで「帰れたら電話してね」「分かった」とお馴染みのやり取りをして別れた

帰りはなんとなくゆっくり帰りたくて、下道を使った

雨上がりの夕日が綺麗で、ちょっとだけ頑張ろうと思えた

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